008 決定に不服のとき                          2006.10.08 掲載    
 000 はじめに   001 「障害」とは何か 002 障害認定基準と診断書
 003 診断書の頼み方   004 診断書の頼み方   005 申立書のポイント
 006 制度を活用しよう  007 いつ請求するの?  008 決定に不服のと
 009 保険料免除  010 保険料免除


わかりやすく説明するために、正確な法令・医学用語を使っていません。また、ここでは、特にパーキンソン病の方を対象にしています、障害年金の一般的な説明は厚生労働省や社会保険庁のサイトなどをご覧ください。

第8回 裁定結果に不服のとき

Q:今回も第7回と同じく障害年金の手続の流れに関するものですね

A:はい、支給が決定されたものの予想していた等級より低かったり、不支給の決定を受けたりした方からの相談も増えているので、一度採り上げたいと考えました。結果に不満があるとき、すなわち決定に不服があるときは、「不服申立て」といって、それを見直してもらう機会があります。

 法的なことで争う場合、「裁判」を思い浮かべる方がいると思います。裁判は時間も費用もかかり、「障害の状態」になった請求者にとっては、非常に厳しいものです。

 年金に関する法律では、「不服申立て」について、例えば国民年金法では法101条、厚生年金保険法では法90条、91条で規定しています。裁判よりも迅速に決定すべく、専門の審査機関が見直しを行います。

 最初の請求を「裁定請求」と言いますが、その決定に不服があるときに、「審査請求」という手続を行うことができます。また、「審査請求」の決定に不服があるときは、さらに「再審査請求」という手続を行うことができます。それでも不服があるときに初めて裁判所に訴訟を提起することになります。


 

 年金証書の裏面や不支給通知には、「この決定について不服があるときは、この決定があったことを知った日の翌日から起算して60日以内に文書または口頭で、社会保険審査官に審査請求をすることができます。」等と、記載されています。これが審査請求手続に関する文言です。誰でも審査請求する権利があるということです。

 文中の「決定があったことを知った日」とは、決定通知書を郵便で受取った日で、その日を忘れないようにします。審査請求書の様式の中で記載しないといけないからです。

Q:自分で手続するのですか。

A:手続することも可能です。

 ただ、ご留意頂きたいことがあります。既に提出した診断書と申立書をご覧頂いて、どうして予想した等級にならなかったか、確認することが大切です。確認しないまま、審査請求書に、審査官の感情に訴えようと、日頃のご苦労や愚痴のようなものを書かれたものを拝見したことがありますが、これでは等級は変わりません。

Q:それではどうしたら良いのでしょうか。

A:やはり専門家である社会保険労務士に一度相談することをお勧めします。障害年金の審査請求の経験がある社会保険労務士が一番良いと思います。

Q:何となく尻込みしてしまいそうですね。

A:いえ、絶対にあきらめてはいけません。医師が協力してくれる場合もあり、審査請求をして、本来のその方の状態に合った等級に決定されることもあるからです。審査請求までは郵送で手続を行うことができるので、何とかこの段階までで、本来の等級に決定されると良いと思います。


a Almondの感想


裁定結果に不服申し立てが出来ると言っても、本来そうあるべき等級に変えてもらうのには変更すべき根拠を明確にしなければならないのでしょう。
それには専門的知識を持った社会保険労務士の支援が必要になります。
佐々木社労士の「絶対にあきらめてはいけません」という言葉は私たち患者を勇気づけます。


佐々木久美子社会保険労務士 / ファイル作成 Almond



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