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コムタンと私 2008.05.18 UP

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新薬コムタンと私    

 新薬コムタンを最初に使ったのは、ひどいジスキネジアに苦しんで薬の飲み方に苦労しているとき、ちょうど去年の7月のことでした。あまり調子のよくない時期がその1年前ほどから続いており、薬の調整のために徳山医師会病院へ入院して新薬のコムタンを使おうということになりました。一日7回ないし8回でネオドパストンとの併用でした。これは、ジスキネジアを防ぐには当初かなり効果があるように思いました。ペルマックス、ネオドパストン、コムタンで調整を進めました。
 私はネオドパストン半分で、だいたい2〜3時間程度効くので、それが3錠半で一日は過ごせるのです。一日7回、ネオドパストンはすべてコムタンと一緒に飲みました。入院中は、かなり調整がうまく進み、これならと、自信を深めたところでした。
 退院してから、少し動きが悪くなり、薬がオンの状態まで身体を動かすには足りないように思えてきました。どうもコムタンをずっと飲んでいるのに、薬効時間が延びるどころか、かえってスムーズに動けないような、中途半端に薬が効いているようないないような変な感じになるのです。十分動けないのに薬が切れる、そんな気持ちの悪い状態になって、結局コムタンを飲んでジスキネジアを抑えるつもりが、動けないままで一日過ごすというふうになりました。
身体中がすばやく動くことを忘れてしまったかのように停滞し、歩いていても途中止まるともう足が出なくなる、そんな
ふうなオフも出てきました。
 コムタンは効きが鈍くて、オンにすることが難しい薬でした。たとえば、ペルマックスなどは、割合に飲んでから効いてくるのが早い薬です。それは、若年で薬の反応が敏感な私にジスキネジアの形ですぐに現れます。コムタンは併用するネオドパストンの作用をいくらか鈍らせるような働きをもっている感じがします。どうも薬が効いてこない、そう思う日々が続いたからでした。あまり動けないので、私は7回飲んでいたコムタンをきっぱりやめました。

 これが恐ろしいことを引き起こしたのです。飲み続けていた薬は、いっぺんに切らないことです。私はこのことで地獄に落ちたかというほどのつらい体験をしました。身体が棒のようになってまったく動かないのです。寝ていても向きさえ変えられない、手足もこおりついたようになり、まるで鉛の錘をつけたような感じで金縛りにあったかのようでした。手も足もまるで鉄の棒でした。自力で歩くことさえできませんでした。そんな状態が2週間あまり続いて一人で部屋にいることさえ不安でなりません。薬を飲むにも人の手をかりなきゃならないからです。コムタンのせいでこんなに自分の状態が悪くなるとは、正直思いませんでした。効果が感じられなければやめればいいや、くらいに軽く考えていたのです。いざいっぺんにやめてしまうと、他の効いていた薬まで効かなくなるなんて思いもしませんでした。身体を支えられないほど筋肉は固縮し寝ていても身の置き所がないほどつらいので、ほんとに絶望してしまいました。

 何週間かその状態は続きました。心底、弱気になりしばらくは落ち込んでいましたが、ぼちぼちと薬を調整することにして、主治医と相談の上、ペルマックスに代えてビシフロールを使うことにしました。ビシフロール4錠、ネオドパストン3錠半、それにシンメトレル6錠をジスキネジア対策に加え、一日の服用量にしました。
 ビシフロールは思ったより効果を感じました。薬の効きが心なしか良く続くようで助かりました。たとえば、ネオドパストンが少し切れかかる前にビシフロールを飲むとその効き目が30分くらい延びたりしました。シンメトレルはネオドパストンと同時に服用することでジスキネジアを抑えることにしました。これは、当初あまり効果のほどは感じられませんでしたが、5,6ヶ月くらいすると、完全にジスキネジアが抑え込めるようになりました。コムタンについては悪夢を味わいましたが、飲み方の工夫をしてもう一度トライしてみることにしました。確かに効き目は顕著に感じるほどよくないのですが、薬効時間は延びるようにいわれていましたし、ジスキネジアは出にくいので、少しは使えるかと思いました。それで単発的に一日2回、一回1錠を試してみることにしたのです。ネオドパストンの効きを遅らせるような感じは飲むタイミングを少しずらすことで上手くいっている人もあるので、その方の飲み方にならい、ネオドパストンが効いてきて飲むというやり方も試してみました。通常は一緒に飲んでいますが、今日は薬の効きがよくないなというときは、このワンテンポずらしは効果あるようです。心なしか薬効も延びた感じもします。ただし、ネオドパストンの一日の量を減らせるほどかというとそこまではいきません。まあ、一日2錠のコムタンではそれほどの効果も期待できないとは思いますが。

 このようにして薬の調整をして何とか生活を立て直すことができました。ただ困ったことに最近、シンメトレルの副作用で足が象のように腫れてくつがはけず、むくみで足が思うように動かせなくなったことです。半年もシンメトレルを6錠飲んでいると、このようなこともあるようです。何か対策をたてないとなりません。ビシフロールでもこのような足のむくみを生じることがあるようです。当面、シンメトレルを少し減らそうかと考えています。

 コムタンは使いようにより、良くも悪くもなるようです。いっぺんに使い出すより、少しずつ増やしていくようなやり方がいいように思います。8錠まで使えると当初聞きましたが、初めから上限ちかい数を使わないほうがいいように私は思いました。この薬は、思ったより使いづらい難しい薬です。ただ使いようによっては、ほんとに自分にあった使い方で生活が劇的に向上する人もあるようです。私の友達の若年性の方でコムタンを使って著しくよくなったという方もありました。飲み方を聞くと、毎回Lドーパと併用するのでなく、朝使うとか午後は使わないとか、自分の状態にあわせてかなり柔軟に使っているようです。この薬はこれだけでパーキンソン病の改善にはならないということだけ頭にいれておき、原則同時併用だけれども、ワンテンポずらしも飲み方としてはよいことをここに記しておきます。もし、コムタンを使われてどうも効きが悪い、薬がつながらないと思われる方がありましたら、ワンテンポずらしをされてみたらいかがかと思います。薬の特徴としては、鈍い効き、7割程度のオン状態、薬効時間は長い、そのような感じです。まだまだ実験的に試す余地はあるかと思いますが、何しろ使いこなすのがかなり難しいということは否めません。

                             原稿 きょん2/ファイル作成 あーもんど

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