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ただいま五里霧中 2010.04.15 UP

 きょん2の部屋を留守にしてほとんど休眠状態のまま数年がたち、気がつくと更年期に直面して戸惑う自分がいました。

加齢というのは今までにない症状を伴うものだと痛感させられています。

生活が制限されてくるのは今までも感じていましたが、それに呼応するかのようにだんだん臆病になっていくのが自分でも感じられます。

三十代の頃は子供を世話するのに必死で怖いもの知らずだったような気がしています。夢中でやってきた子育てにゴールが見えはじめてから、卵巣機能不全だといわれ治療をすることになりました。更年期にさしかかったことを認識させられる出来事でした。過度の貧血を併発していたため、ホルモン治療をすることになり、薬は微妙に合わせられなくなりました。

バランスが悪くなり、道で方向を変えようと振り向いた瞬間にばったり転ぶこともあって、転んだことのない私を途方にくれさせました。何かが違う、そういう気がして戸惑い混乱する毎日です。

五里霧中、ただいまその真っ最中なのです。ジスキネジアが抑えられたと思った数年前がうそのように遠くに感じられ新たな不安に悩まされています。

 何につけても自信がなくなって日に日に臆病になっていくのです。近距離の運転すら怖いと思うようになりました。車の運転がどうにかできるということが私の唯一の救いだったのに。体調が悪くて以前にも運転をやめていたことがあったけれども、数年前には恐怖に打ち勝って2年ぶりに運転ができるようになったのに。

目の前に更年期が立ちふさがってその向こうへ行きたいのに行けない、そのような五里霧中。霧が晴れるまでどうして過ごそうかとため息をつく日々。

 何かをやる勇気がないとき、じっとしのぐしかないのかもしれないと思ったり、この田舎にいて何ができるのだろうとぼーっと考えたりあきらめたり。

それでも、まだおいしいものを食べたいという本能的な思いがあるのだろうか。台所で時間をつぶしています。以前は億劫だった料理がこのごろでは自分の生活の大部分を占めています。

 自分の世界が物理的に狭くなってくると、それを埋め合わすように別の才能が芽を出すってあるのだろうか。

 ただいま五里霧中。霧のなかを不安ながら歩き続けています。いつか晴れるだろうと期待しながら。

 必ず明日は来るからって言い聞かせる自分に。前よりはちっとばかし気弱な自分に。この数年で私は前よりちっとばかし謙虚になりました。

以前が自信ありすぎたか・・なんちゃって・・。


                     原稿 きょん2/ファイル作成 sophia

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