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 パーキンソン病の治療の進め方

水野美邦先生の特別講演より

 

23.パーキンソン病治療

 

薬物治療   現在の治療の中心 最も有効

外科治療   一部の患者さんに有効

移植療法   効果や倫理面で制約

遺伝子治療  これからの治療 安全性への確立が大切

細胞療法   将来の治療法 安全性と倫理面の検討要

細胞保護療法 将来の薬物療法として研究中

 

今は、薬物療法を中心に、お話してきましたけれども、外科治療も一部行われております。その下の治療法というのは、これから出てくる治療法、将来の治療法でございます。

 

24.手術療法

 

破壊術:小さいキズをつける

  視床

  淡蒼球内節

 

電気刺激術:電極埋め込んで刺激する

  視床下核

  淡蒼球内節

  視床

 

手術療法をごく簡単にご紹介しますと、破壊術というのと、電気刺激術というのがあります。破壊術は、小さいキズをつける、電気刺激術は、電極を埋め込んで刺激するという手術方法です。どこへ入れるかというと、破壊の場合には2箇所、刺激の場合には、3箇所が、現在行われておりまして、そこで視床下核というのが、最近注目されています。この神経細胞が、パーキンソン病では非常に興奮していますので、そこに電極を埋め込んで、活動をもとにもどすことによって、症状がよくなります。

 

 

25.手術でよくなる症状 

 

視床下核刺激術・淡蒼球手術

 1.L-ドーパが効くが、すぐ切れる

 2. 効いている時に強い不随意運動

 

視床手術

 1. 片方の手が特にふるえる

  2. 薬でよくならない

 

 ところが、どの方でもよくなるかというと、決してそういうことではありませんで、L-ドーパが効くんだけど、すぐ切れてしまう患者さんとか、効くんだけど、効いている時に強い不随意運動が出る方、こういう方が、刺激術の対象になります。視床手術というのは、古くから行われている手術で、振るえの特に強い方に効果があります。この振るえは大抵薬でよくなりますが、一部の方は、薬でよくならない方がいらっしゃいます。そういう方には視床手術というのは今でも、行われております。

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2004.05.03

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