2005.05.08更新

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すくみ足の対処法 by sophia

すくみ足が出るようになってくると外出が怖くなり、外出を控えるようになるひとが多いようですが、それで一度家にこもってしまうとその後もう一人で外出できなくなってしまいます。老人の場合には転倒・骨折の危険もあるのでお勧めとはいえないかもしれませんが、あきらめてしまわず、何とか外出したい、ひとりで思うように歩きたいという気持ちを持って努力すればある程度克服できるかなと思います。。
そのためにはどうすればすくみ足に対処できるか?
すくみ足は頭で考えて理解できるものではありません。本で読んでも分からず、自分ですくむようになってはじめてすくみがどういうものか分かりました。
薬の調整、自分の歩き方、心の持ち方、ストレッチ運動についていろいろ試みるとなんとかすくみ足に対応できるようになるものです。いろいろ試行錯誤しながらも外出せざるを得ない環境にあったためで続けているうちにすくみの対処法が少しずつ分かってきたように思います。4,5年前すくんで歩くのが怖くなり主人の腕を借りて歩いた時期もありましたが、現在は一人で歩いています。

1、 薬の調整
まず、第一に薬の調整です。
すくみ足には大きく2つのタイプがあります。薬が足りなくて(オフ時に)でるすくみ足と薬が多すぎて(オン時に)出るすくみ足です。
2つのタイプのすくみ方は多少違います。
言葉で表すのは難しいのですが、オフのときは足に力が入らず、足の裏がきちんと地面につかない状態であることが原因かと思います。このようなときにはオンにすればいいのです。薬がもう少し足りないなという感じのときはL-ドーパを少し追加します。
厄介なのはオンのときのすくみ足で、自分の足が自分の思いとは別に勝手に動き、勝手に止まるという感じです。このときはもうすでにドーパミンの量が過剰になっているので、それを急に減らすことはできません。時間が経って丁度良いくらいの量になるのを待つしかありません。
オンのときにすくむと身体の動きに勢いがあるので、大きな怪我につながる危険があります。オフのときのすくみは転んでもゆっくり倒れるので、それほどひどい怪我にはなりません。

2.歩き方
歩く際にかかとがきっちりと地面につくように心がけることです。
すくんだときには大抵の場合、身体が前に行こうとして前傾姿勢になっています。そこであえて前に進もうとすると膝をついたり、つんのめって転ぶことになります。
すくんで足が動かないときは「急がず、まず落ち着いて姿勢を正し、身体をまっすぐに起こしてから深呼吸をして踵から大きく第一歩」がコツです。
薬が効いていないときでも、ゆっくり深呼吸をして姿勢を正して第一歩を踏み出し、ゆっくり落ち着いてあるけばなんとか歩けます。急いでいるとどうしても前かがみになりやすいので、自分で気がついたら一旦立ち止まって落ち着いて、自分で意識的に姿勢を正すようにします。歩くときに鼻歌を歌うくらいの気分で歩いたほうがすくまないようです。
視界が大きく開けていた方がすくまないので、障害物、狭い通路などは避けます。
外を歩いて何ともなかったのに家に入ったとたんにすくむこともあります。
人が縦横無尽に行きかうところでは突然前を横切られたりするとその途端にすくんでしまいます。そんなときでも“わが道を行く”でマイペースで周囲を気にせず歩けるようになればしめたものです。人のペースにあわそうとするとすくみます。横から話しかけられてもダメです。歩くことに集中するしかありません。一緒に歩く人に「話しかけないで」と頼んでおくのもひとつです。
さらに人の目を気にするとすくみます。お店へ入っていくとき、でるとき店員さんがみていると思っただけで、それまで普通に歩いていたのがすくんでしまいます。特に店を出るとき店員さんの視線を背中に感じるとすくみます。緊張のせいでしょう。
「どうぞ、先にお入り下さい」などとドアを開けられたり、道を譲られたりするとすくんでしまいます。「自分のペースで行きますからご親切無用です」と言いたいところです。

3.心の持ち方
すくみには薬の調整、歩き方のほかに心の持ち方も切り離せない問題です。
すくむんじゃないだろうか?という不安感がすくみを誘発します。以前にすくんだところへさしかかるという意識だけですくんでしまいますが、すくむからといってあきらめていたのでは段々外へでられなくなる、歩くのが怖くなってしまう、さらには歩き方を忘れてしまう(歩くときの平常心をわすれてしまう)。そうならないように敢えて毎日外へでる気持ちが必要だと思います。
どこで、どういうときに、どうしてすくむのかを考えながら歩いているうちに自分なりの対処法が分かってくると思います。
先へ急ぐ気持ちがあるとすくみやすくなります。時間に余裕をもつことが大事です。すくむと足が出ず、よけいに前へ前へと気持ちばかりが先行し余計に足が出なくなります。
1度すくんだり転んだりした場所は心の中にトラウマとなって残り、そこが鬼門になります。初めのうちはその場所を避けて通り、できるだけトラウマを引きずらないように、あまり深刻に考えないほうがいいかもしれません。
タクシーから降りて一歩を踏み出すときが困ります。タクシーの運転手さんはドアをしめようとしている、早く一歩をふみださなきゃと思えど足は出ず。そこで何食わぬ顔で立ち止まって辺りを見回したり、髪を直したりというくらいの心のゆとりがあれば大丈夫。大抵は焦ってすくんだり、ちょこちょこ歩きになったりします。

4.リハビリについて
すくむときの感じから身体のバランス保持の障害が強く関与していると思います。さらに足首、足指関節の固縮がそれを増強しているようです。
薬が効いていないときには踵が床につかず、歩いても足先が上にあがりません。さらに膝が少し曲がった状態になっています。これでは足が出ないのは当たり前なので、関節のストレッチは大切です。
以前はリハビリはあまり重要視されていなかったようですが、最近は早期からストレッチなどをするように勧めているようです。
私は時々プールで水中ウォーキングの教室に行っていますが、普通の人と一緒にやっています。いろいろな歩き方をしながらその中にストレッチ運動が入ったりして全身の運動になります。水の中ですからバランスを崩しても転倒の危険は少ないし、ある程度水の抵抗もあるので普通の人でもそんなに早くは動けないので私でもついていけるのです。1時間水中ウォーキングをしたあとは身体も軽くなり歩きやすいようです。
また、足が思うように動かないとき、スクワットをすると膝や足首の関節が伸びて足がでやすくなるように思います。
転び方も人それぞれのようで、膝をつく人、お尻から転ぶ人もいますが、私の場合の転び方は派手に転んで顔面着陸です。多分転んでもとっさに体勢を立て直せず、手も足も出ない状態で顔面からとなるようです。転ぶ回数は少ないですが大きい怪我になることが多く、転び方を考え練習する必要があるかと考えています。
2005.05.08 file作成sophia


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