2004.06.07 最終更新

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夢中になれるモノ探し♪ by

〜ピアノが弾けたらいいなぁ♪〜

ある日父に、「中学生まで習っていたピアノがまた弾けたら、一緒に合奏出来るねぇ♪」って冗談で言いました。というのも、父がたまぁにアコーディオンを弾いているからです。それに、義母は三味線を習っていて、義父もハーモニカを独学で練習しているので、フッと出た言葉でした。
父はこのことにすぐ反応して、ピアニカと童謡の楽譜を持ってきてくれました。
 私は早速弾いてみよう!と思ったのですが、音譜が読めなくなって、指も動きませんでした。それに、「プゥ〜♪プ〜♪」音がうるさいっ!! お隣さんとの壁がとっても薄いマンション住まいなので、ご近所迷惑になると思ってすぐにやめてしまいました。

ピアニカはイマイチでしたが、私は「いつかまたピアノを習ってみたいなぁ♪」と思うようになりました。
その事を病院でお友だちになった膠原病の患者さんに何気なく話したら、その方は駅前にある○○○音楽教室を探してきてくれたんです。すご〜く嬉しかったぁ? だけど、ちょっぴり戸惑いました。
私は震える症状があるので、自分自身震えていてもあまり気にしないでいられて、先生もレッスンを私のペースで気長に見てもらえるような方がいいなぁ…と思ったからです。以前習っていた先生が、とても厳しかった思い出があるので、しばらく悩んでいました。

 そんな時、リハビリで始めた体操教室で、偶然お仲間の一人にピアノ教室を開いている方がいるのを知りました☆
どぉしようっ!?と考えてもしょうがないので、体操教室が終わってから話しかけてみました。そしたら、「気軽な気持ちで一度うちにいらっしゃい!」と言ってくださり、次の週に伺うことにしました。

 今思えば、膠原病の患者さんが私のために教室探しをしてくれたことが、”背中をポンッ!”と押してもらえたような気がします。

〜ピアノとの再会♪〜

ピアノレッスン体験日…
先生のお宅には、グランドピアノが有りました。(わぁ、すご〜いっ♪)ドキドキ☆しながら20年ぶりに自分で弾いてみました。「ドぉ〜♪」…鳴った瞬間、ピアニカとは全然比べモノにならない素敵☆な音に、感動!しちゃいました。
そして、私が弾いてみたい曲の楽譜を先生が用意してくれていて、お手本を聴かせて頂きました。(うっとりぃ♪)またまた感動!!!してしまいました。CDを持っていて、ときどき聴いていましたが、やっぱり生演奏は違うっ! 本当にとてもとてもすばらしかったです。
それに、練習すれば自分も弾けるようになれるのかも♪と思ったら、すご〜くワクワク☆しました。

30分ほど丁寧に教えてもらった後、お茶を飲みながら先生が、「私は『脳梗塞』で2回倒れたことがあるのよ。父は民ちゃんと同じ『パーキンソン病』なの。」と話してくれました。
そんな大変な病気をされたのに、ピアノが弾けるなんてすごいっ☆ それに、私の症状も理解してもらえそうな気がして、安心しました。
私は本気でやる気になって、月2回ですが先生に教えて頂くことになりました。

〜レッツ!トライアゲイン♪〜

さて、どぉしよう!
難問@ 交通手段…
車で30分ぐらいかかる先生のお宅へ行くには、私は歩行が困難だし、自転車なんて危うい。かといって、運転免許取得2ヶ月だから、一人で運転する自信もない…
結局、一人で運転出来るようになるまでは、移動サポートにお願いして送迎してもらうことにしました。

 難問A 楽器…
ピアノは結婚する時に手放してしまったし、高額だから、主人がすぐ「買ってもいいよ!」とは許してもらえるハズがない…
仕方がないので、テーブルをピアノ代わりにして、「トン!トン!」と叩き、音は自分で「タン♪タタ〜ン♪」と呟きながら練習しました。

初!レッスンの日。全然弾けませんでした…
テーブルの上で練習した弾き方が、実際の鍵盤の幅とかなり違っていたので、指が思うように動かなかったからです。そこで、先生から『鍵盤が印刷されている用紙』をお借りして練習しました。(フジコ・へミングみたい☆)

第2回目レッスンの日。今回も思うようには弾けませんでした…
当たり前のことなんですけど、鍵盤は叩くと沈むのに、紙鍵盤の方は沈まないんですよね(笑)指に力があまり入らなくて、元気のない音しか出なかったんです。しかも、指がつってしまいました。

その頃から、「ピアノが欲しいっ!」と、毎日のようにおねだりしていました。けれども、さすがに主人は私の性格をよく知り尽くしている…「いつまで続くかわからないからダメッ!」の一言。めげずに、私も先生と作戦を立てては、しつこく頼み続けました。主人の目の前で練習したり、本物のピアノがいかにすばらしいかを、独り言のように熱く語ったりしていました。
ようやく2ヶ月目にして、やっと電子ピアノを購入する事が出来ました。やったぁ〜!\(^o^)/

〜気持ち良く弾かせてもらえない病気〜

今では時間があれば、1日2時間ぐらい練習しています。以前習っていた頃に比べたら、ピアノが楽しく♪ってしょうがないです。けれども、昔と違うのは…

○指はだいぶ動くようになったけど、筋肉の固縮があるので、曲の雰囲気に合わせて音を強弱させるのがむずかしぃ。特に、力強い音が上手く出せないのです。
アップテンポな曲になると、指の動きが鈍いのでどうしてもスローテンポになってしまいます(笑)

○カラダが固まっているのに、指を動かそうとすればするほど震えも出ます。特に、左足の自己主張が激しくなります。そのおかげで、ピアノを弾くことにだけ集中出来ないんです(笑)
うちで練習している時は、「勝手にふるえてていいよ!」って思えるんですけど、先生に聴いてもらう時に『がぁ〜っ!』ってふるえるのはとっても気になります。先生は至って気にならない様子で見てくれるので、すご〜く嬉しいんですけど、自分自身は感情を込めて弾きたいのに、止めることなんて出来ないのが分かっていながら、止めようと考えてる自分が登場してくる…気が散って、練習の成果を100%発揮出来ないんです。

○ペダルを踏むのも大変です。ペダルを踏みたい時に『フンッ!』と足が動くのが、いっつもワンテンポずれてしまうんです。これは多分反応が遅いのが原因ではないかと考えています。

○何時間も練習をしていると、アゴが外れそうな感じになります。どうやら、歯を無意識に食いしばっているみたいなんです(笑)

○車の運転と一緒なんですけど、肩の力が抜けなくて、肩コリになってしまいました。

 なかなかピアノを気持ちよく弾かせてもらえない病気ですが、練習すればしただけ上手くなる!って信じています。
事実、練習の甲斐あって、一人で運転してピアノ教室に行くことが出来ました!(^_^)v   
移動サポートの方たちや周りの方たちに励ましてもらったり、週2・3回の運転練習に付き合ってくれる義父や主人に感謝!感謝!です。

人前で弾くにはプレッシャーがかかるので、あくまで『自己満足の世界』なんですけど、先生みたいに弾けるようになりたいです♪
いつまで続くか分かりませんが、夢中になれるモノが見つかったような気がしています。


 2004.06.07 ファイル作成 

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