設 立 2003年09月26日
移 動 2004年05月13日
更 新 2005年09月22日
合 計 アクセスカウンター
本 日 アクセスカウンター
冤罪

冤罪を訴える死刑囚
再 審 へ の道 再び閉ざされる再審開始決定の門
1983年7月15日の免田事件から1989年1月31日の島田事件まで4件の死刑囚再審事件で無罪判決判決が言い渡された後、再び再審の扉は閉ざしたように見える。
【追記2005年4月5日】名張毒ブドウ酒事件について名古屋高等裁判所は再審開始を決定した。詳しくは当ページ奥西勝死刑囚の項目をご覧ください。

1993年の死刑再開から2004年4月までに死刑確定判決を受けたものと死刑囚を合わせるとちょうど100人いるのであるがそのうち38名が無罪主張、または事実誤認を訴えている。別項でも述べたがこの再審制度を持って延命を図る死刑囚がいるのもおそらく事実だろう。また三審制度を踏まえて確定した判決を覆すことは国民の司法に対する信頼を失う結果になることもある。

しかし死刑廃止派の中で少なくない人々が「冤罪可能性」をもって死刑制度を否定していることも重要な事実である。「一人の無辜も生み出さない」という言葉を戒めの言葉に過ぎない、と上記で述べた。しかし出来得る限りの努力を司法は求められているはずである。「判決の見直し」と、「冤罪の見逃し」を比較すれば、圧倒的に冤罪の見逃しのほうが司法に対する信頼を失う結果となる。

白鳥決定は「再審制度においても『疑わしいときは被告人の利益に』という刑事裁判の鉄則が適用される」としている。これは「ひとつでも冤罪可能性があれば再審決定はなされるべきである」ということではないのだろうか?現在の状況は白鳥決定は反故にされているように思える。

このホームページでは個々の事例には触れていないが、冤罪可能性があり支援活動をしているホームページを紹介したいと思う。是非ご覧頂きたい。
山野静二郎 死刑囚
不動産会社連続殺人事件 【事件発生】 1982年03月21日 第2次再審請求中
山野さんを支える会
山野死刑囚の再審請求等を支援している団体のホームページ。殺人は犯したが正当防衛であり計画的強盗殺人事件(訴因は強盗殺人罪)ではなかった、と主張している。キリスト教系団体と思われる。大阪拘置所収監。
陳  代偉 死刑囚・何   力 死刑囚
多摩市パチンコ店強盗殺人事件 【事件発生】 1992年05月30日
滞日中国人陳さん・何さんを支える会
陳死刑囚・何死刑囚の再審請求等を支援している団体のホームページ。取調べ中警察による拷問を受けたと主張している。アジア人差別ではないかと訴えている。入管収容施設問題のページだが更新されていない模様。東京拘置所収監。
藤波 芳夫 死刑囚
警察庁指定112号事件 【事件発生】 1981年03月29日
死刑廃止キリスト者連絡会
犯行時の覚醒剤使用による心身衰弱・心神喪失を訴える。基本的には死刑廃止団体としての活動。頻繁に更新されている。名前の通りキリスト教系団体のホームページ。東京拘置所収監。
大道寺将司 死刑囚
連続企業爆破事件 【事件発生】 1974年08月30日 第2次再審請求中
東アジア反日武装戦線に関するよもやま情報のホームページ
極左過激派だけあって支援する規模も大きい。「東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃とたたかう支援連絡会議」が支援連ニュースを発行している。三菱重工爆破事件では死者8名重軽傷165名もの爆破テロを行っているが、殺意は無かった等としている反面、爆破闘争を肯定する意見も掲載している。東京拘置所収監。
高田和三郎 死刑囚
友人3人殺人事件 【事件発生】 1972年02月01日 第1次再審請求準備中
死刑廃止キリスト者連絡会
3件の殺人事件のうち1件は証拠が無いこと等部分冤罪を訴える。基本的には死刑廃止団体としての活動。頻繁に更新されている。名前の通りキリスト教系団体のホームページ。東京拘置所収監。
荒井 政男 死刑囚
三崎事件 【事件発生】 1971年12月21日 第1次再審請求中
事件史探求・三崎事件
そばの会・三崎事件・荒井政男さんの場合
冤罪甲山事件
荒井政男死刑囚は冤罪救援団体等から冤罪可能性の高い死刑囚として知られているが、その援助団体によるページはない。上記は三崎事件に関する問題点をまとめたサイトである。とくに「冤罪甲山事件」のページは他の冤罪事件についてもわかりやすくまとめられている。東京拘置所収監。
袴田  巌 死刑囚
袴田事件 【事件発生】 1966年06月30日 第2次再審請求中
袴田巌さんの再審を開き、無罪を勝ち取る全国ネットワーク
袴田事件の報道を収集し配布する会ホームページ
無実の死刑囚・元プロボクサー袴田巌さんを救う会
浜北出身の無実の死刑囚袴田巌さんを救おう!
袴田巌死刑囚は冤罪可能性の高い事件として知られている。袴田死刑囚がキリスト教に入信していること、プロボクサーとして活躍していたことなどからキリスト教団体、ボクシング団体などが中心となって支援活動を行っている。2004年8月27日東京高等裁判所は再審請求を棄却した。東京拘置所収監。
金川  一 死刑囚
主婦殺人事件 【事件発生】 1979年09月11日 第2次再審請求中
全国「精神病」者集団
精神病患者によるホームページ。金川一死刑囚の擁護を行っている。金川死刑囚の強盗殺人事件前科と精神疾患による警察側の予断捜査の結果である冤罪と主張している。
大城 英明 死刑囚
内妻一家4人殺人事件 【事件発生】 1976年06月13日 第1次再審請求中
Top Pigeon
作家島田荘司氏による支援ホームページ。大城(旧姓・秋好)英明死刑囚の冤罪を訴える。4名殺害のうち1名は自分であるが3名は内縁の妻による犯行と主張。その場合死刑判決における初の絶対的冤罪事件(真犯人確定による冤罪)となる。福岡拘置所収監。
奥西  勝 死刑囚
名張毒ぶどう酒事件 【事件発生】 1961年03月28日 第7次再審請求中
名張事件を支援する会兵庫支部
名張毒ぶどう酒事件
事件史探求・名張・毒ぶどう酒事件
現在収監中の死刑囚で最も長い収監期間を送っている奥西勝死刑囚の支援ホームページ。1961年3月28日に発生した事件である。冤罪可能性が高いといわれており現在第7次再審請求を行っている。名古屋拘置所収監。
【追記2005年04月05日】1961年3月28日三重県名張市でブドウ酒に入れられた農薬で女性5人(当時25・30・34=奥西死刑囚の妻=・36=奥西死刑囚の愛人=・36)が死亡、12人が中毒症状になった「名張毒ブドウ酒事件」で殺人罪などに問われて死刑が確定した奥西勝死刑囚(79)の第7次再審請求に対し、名古屋高等裁判所は2005年4月5日再審を開始する決定をした。再審決定理由では「自白の信用性には重大な疑問があり、他の者による可能性は否定できない」などとし再審請求開始を決定する一方、奥西死刑囚の死刑執行を停止した。名古屋高等検察庁は決定を受け、異議申し立てを検討しており、3日以内に申し立てがあれば、改めて同高裁の別の部で審理が行われる。死刑確定者の再審請求が認められたのは戦後5例目、16年ぶり。

【追記2007年01月17日】2006年12月26日、名古屋高等裁判所で名張毒ぶどう酒事件の再審請求への決定書が交付された。名古屋高等検察庁による異議申し立てが認められ、昨年4月に出された再審開始決定は取り消された。これを受けて弁護側は2007年01月04日に最高裁判所に特別抗告した。
【掲示板】死刑廃止と死刑存置の考察■掲示板■名張毒ぶどう酒事件で再審開始決定
TOP次の記事>>E-mail掲示板BBS死刑関連NEWS

 ※ 最新記事や個別事件はBLOG版をご利用ください。

2004年5月28日登録

2005年6月26日登録
(C) 2004 APHROS ALL RIGHT RESERVED.