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| ミツバチの巣の中には、1匹の女王と、数千〜数万匹の働き蜂、そして数十匹〜数百匹のオス蜂が生活しています。 女王は産卵をすることだけが仕事です。 働き蜂は女王と同じDNAを持ったメスですが、卵から孵化して幼虫になった時点でローヤルゼリーをタップリ食べさせて貰えなかったばっかりに、働き蜂にさせられた運命にあります。働き蜂の仕事は日令によって育児・清掃・採蜜作業等と分担が変化しています。働き蜂は女王が産卵した有精卵から誕生します。 オス蜂は地域内に新女王が誕生した際にセックスのお相手、即ち交尾することだけが仕事で、セックス以外は何の仕事もしません。食事も働き蜂に給餌されて食べるだけです。オス蜂は女王が産卵する無精卵から誕生します。 ここでは、表題に沿って、ミツバチのセックスについて解説します。 働き蜂は、それまでの女王が老齢化や事故などで産卵が弱ってきたとき、あるいは死亡したときに、巣の中に卵や卵から孵化して1日以内の幼虫があれば、卵や1日齢幼虫にローヤルゼリーをタップリと与えながら落花生に似た形の王台をつくります。この王台から新女王が羽化してきます。1日齢幼虫からは13日で新女王の誕生になります。 旧女王は、新女王が誕生してくる前々日までに、半分近くの働き蜂を連れて別居する隠居?家を目指して旅立ちます。 新女王は誕生して7日頃からの晴れて風のない日に、交尾飛行に外出します。 晴れた風のないセックス日和には、その地区(半径数Km内)のオス蜂達100匹以上が上空10mくらいの風の少ないセックスに適した場所に群れになってたむろしています。 新女王は、こうしたオス蜂がたむろしている空間をフェロモンで嗅ぎつけるのか、迷わずに見つけて飛来して来ます。 オス蜂は新女王の飛来を知ると一斉に女王を目指して追いかけます。 真っ先に女王に追いついたオス蜂は女王に背中に馬乗りになり交尾します。 交尾を済ませたオスは挿入したペニスを抜こうとしますが、女王の膣の締め付けは厳しく、交尾器(ペニスと精嚢)を女王の膣に残したまま、腹部から千切れて地上に落下して絶命します。 すると、次のオス蜂が女王に追いつき、前のオスが残した交尾器を口で銜えてメスから抜き取り、馬乗りになって女王にとっては2回目の交尾をします。 以下、同様に、次々にオス蜂は前のオスが残した交尾器を抜き取っては交尾して、地上に落下して死んでいきます。 こうした交尾を15匹前後のオスと繰り返すと、女王は卵巣の傍に備えている貯精嚢がオスの精液で満たされ、セックスを終えて、巣に帰還することになります。 新女王が無事にセックスを終えて帰還すると、働き蜂は喜んで迎え、女王の膣に残ったままになっている最後に交尾したオスの交尾器を抜き取ります。 セックスを終えて帰還した女王は翌日から産卵を始めます。貯精嚢を開いて産卵する受精卵からは働き蜂になるメス蜂が生まれますが、貯精嚢を閉じて産んだ無精卵からはオス蜂になります。 女王のセックス旅行はこの1回だけで、2度と外出することはなく、2年〜3年間、1日に2000個の卵を産むことが出来ます。 この新女王セックスのための外出は危険と隣り合わせの冒険旅行で、次のように失敗に帰すことも多いです。 1、女王がセックス飛行からの帰還の途中でツバメやスズメバチに捕食されてしまった場合。 女王不在の巣になり、2〜3週間を経過すると、メスである多くの働き蜂が一斉に産卵を開始します。これを働蜂産卵と言いますが、働き蜂は交尾に出かけたことがないため無精卵しか産めないため、仕事をしないオス蜂ばかりになり巣は崩壊します。養蜂家は巣箱を開けてみれば容易に働蜂産卵の開始を見ることができますので、巣箱を100m離れた場所に移動して、巣箱内の蜂を全て振るい落とし、働蜂産卵を始めて飛べなくなったメスを野外に追放し、元の巣箱の位置に戻った働き蜂を他の健全群の巣箱に合同させる措置をとります。 働蜂産卵は謎の消滅と間違われることはありません。 2、オス蜂と巡り会えずに未交尾のままで帰還した場合。 この場合、女王は交尾出来るまで、晴れた風のない日を待って外出・交尾旅行を繰り返すことになります。それでも交尾出来ない場合は女王は未交尾産卵を始めるようになります。未交尾産卵は無精卵ばかりですからオス蜂しか誕生せずに、オス蜂は全く仕事をしないために、オス蜂の増加と共に群れは消滅します。養蜂家は巣箱を開けて幼虫を観察すれば働き蜂になるメスかは、幼虫や蛹の大きさがオスはメスよりも一回り大きく、極めて容易に判別出来ますので、無精卵産卵が始まったことを見れば女王をひねり潰し、他群に合同する作業を行います。 3、女王の交尾相手のオスが全て無精子だった場合。 こうした例は報告されていませんが、女王の交尾相手になったオスは15匹前後になります。 全てのオスが無精子のオスであったとすれば、未交尾で帰還した場合と同様に無精卵しか産めません。養蜂家は容易に未交尾産卵を認識して前項と同様な措置をとります。 4、交尾相手のオスの一部が無精子オスであった場合。 女王は1群に1匹しか存在せずに働き蜂からは大切にされますが、群を支配しているのは働き蜂です。ミツバチの女王は単に産卵する機械にすぎないのです。 |
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