キューポラ脇に装備された棒は、昭和12年から装備された高射具で、車体機銃を取り付けて対空攻撃に使用します。上の方に付いている丸い輪っかは、高低調節用のハンドル。






尾橇は薄い鋼板で作られています。


履帯パターンは横一直線の単純なものです。フェンダー上に排気管を装備。






誘導輪は車体よりも前方に張り出していて、超壕能力向上に一役買っています。履帯にセンターガイドがないため、誘導輪にも歯が付いていて、履帯が外れないようになっています。


車体後部には塹壕を乗り越えるための尾橇を装備。時代を感じさせます。

左にカーブを切る八九式中戦車。現在のようなスムーズな旋回はできず、カクカクと折れ曲がるように旋回していきます。





車体側面は複雑な面取りがしてあります。

武器学校の八九式中戦車。前面に段差がないので、乙型です。ハッチや視察孔など、前面でも開口部が多い。

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八九式中戦車






土砂を巻き上げて前進中。起動輪の前方からも土砂が横に滑り落ちています。





車長の格好は最新式ですが、車内無線は積んでいないと思うので、操縦手への操向命令は足で出しているのでしょうか(笑)。






車長の大きさと比較すると、近年の戦車と比べて大分横幅が小さく、相対的に背が高いのが分かります。履帯も細い。



2007年から可動状態に整備された八九式戦車。武器学校の開校記念で走行展示が行われます。





砲塔後部には九一式車載機銃をボールマウント式に装備。後ろの敵を撃つためではなく、使用時には砲塔を旋回させてこちらを前に持ってきます。脇の小さなハッチは視察用ですが、戦闘中に開けると危険な気も。






主砲は九〇式五糎七戦車砲。砲身は短く、対歩兵重視です。防盾は内装式。






砲塔には僅かに傾斜が付けられています。上部には車長用キューポラを装備。






アスファルトに刻まれた履帯痕。ゴムパッドが付いていないので削れますが、車重が13トンとそれほど大きくないので、めり込んだりはしません。





車体底部。地上からのクリアランスは意外と大きめ。





車体後部、機関室。左右にルーバーが用意されています。





車体右袖部。小さなハッチや楕円の孔は視察用かな。リベットが多数打たれていて、細かい面取がなされています。生産性は悪そう。





車体前面。向かって左に操縦手、右に前方銃手が位置します。車体銃はボールマウント式で、高い位置にあるのは塹壕内の敵を上から撃ちやすくするためかな。