シモバシラの華を求めて                        2007年1月

シモバシラの華を求めて高尾山を訪れた。シモバシラの華は寒い季節に見る事ができるが、今年の冬は暖冬で冷え込みが足りないため、シモバシラの華も小さく陽が当たると直ぐに融け始めてしまう。霜柱とは違うシモバシラ。シモバシラとはシソ科の植物のこと。

シモバシラ

シモバシラの華とは、植物のシモバシラと冬の寒さが造る氷の造形である。自然が造り出す造形のため一つとして同じ形のものはない。

普通の植物は冬になって枯れるともう水を吸わないため茎の中は乾燥している。
しかしシモバシラの仲間の植物は枯れた後も根から水を吸い上げ続けるという。

シモバシラ

シモバシラ

そのためシモバシラの茎は枯れた後も水を含んだままになる。冬になり気温が下がると茎の中の水は凍結する。

シモバシラ

水が凍結して氷になると体積が増えるため、シモバシラの茎に裂け目が生じる。

シモバシラ

茎が裂けた後も根は水を吸い上げ続ける。すると吸い上げられた水は茎の裂け目から外に染み出すことになる。

シモバシラ

茎から染み出した水は寒い外気に触れてたちまち凍りつく。そして次々と染み出してくる水が氷の塊を大きくしていく。

シモバシラ

このようにして造り出された氷の華は全てが違う形をしている。何に似ているだろうか。カタツムリ、アイスのコーン、貝、菱形、リボン、数字の6、あるいはハート形など。いつまでも見飽きることはない。

シモバシラの花の様子はこちら

霜柱

こちらは比較的良く見られる霜柱、氷の柱。

富士山

気温が暖かいため湿度が上がって富士山もくっきりとは見えない。

ボタンヅル

ボタンヅルの種が白い髭を長く伸ばしている。

カンアオイ

カンアオイは冬の只中に花を咲かせる。葉茎の根元に目立たない花を開いている。