最近の話題 2007 年47日

1.AMDの8コアMontreal

2007年4月1日のThe Inquirerが,AMDの8コアプロセサであるMontrealは,MCMに4コアのShanghaiを2チップ搭載してHT3経由で接続したものと書いています。

以前に何処かで見たのインタビューの記事で,AMDのマーケティングの人が,MCMが使えなくてマルチコア競争で遅れを取ったという話をしていたので,やはり,MCMの重要性を認識して開発はやっており,8コアで登場ということになるようです。単純に8コアを搭載したチップより,歩留まりは上がるので単体CPUは安くなるのですが,MCMと組み立てコストは高くなり,それで2チップを1チップ+アルファの値段で売るので楽ではない筈ですが,競争となればやむを得ないというところでしょう。

いずれにしても,ユーザーにはありがたい話です。

2.Transmetaが創立者Ditzel氏を含めて55人をリストラ

  2007年4月2日のTheRegisterが,Transmetaの更なる人員削減を報じています。それによると3月末で55人を解雇したということで,大部分はエンジニアということです。解雇者の中には,同社の創立者でCTOのDave Ditzel氏も含まれているとのことです。DaveはSunを辞めてから同社を立ちあげて頑張ってきたのですが,刀折れ,矢尽きたという感じです。

Sonyとの開発計画が削減され,MicrosoftのFlexGoも量的に立ち上がらないという状況で止むに止まれずということなのでしょうが,

削減後の人員65人はIPのライセンスとその技術サポートには,まだ多い感じで,なかなか大変そうです。

3.SunのElectronics部門が最初の顧客を獲得

  2007年4月3日のCNETが,3月xx日の話題で紹介したSunのMicroelectronics部門が最初の顧客を獲得したと報じています。

この最初の顧客はMarvell Technology社で,10Gbit Ethernetの通信をマルチスレッドでサポートするNeptuneのテクノロジをライセンスするとのことです。Marvell社は通信関係のLSIを多く手がけており,Neptuneの技術を取り入れ,サーバ用のネットワーク製品を開発して販売する予定だということです。

Niagaraなどのプロセサのライセンスではないのですが,まずは顧客が付いたというのは滑り出しとしては順調です。

Sunの人に聞いたところでは,Microelectronicsグループは,社内へのプロセサの供給時期だけでなく,どれだけ社外の設計に採用されたかに関しても事業の目標に含まれているとのことです。

4.

http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20070403corp.htm?iid=pr1_releasepri_20070403r

2007年4月3日にIntelは,4コアのClovertownの組み込み版を発表しました。製品名はXeon 5300シリーズですが,組み込み用なので通常製品より長いライフサイクルのサポートを行うとのことです。組み込み製品はプロセサの性能が直接見えないので,一旦,採用するとその機器の製品寿命のある間は同じプロセサで製造が続けられるのが一般的で,5年〜10年くらいは購入できないと困ります。

E5335は2GHz,D5345は2.33GHzクロックで,8MBのL2キャッシュを搭載し,FSBは1333MHzです。

また,Intelの組み込みプロセサを使った製品として,Orange County Chopper社のオートバイを紹介しました。4気筒 250馬力のエンジンを搭載する大型のバイクですが,指紋認識のキー,ディジタルダッシュボード,イグニッションコントロール,カメラによるリヤビューミラー,GPSによるナビゲーションやワイヤレス接続機能などを装備しているとのことです。このバイクは,E5300シリーズの発表と同時にSecond Lifeで発売されたそうです。