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ランタンヒマール、ゴサインクンドトレッキング日記
↑ガネッシュヒマール山群(左端はマナスル)

ランタン、ヒマールの概要
ランタン谷トレッキングは、カトマンズから近く、比較的短期間で歩けるため、
エベレストやアンナプルナに次ぐ人気コースとなっている。
またランタン谷からゴサインクンドへ至るコースは変化に富み、
振り返るとクーンブヒマールやアンナプルナ、ヒマールの眺望もよく、 訪れるトレッカーは多い。
航空機でトリブバン空港(カトマンズ)に着陸する直前に、 カトマンズの北に見える白い峰々がランタン、ヒマール山群で、
そこから幾重にも重なる緑の山々や段々畑がヘランブー地域である。
ランタン谷の両側には6千m以上の峰々が聳え立ち、 タマン族の文化が花開いていて見るも美しいコースである。
ランタン、ヒマールは東はジュjガール山群に続き、西はトリスリ川上流へ至る山群で
、 ランタン谷をはさみ魅力的な高峰が連なっている。
かつて、イギリスの登山家ティルマンに「世界で最も美しい谷の一つ」と紹介されて一躍有名になった。
それまでは、地図にもはっきりと記載されていない空白地帯であったらしい。
1973年にネパール国最初の国立公園に指定されてから、動植物の豊富なところでもあることから
バードウォチングや花に詳しい人達には見逃せない場所になっている。
ランタン谷一帯は高山植物の宝庫としても名高く、夏の谷は一面の花に埋まってしまう。
ランタン、ヒマールの最高峰はチベット領内にあるシシャ、パンマ(ゴサインタン、8027m)であるが、
盟主は秀麗なランタン、リルン(7225m)といっても過言ではない。
ランタンリルンは1978年に日本、ネパール合同登山隊により初登頂されているが、
1978年という遅い時期からも分かるように、 外国人が多くこの地域に入るようになったのは最近のことである。
ランタン谷はアニメ映画になった「ムーミン」のふるさと(フィンランド)に匹敵するとも言われており、
トレッキングは幻想的なまでの美しさを保っている村落が続く谷沿いのコースを歩く。
キャジン、ゴンバは、ランタン谷トレッキングのロッジのある最終地点で、 これから先は常時開いているロッジは無い。

トレッキング計画の概要



今回の全行程は18泊19日の予定だが、カトマンズからシャブルベンジまではバスで移動し、
そこからトレッキング開始、シェルパガオンを経てランタン谷に下り,
谷をつめて4日の行程で先ずキャジンゴンバに至る。
キャジンゴンバで4泊しその間、1日はランシサカルカまで足を延ばし、ヤクの番人小屋にて仮泊する。
その後、ランタン谷をもときた道を引き返し、
バンブーを経てスロシャブルに登りかえしシンゴンバ、チョロンパティ、ラウリビナヤクを経て  ゴサインクンドを目指す。
ゴサインクンドで2泊した後、ラウリビナヤク峠(4610m)を越えてヘランブー高原を南下し、
タレパティ、クツムサン、チプリン、チソパニ、と泊まりを重ねスンダリジャルに至る。
スンダリジャルからはタクシーでカトマンズに帰る。

2007年3月11日(日)
11:40発ネパール航空RA411便上海経由カトマンズ行きに乗るため9:30関空にメンバー6人が集合した。
定刻離陸、カトマンズには20:00着。空港にてVISA取得、有り難いことに3月31日までは日本人は無料でした。

3月12日(月)
カトマンズのバスセンターからシャブルベンジ行きのバスに乗る。 バスは超満員、乗れない人は屋根の上に乗る。荷物も屋根の上、 そのためバスの屋根は頑丈に作ってある。車内に柱が3本もあって屋根を支えている。 交通停滞のためカトマンズ市内を出るのに1時間程かかる。
やっと街道に出る、 段々畑、何処まで行っても段々畑、切り立った急斜面に作った段々畑の連続。 何故、人々はこんな処に住んでいるのか? 粗末な小屋と牛と山羊、そして子供達。 何故?の答えは「此処で生まれたから」と云うほかないだろう。
棚田の田植えをやっていた。昔の日本の農村を偲ばせる。
トリスリバザールで昼食、ガタガタ道を10時間揺られてケツが痛くなる頃やっとシャブルベンジに着いた。
屋根の上の人も荷物も振り落とすことも無くガードレールも無い悪路を走破した運転手は実に優秀なヤツだと思う。

3月13日(火)
あいにく、朝から雨。雨の中1300mほど登る。あとで判ったことだがこの雨が奥地では雪になっていたのだ
軍隊のチェックポイントを通過。
午後、雨あがる。
昼食はチベット人の家でお世話になる。この日はシェルパガオン(2510m)泊。
 

3月14日(水)
 
小雨模様の中、ランタン谷に下る。
午後雨あがる。
樹林帯のなかを谷に沿って遡る。
野猿に出迎えられる。
雨具を干しながらリバーサイドロッジで昼食。
時間に余裕があるので、予定していたラマホテルは通過。
ゴラタベラ(3020m)に3:40着。
高山病の影響か食欲不振
ランタンリルンがまぶしく見える。




 

3月15日(木)
晴天、ここからは雪道となる。
谷は一旦 狭くなるが、まもなく広く開き、ランタン村に至る。
ヨーグルトの工場がある。
ここには学校もあり、かなりの集落である
ここの宿でイスラエルの青年と知り合う
彼は九州の大牟田に居たことがあるという。
30歳。イスラエル生まれだが、父はユーゴースラビア、母はポーランド生まれという。
私がイエルサレムに行きたいが安全か?と聞くと7年前から安全だから是非次回は行きなさい。と云った。

3月16日(金)ランタン村からキャジンゴンバ(3949m)へ
晴天、完全な雪道となる、同行の一人が高山病のためか、足元がフラついて定かでなくなる。
自分も尻の調子が良くない、オナラばかりでる。

谷沿いに遡るとやがて、ランタン谷の谷奥に優美な山容のガンチェンポが見えてくる。
左手にランタンリルンを見ながら進むとやがて最奥の集落、キャジンゴンバに至る(12:50着)。
食欲不振、ハキそうになるため昼食を抜く。夜は持参のお粥パックと乾燥味噌汁で済ます。
夜、トイレに出たが満天の星空。都会に住んでいて空に星があることを忘れていた。


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