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キリマンジャロ敗退記
高校時代、受験勉強に明け暮れていた頃、私の机の前には雑誌「山と渓谷」 から切り抜いたキリマンジャロの写真が張ってあった。
友達が訪ねてくると「何処の山か解るか」と彼等にと問うと大抵は、「木曾の御岳さん」と答えた。
「違う、これはアフリカの最高峰キリマンジャロや」と教えていた記憶がある。
その頃からの憧れの山、いつか登ってみたいとは思っていたがアフリカはあまりにも遠かった。
70歳になったこの夏、その機会が訪れた。

2006年8月31日(木)〜9月1日(金)
9:15AM、関西空港集合、ツアーの同行者は関空からは9名。KLM868便でアムステルダムへ 飛ぶ、
同地で成田からの5名と合流する。この日はスキポール空港の近くのホテル泊。
翌朝、KLM569便でタンザニアのキリマンジャロ空港に飛ぶ。深夜に空港着。
迎えの車で街灯もない真っ暗な国道を飛ばしてキリマンジャロ山麓のマラングへ、ホテル泊。      

9月2日(土)ホテルから車でマラングゲートまで行き、登りにかかる、合言葉は「ポレポレ」 (ゆっくり、ゆっくり)、下山者と行き交う時は「ジャンボ」(今日は)と、挨拶する。 この日はマンダラハット(2727m)まで往く。
 
マラングゲートの受付所                       登山者へのNOTICE
 
出発点                                  整備された道を往く
 
熱帯樹林の中を往く
 
マンダラハットの食堂                         キャビン(4人部屋)



ハットの側には高山病に対する警告が張り出してあった。
もう少し真面目に見ておけば良かった
この警告はあとで身にしみることとなる。




9月3日(日)ホロンボハット(3720m)に向け出発する、しばらく往くと、森林限界を過ぎ、 乾燥したステップ地帯となる。歩くと微粒子のような細かい砂塵が舞い上がる。
 
森林限界を過ぎるとステップ地帯となる。                  カメレオン
 
いくつかの谷と尾根を越えるとホロンボハットが見えてくる。

9月4日(月)高度順応のため、マウエンジ峰の麓ゼブラロックまでの往復トレッキング
 
高度順応のためのトレッキング                  マウエンジ峰
 
ゆっくり休憩                                ゼブラロック


9月5日(火)
この日は最終キャンプ地のキボハット(4700m)に向かう予定だったが、朝起きると突然頭痛と吐き気に襲われ 高山病にかかったことを知る。 朝食のテーブルに付いたが吐き気がこみ上げてくるので席をはずす。
朝、ボーイが運んでくれた紅茶もあっというまに吐いてしまった。
これはいかんとパルス、オキシメーターで計ると酸素濃度45を示す。通常の半分の値だ。
このまま登山を続けると仲間に迷惑を掛け兼ねないので、ツアーリーダーに申し出て下山することとする。 高度については今年の3月にゴーキョピーク(5380m)の経験があるので自信があったし、 昨日までは快調そのものだったので、油断して薬も呑まないで寝てしまったのが悪かった。残念だが仕方が無い。

今回の最終到達点、ゼブラロック(4200m)頂上からのキリマンジャロ。
キリマンジャロは高校時代の写真のとおりに聳えていました。懐かしい山に再会した思いで言うこと無し。

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