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聖岳から光岳へ

2010年8月21日(土)
  聖岳から光岳のコースは南アルプスでも最南端のコースだ、甲斐駒、仙丈に始まる南アルプスは光岳に達して縦走が完成する。 南アルプスで登り残した聖岳、光岳に挑戦する機会がやってきた。
去年は計画しながら実現しなかったので今回はぜひとも成功させたい。
同行者2人と新幹線から飯田線に乗り継いで12時過ぎ飯田着。
JR飯田駅から遠山川の便りケ島までタクシーでゆく。便ケ島までは約2時間かかる。奥へ行くほど道路はひどくなり雨が降れば土砂崩れですぐ途絶する物騒な道だ。
聖光小屋に宿泊する。小屋の周辺には駐車場キャンプサイトもある。泊まり客は我々3人だけだった。
←聖光小屋               

2010年8月22日(日)
小屋を5時半に出発。西沢渡までは平坦な林道、旧営林小屋に荷物を渡すための渡り籠がある。
沢を渡ったところに営林小屋の廃墟があり、そこから地獄の急登が始まる。
眺望も全く無く、自然林の中をただ、ただ登るのみ。普段より重いザックが肩に食い込む。
6時間の喘ぐような急登の後、高山植物の咲き乱れる薊平に着いた。正午過ぎだった。
コーヒーを沸かして一服する。ここから20分ほど下ったところに聖平小屋がある。
 
↑西沢渡にある渡し籠。                      降雨が多いためか倒木にはびっしり苔が附いている。
 
薊平に近ずくころから高山植物の花がみられるようになる。トリカブトが目立つ。
 
やっと聖平を見下ろすところにきた。                この日の宿、聖平小屋
聖平小屋は水も豊富で自由に使えて、トイレも水洗(洋式もあり)で快適な小屋だった。

2010年8月23日(月)
小屋の朝食をゆっくりたべてから、空荷で聖の頂上を目指して出発。5時半だった。本日も快晴。
2時間ほどで頂上に着く。
 
↑登頂の途中にある子聖岳付近からみた聖岳。        頂上にて
 
頂上は360度の眺望、北の目の前には赤石岳、兎岳、百間洞の小屋もみえる。遠く仙丈ケ岳が見える。
 
左前方は天竜川をはさんで中央アルプスの山並み、その北の遠くに北アルプスの槍、穂高連峰が 見える。
 
この日は茶臼小屋にむけて出発する予定だったが、疲労回復のため連泊することにした。

2010年8月24日(火)
この日は茶臼小屋をとばして光小屋まで直行する予定で午前4時ライトをつけて出発
南岳のあたりで夜が明けた。
 
南岳から見た聖岳と兎岳                     上河内岳から見た聖岳と赤石岳(雲がかかっている)
 
上河内岳にて                              奇岩竹内門
 
仁田池                                 易老岳は自然林の中の広場
この日の長ちょうばの最後の詰め、光小屋までの谷筋のゴーロを辿る道は疲労も重なって大変ハードな登りであった。途中水場で水を汲んだりしたので小屋に着いたのは4時になってしまった。

2010年8月25日(水)
早朝、昨日は小屋への到着が遅れて行けなかったので、とりあえず光岳山頂を目指して登る。
山頂は何の特徴もない山林のなかにあり、眺望は無し。この山が百名山に選ばれた理由はよく分からない。
這い松の南限の山とのことだが、それだけでは誰もこの山には登らないだろう。
 
                                     小屋付近から見た朝焼けの富士山。
午前5時、小屋を出発、易老岳に戻り、易老渡を目指して下る。この降りでは疲労困憊して捗らずタクシーを待たしてしまった。
飯田でタクシーの運転手に教えてもらったスーパー銭湯に寄り5日間の垢を落とし、伸び放題の髭を剃って生ビールで無事生還を祝って乾杯。JRで帰路に着く。


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