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Phra Khanong /プラカノン市場と運河ボート
プラカノン運河
◆場所 : バンコク都プラカノン地区

◆行き方 :BTSスクムビット線プラカノン駅からオンヌット方面へ徒歩

◆時間 : BTSプラカノン駅から徒歩15分程度で市場と船着場

◆注意: 市場も運河ボートも全て観光地ではなく、多少のタイ語は必要。

またボートにお坊さんが乗られる場合が多いので、席には注意

バンコクで最も日本人密集度が高いのがスクムビット地区ですが、ガイドブックにもインターネットにもまず書かれない生活密着型水上バスが現在も活躍している運河があります。プラカノン運河!それはプラカノン市場と周辺のお寺を結んだ生活路線なのです。

バンコク在住日本人に人気のBTSトンロー駅からたった二駅先のプラカノン駅。スクムビット地区にありながらも地元密着型のプラカノン市場から、国際空港に近いシーナカリンを結んだ運河ボート。市場と周辺のお寺への小さな旅です。
 地図

スクムビット通り
スクムビット通り プラカノン運河を渡る橋の側道 この先が船着場

船着場入り口(舟側より)左上はスクムビット通り

バンコク中心部から東に向かうBTS(バンコク高架鉄道)スクムビット線のプラカノン駅はエカマイ駅のひとつ先。私の在住時(2000年〜2003年)はプロンポン駅近くに住んでいましたが、プロンポンからだと4つ目の駅になります。

以前はトンローやエカマイから東に行きますと、お洒落なスクムビットも一気にローカル色を強めたものですが、最近ではBTSが東に延長された影響もあってかプラカノン駅やオンヌット駅も日本人が住むエリアとなってきています。そう言えばプラカノンやオンヌット辺りは高層マンションの建設ラッシュです。今回紹介する水上バス(運河ボート)も何年か先には無くなるのかも知れません。

さてプラカノンには、そんなスクムビットにお住まいの日本人はあまり知らないだろう地元密着型の市場があり、その市場に行き来する人が多く使う水上バスがプラカノンにはあるのです。

BTSプラカノン駅を降りたら、東(オンヌット方向)に向かってスクムビット通りの左側(北側)を進みます。スクムビット通りはプラカノン運河を渡る橋になりますが、その側道を進んで運河に突き当たった所が船着場です。

ちなみにこの側道はスクムビット通りをUターンするの使われるので、車をお持ちの日本人在住者も通られた方も多いのではないでしょうか。
橋梁下のスペースを利用した床屋さんがあったり、橋梁南側にはディープなタイ好きが大喜びしそうなモタサイの運転手が着るユニフォーム専門店、そしてお店なのか通りなのか分からない通り抜けできる食堂などが並び、いつも人で賑わっています。


床屋 橋梁下のスペースを利用した床屋さん

モタサイ ユニフォーム スクムビット通り南側 モタサイ・ユニフォーム専門店

 食堂
スクムビット通り南側 食堂なのか通りなのか?
 食堂内
スクムビット通り南側 食堂内

橋梁北側がプラカノン市場。狭い路地を入り まずはプラカノン市場を見ましょう。バンコク都にはクロントゥーイのように大きな卸売市場も何箇所かありますが、プラカノンはその周辺の人達の市場。市場そのものは小さめながら野菜、肉、魚、そして日用雑貨と一通り揃っています。
他の市場にもよく見られるのですが、中央に中華風の祠があり、その辺りは大きな屋根で覆われて屋根の下には生鮮食品が売られています。その中央部を囲うように小さな常設のお店、そして屋台が並んでいます。私が好きなイーサンのお菓子?でもち米を卵に浸し焼いたカオ・チィもあります!

スクムビット通りとは市場を挟んで反対側は庶民の生活の場。スクムビットにありながらここだけがローカル色を色濃く残して物価も真空地帯のように安いのです。例えばタイ古式マッサージで言えば、都心部からプラカノンまでは外国人客が多く1時間250THB程度からスタートしますし、プラカノンのさらに東のオンヌットではマンションなども多く1時間150THBからになります。しかしこのプラカノン市場の北側では1時間99THBが一般的。もちろんタイ人客しか見かけませんが、食堂、洗濯屋さん、繕い物屋さん・・・と何でも揃っているので、私的には住むのに適した所だと思っています(洪水には若干難があるのですけどね)。

プラカノン市場
スクムビット通りから この路地の先が市場

プラカノン市場 中華祠
プラカノン市場にある中華風祠


市場中央
プラカノン市場中央

もち米焼き
カオニュア(もち米)を卵に浸し焼いたカオ・チィ 一枚5THBです。

 市場 タケノコ
タケノコです ここだけで美味しいタイ料理が出来そう
 市場周辺
周辺はここだけが物価が安く住みやすそうです

さて運河ボート(水上バス)に向かいましょう。スクムビット通りの橋梁下、側道の北側で運河に突き当たった所が船着場です。「タールア(船着場)・サパーン(橋)・プラカノン」が桟橋名のようです。すぐ近く、運河を渡る歩道橋よりにも桟橋がありますが、それは運河ボート用ではなく、どうも個人用か商売用のように思えます。

運河ボートの運航時間は日の出から日没まで、朝の忙しい時間帯は不明ですが、通常は一時間に一本。各正時に出るようです。
正時前にはお客を乗せたボートが到着、お客が降りたボートに乗っても良いですが、動かないボート中は暑いので出発間際まで桟橋で待ちます。
出発直前に桟橋で手伝っているおじさんが料金を徴収しに来ますので、この時に行き先を告げます。終点のシーナカリンまでTHB10(約30円かな)でした。安っ!!

桟橋
これが水上ボートです 青服が船頭さんで、白シャツは桟橋の係り員?


料金
出発前に料金の徴収です


舟は詰め込んでも20名乗れないぐらいでしょう。プラカノン運河周辺にはお寺が多く、お坊さんが日常の足としているボートなので、最前列はお坊さんように空けて置くのが暗黙の了解ごとです。

最初は高層マンションの中を縫うように運河を進みますが、やがてのどかな郊外の風景が続き、お参りなのかお寺が現れる度に乗り降りが繰り返されるようになります。
運河沿いには人がやっとすれ違える狭さの側道があり、時にはバイクが走っています(落ちないのか心配になりました)

運河沿いの家々には運河に面して玄関がある家も多く、時々食堂や商店も見かけます。また運河には多くの魚用の網が仕掛けられているのも見かけました。そして驚くことに小舟で商いをしている方も見かけました。今では観光で賑わう水上マーケットでしか見ることが出来ないと思っていたのですが、こんなスクムビットのすぐ近くにも残っていたのですねぇ〜

この運河の特徴は運河沿いに立派なお寺が多く、またイスラム教ムスクや中華風寺院も見られますした。私の隣に座ったおばさんがお寺が現れる度に一生懸命説明してくれるのですが、歯が抜けているのと早口なので半分も理解出来ませんでした。

プラカノン運河
しばらくは高層マンションが建ち並びます

プラカノン運河
民家のお勝手口のような船着場

 プラカノン運河 Wat
運河沿いには立派なお寺が多いです

 プラカノン運河
民家の玄関も運河に面しています

プラカノン運河 モスクイスラム教のムスク 

プラカノン運河 中華寺院中華寺院 

 プラカノン運河 お店
運河に面した商店もあります

プラカノン運河
お隣だったオバサン 途中で乗ったので船頭さんに支払います


運河ボートの終点はシーナカリン道路の橋の下。出発から40分ぐらいかかったでしょうか・・・ 周辺には何も見るべきものがありません(笑) シーナカリン道路でバスに乗っても良いのですが、スクムビットに戻るには遠回りで渋滞に巻き込まれる可能性もあります。
ここは大人しく運河ボートで戻るのが最善。ただ、出発までに時間があったので、終点ひとつ手前のWat Khachonsiriまで歩いて戻り、お参りと川の魚にタンブンをしながらボートを待ちました。


運河に面した家は自前の桟橋を持ち、子供たちは水浴遊び、運河に面したお寺も多く参拝者も使っています。また冒頭の画像のように観光用ではない水上の物売りも見られます。ボートに乗ると乗船客全員からずっと話しかけられ、周辺があまり見られないのが難点(笑)

タイの人々は恥ずかしがりやですが、庶民の生活の中に入ると、気さくでお節介で話好きです。そんなタイの人々と出会えるのもこの小さな旅の魅力なのかも知れません。

ALSTER
終点シーナカリンの近くで
運河ボート お坊さん
帰路はお坊さんが次々と乗られました


2013年時点でバンコクに残っていると言われる運河ボートで、観光客や駐妻と呼ばれる方々には無理としても、ディープなタイ好きには有名なのが「センセーブ運河ボート」。
バンコク郊外の学生さんが多い庶民の町ラムカーヘンから、日本人の多くが住むスクムビット地区(の裏側)を通り、伊勢丹デパートもあり観光客密集度が高いプラトナームへのルート。そしてプラトナームから旧市街とも言える地区で民主記念塔にも近いパンファー船着場までの2系統があります。

このセンセーブ運河ボートはラムカーヘン地区の一泊20ドル台の安ホテルに泊まる事が多い私には非常に便利な存在。バスなら軽く1時間はかかる距離を渋滞なしでラムカーヘンからプラトナームまで30分でTHB20(約60円)。

そのセンセーブ運河は本数も多いし速度も速く、一隻あたり50人以上乗れそうな大型のボートですが、ただ時に悪臭がするのと、速度が速いので波が立って水しぶき浴びる可能性が高いです。また、それを避けるために舟の両サイドでビニールシートを上げるので、実際には運河沿いの景色を楽しめないのが残念です。

バンコクには前述のセンセーブ運河以外に決まった路線と時間で運用されているのは(私が知る限り)・・・今回紹介したプラカノン運河、そして難易度が非常に高いがバンコクノーイ運河があります。

プラカノン運河ボートはプラカノン市場や運河沿いのお寺を結んだ生活密着型の路線。小舟でゆっくり運河を行く今も残る古いタイプの乗り合いボートで、お坊さんの利用が多いのも特徴的。私的にすごく楽しい路線でした。


(本情報は2013年7月時点で更新・確認しています)