「はるかぜ」第]弾はパスモ対応



TAKA  2007年 5月27日





 和寒様がご紹介された「はるかぜ」第]弾ですが、今日車で環七を走っていたら西新井大師前で、西新井行きの「はるかぜ」にすれ違いました。

 そのすれ違い時に見て驚いたのは「はるかぜ」第]弾のバスの前面にPASMOのピンクの幟が張ってある事です。と言う事は「はるかぜ」第]弾はPASMO対応になっているのです。確かに和寒様の写真をよく見ると今東京では珍しくなくなったバス前面の「PASMO」のピンクの幟が見えます。やはり運営当初からPASMO対応だったのでしょう。

はるかぜ]
PASMOの幟を掲げる「はるかぜ]」  撮影:和寒

 PASMOのHP利用可能交通機関(バス)を見ると日立自動車交通の名前が載っていますし、日立自動車交通HPにも「はるかぜ」「レインボーかつしか」でPASMO対応可能と言う事が書いてあります。PASMOは鉄道に関しては大手民鉄一斉に導入しましたが、バスに関しては3月18日にスタートした会社でも準備が出来た営業所から順次運用開始と言う事業者が多く、今の段階でバス全路線で使用可能と言うのは都バスぐらいだと思います。

 パスモの導入に関しては、バス車内の精算機の対応や営業所・本社でのデータ処理に対する対応等でかなりの費用が掛かる投資であり、それなりの規模のバス会社でも「(導入は表明しながら)段階的に慎重に対応」と言う会社も有りますし、今導入している会社でも「営業所毎に複数年かけて導入」と言う会社も多々ある状況で、バス会社にとってはかなり負担になるものである事は間違いありません。

 ですから「コミュバスでパスモ」という所は少なく、今導入している路線は日立自動車交通の「はるかぜ」「レインボーかつしか」・フジエクスプレスの「ちいばす」・国際興業の「練馬区バス交通実験光が丘〜東武練馬駅入口線」「練馬区福祉コミュニティバス日大練馬光が丘病院〜練馬北町車庫線」・小田急バスの「(コミュニティバス)祖師谷・成城地域循環」「(コミュニティバス)仙川駅〜緑ヶ丘循環」等で、その導入事例は数少ないと言う状況であると言えます。

 その中で(グループのタクシーは日本交通とフランチャイズ契約をしているが)バス事業者としても交通事業者としても決して規模が大きくないと言える日立自動車交通が、路線バス事業者でも「大規模投資に躊躇いを感じる」PASMO導入に踏み切ったと言うのは驚きであると言えます。

 運行路線がコミバスだけで台数も限られている日立自動車交通が、システム等でかなりの負担が掛かるPASMO導入に踏み切ったのは「路線バス事業に対する意気込み」と同時に「それなりに採算の取れる事業」で有るからこそだと思います。

 PASMOに関連した話ですが、つい先日仕事で東京に本社を持つバス会社で管理職の人と仕事関係の話をしていたのですが、その話の中で「どうもPASMOを導入している路線バス以外は4月・5月の売上が芳しくないらしい」と言う主旨の話がチラリと出ていました。実際その話は他の要件の話の中で混じって出てきた話であり、残念ながら話の真偽や詳細の状況は聞き出す事は出来ませんでしたが、確かにPASMOだけでなくSuicaも共通利用できる以上、首都圏を中心に約2000万枚出回っているICカードですから、確かに「使えない」となるとバスから利用者の足が遠のく可能性も否定できません。

 私も今までSuica・パスネット・バスカードと3枚のカードを持っていましたが、今ではSuicaがメインになり(あとは貯金代わりに20000円チャージ後死蔵しているPASMOを保有)、バスカードは持たなくなってしまい、バスで「PASMO非対応」となると「PASMO使えないの〜」とブツブツ言いながら現金で支払っている状況です。

 そのような状況ですから今のバス会社各社の営業成績等を見て、利用者の逸走を防ぐ為「PASMO導入を計画より繰り上げて実施」と言う会社が出てきてもおかしくない程、首都圏の利用者にPASMO・Suicaと言うICカードは受け入れられつつあると言えます。

 その中で御世辞にも「大きなバス会社」とは言えない日立自動車交通がPASMOを導入したというのは「英断」と言う事が出来ます。日立自動車交通の本体での営業範囲(タクシー事業は会社分割した子会社)ではPASMOのシステムが有効利用出来るのはコミバスを中心とした路線バス事業だけです。その中で既存路線バス会社でも慎重になるPASMOシステムの導入したと言う事は、会社にそれだけの投資に耐えられるキャッシュフローが有ると言う事と減価償却費を落とせるだけの採算性が有ると言う事を意味します。要は「はるかぜ」を始めとしたコミュバス運行の事業に関してはそれなりの採算性があることを示していると言えます。

 PASMOの導入に見るように日立自動車交通の積極姿勢も驚きですが、和寒様の分析された「はるかぜ]の採算分析」も正しいと言う事が、この様な点から傍証が出来たと言えます。返す返すも「はるかぜ」第]弾は「驚天動地」の世界だと思います。これだけ「積極経営」に出れるだけ「コミュバス運行は儲かる」と言う事が分かってくると、色々考えさせられる事が出て来る様な気がしているの私だけでしょうか……。





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