わがままな 釣魚水槽 

 

熊本には,むぞらしかさかなば,ぎょうさんおっとです.

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 Since 2002. 1. 5.      更新日:2007. 3. 10.


2007年3月10日 掲載 (Part 1)


イイダコの孵化2 (飼育記録) 魚のいろいろな特徴
2007年1月10日:寒くて
突然ですが、ウナギではなくイイダコです。かなり長いこと水槽にいます。餌は、1ヶ月近くもらえていません。11月に捕獲されたイイダコだからまだ交尾はしていないだろうし。メスかオスかもよくわからない。きっと産卵の望みもないであろうから逃がしてあげなければ。と思いつつ、暇がなくて海にいけてません。もうすっかりいじけモードになって、周りの貝殻や砂利を手繰り寄せては壁を作っています。なんとなく自閉症のようになってきました。
2007年2月4日:ついにリリース
二月に入って、さすがに限界だろうと思い逃がしてあげることにしました。まだ冬の始まりだから、リリースすれば伴侶にめぐり合えるかもしれない。最後の望みを託して、水槽から取り出し海に逃がすことにしました。土管にしっかりとしがみついているため、土管ごとこませバケツに移して、ゆっくり土管をはずそうと考えました。こませバケツに移してびっくりです。バケツの下には、米粒状の白い塊が何房か確認できました。”ゲ!産卵していた!”道理で、自閉症のような行動をとるはずだ”。しかし、時既におそし、土管からぶら下がっているはずの卵たちは、外れて散乱してしまい、親だこのケアーが受けられない状態になってしまいました。後悔先に立たず。仕方がないので、親だこは当初の予定通りに逃がしてあげることにしました。がんばって、土管からはずし有明海に逃がしました。
2007年2月4日:産卵していた!!
捕獲次期が11月だから、交尾にはまだ早いとたかをくくっていたのですが、まさか産卵しているとは。こませバケツから取り出してコップに移したイイダコの卵の房はどことなく木蓮の花を想像させてくれました。
 早期に捕獲した個体だから、無精卵かもしれません。そこで、外れた一個を取り出してよく眺めると、目や胴体らしきものができ始めていました。
”ありゃ〜〜〜、こりゃきっと有精卵だぞ”。
”母蛸の代わりをしてあげないとかわいそうだ”。
イイダコの産卵が二回目であった、わが釣魚水槽では、事の成り行きはある程度予想できた。
イイダコのお産は、わが釣魚水槽史上二回目となり、飼育できた個体は
すべて産卵していることになる。そのときの経緯は
http://www.geocities.jp/aliake_amakusa/200/209.htm
にて既に紹介済みである。
当時の記録を読み返すと、産卵期は3月下旬から4月である。
今回はそれに比べて、2月以上早いのはなぜだろう。
暖冬の影響だろうか?
まだまだチャンスはあると思うので、投げ釣りでイイダコがつれたら持ち帰って
飼育してみてはいかがですか?産卵および子育て現場に立ち会えるかもしれませんよ。
タコは、肌の乾燥や塩分濃度の違い(つまり真水)が嫌いなので、水面のある水槽なら逃げ出せません。通常の60cm水槽で飼育可能です。
2007年2月4日:特性ゆりかご
とはいっても、まったく望みがないでもないと思うので、
何とかしてあげたいと思いました。蛸は、生みつけた卵に酸素が行き届くようにロート
を使って、水を吹きかけます。さらに、外敵に襲われないように、前面をしっかりとガードします。これと異なり、イカは似た様な卵なのに、産みっぱなしにして、どこかに行ってしまいます。蛸は、壷のような閉鎖的な空間で産卵するのに対して、イカは潮通りのよい藻場などに卵を産み付けます。逆に、壷のようなところに生んでしまうから酸素がいきわたらなくなり、しきりに水を吹きかけなければならないのではないか?もしそうならば、落ちてしまった卵たちにも望みがあります。そうです、水槽には外敵がいないのです。さらに、適度な水流のところに卵を置いてあげれば、酸欠になる事なしに成長してくれるのではないでしょうか。そう考えて、水槽の水が出るところにゆりかごを作ってあげました(写真)。これで、卵には新鮮な海水が供給できるはずです。久しぶりに、海水を汲みに行って、半分交換しました。当分は、この状態で様子を見る事にします。これで孵化まで辿り着けたら、それはそれですごい事だと思う。
2007年2月7日:イソギンチャク?
海水を交換してから、水槽内のところどころに写真のような生物が出現し始めました。イソギンチャクのようなヒドラのような?なんだかよくわかりませんが、天然海水はこれだから面白いですね。
2007年2月13日:だんだん黄ばんできた
イイダコの卵は、微妙な変化なのでよくわかりません。
しいて言えば、赤い小さな目が、黒くなってやや大きくなったような気がすることや。目と目の間の眉間の部分に、茶色い色素が現れ始めた個体がいることなどです。これらの変化が、順調に育った証拠なのか、腐敗が始まった証拠なのか、見当がつかない。少しでも動きがあればいいのですが。。。。。。。。
まあ、腐ってカビが生えるまでは、望みを持ってゆりかごをゆすってあげる事にします。
2007年2月14日:目立った変化なし
5%程度は、腐敗した卵のようではあるが、大多数は赤くて小さな目玉と白色の小さな腕ができかけているように思える。日々の変化は微々たる物のようだ。きっとハッチしたときに、改めて経緯をまとめるのがよさそうだ。今回は、母親によるガードがないから、卵の成長過程を直接観察できる。
2007年2月22日:眉間に色素が!
ほとんどすべての個体が茶色く色づき始めました。目玉も大分しっかりしてきて、なんとなく成長していることを予感させてくれます。半信半疑だった孵化への期待が次第に確証に変わり始めました。じっくりと眺めながら、いつハッチするのだろうか?胎動に一喜一憂する新婚さんのような心境です。
  2007年2月24日:眼球が発達してきた
排水溝のネットで作った揺り籠の、ちびイイダコ達は少し変化が出てきました。一部は、完全に死滅し、腐敗によって二倍の大きさに卵が膨らんでいます。3分の1くらいは、成長が止まり、萎縮が始まりました。残った個体は眉間の茶色の部分が広がり始めました。ジーーーーーと眺めていると、少し動いたような気になります。人間で言うところの胎動のような感じもしないでもないのですが、なんせ小さいから良くわかりません。
2007年3月5日:ハッチアウト!!
出張から帰ると2匹のイイダコがハッチしていました。
しかし、活発に動き回る事ができず、ゆりかごでじっとしています。水流が強すぎるのかな?ちょっと、動けるようにしてあげようと思い、水槽のポンプを止め3時間ほど放置しておきました。すると、20匹近いイイダコがさらにハッチしました。
”親はなくとも子は育つ”との例えをふと思い出してしまいました。
やはり、外敵のいない水槽は、イイダコにとって格好のゆりかごであったようです。水槽にへばりついた生まれたてのイイダコの写真です。結構かわいいでしょ。
カミナリイカの時のように、生まれたてのイイダコの中には、油球を口元に付けている個体も多数見受けられました。
今度は、共食いリーグ戦の前に、アカムシで餌付けに挑戦してみたいと思っています。

2007年3月5日:ミニミニイイダコ
体長は5mm程度です。
親だこを小さくしたような感じです。
ちょっと水が臭うので、こうかんしてあげようと思っています。ついでに、餌としてイサザアミでも採ってきてあげようかな。なんだか透明な個体が多く、昔ほど活発に動いてくれない。栄養状態がよくない母蛸から生まれたために未熟児なのだろうか?
2007年3月6日:イサザアミとの同居
前回のイイダコ孵化時には、鯔の子供を餌として与えてみました。しかし、イイダコの成長よりも鯔のこの成長が早く、イイダコが鯔の子を食料として捕まえる事ができなくなり、共食いリーグが始まってしまいました。そこで、今回は、鯔の子ではなくイサザアミを餌として掬ってきました。イサザアミならイイダコを襲う事はないし、餌としては手ごろなサイズに思えます。水替えがてらのイサザアミの導入です。今のところ、イイダコの赤ちゃん達は興味を示しません
2007年3月7日:予備軍
最初の1房がハッチしたのみで、残りはまだハッチしません。しかし、写真のように順調に育っているようだから、ハッチも時間の問題だと思う。

2007年3月7日:色づくイイダコの赤ちゃん
ハッチ直後は、透明で弱弱しかったイイダコの赤ちゃんもだんだん動き回れるようになって来ました。写真のように色素もちゃんとしてきて立派な蛸ちゃんに変貌しつつあります。
中には、前回のように墨を吐く赤ちゃんだこも出始めました。
前回の飼育期間とほぼ肩を並べるところまできました。
さて問題は、餌の選択と安定供給です。

2cmくらいに育ったイイダコが水槽内をうろうろしていたら、さぞかし楽しいだろうなあ〜〜と想像する今日この頃であった。
Part 2 に続く↓





(注) 飼育一覧とは,生態観察が出来た生物達の意味で,現在全て飼っているわけではない.水槽サイズの制約から体長が20cmを越すと水質管理が極めて難しくなる.そのため,育ってしまった魚は,元の海に帰してあげている.また,十分観察できた魚達も元の海に帰してあげれるように努力している.
釣魚水槽 定義: 釣った魚を飼って楽しむための水槽.生簀や熱帯魚水槽と区別するために本HPで使用する造語である.
読みかた:ちょうぎょすいそう,チョウギョスイソウ,Cyogyo-suisou


2007年3月10日 掲載(Part 2) 

ウナギの成長記録3 説明
2007年2月3日:フィルターからの救出
発育の遅い個体は、しばしばフィルターの給水口に忍び込んでしまいます。そのたびに救出作戦をしなければならなくなります。きっと好き嫌いが激しく、餌を求めて脱走を企てるのだろうな〜〜〜〜?
2007年2月5日:食事時だよ
アカムシの餌にも慣れてきたので、食事時になるとこぞって砂利や土管のしたから出てきます。まさにウナギの養殖場の光景にどことなくオーバーラップします。
2007年2月8日:食べすぎ?
胃袋には、必死になって食べた赤虫が沢山入っているようです。食べ過ぎのせいか、頭と胃袋のぶぶんで、胴回りのサイズの不連続があるように見えます。
満腹状態のウナギを見るたびに、このずんぐりとした形はなにかににているな〜と思っていました。そうだ!ツチノコだ!ツチノコってのは、実はウナギだったりしないだろうか?体長の割の太かったりするし、陸上を歩いたりもするようだから、ありえない話ではないような。。。。。。
2007年2月10日:くっついているのがすき?
長さの差はさほどないのですが、成長の著しい個体とそうでない個体では、3倍近く太さが違ってきました。この差が広がると、共食いモードに入るのだろうか?空腹時には、しきりにすいそう内を泳ぎ回り、ともすると逃げ出そうとします。満腹時には、まったく姿を現しません。現在、水槽では、1日アカムシ1パックほどをたいらげています。昔は、蕎麦のようにちゅるちゅるという感じでしたが、今はガツガツという感じでアカムシをむさぼっています。
2007年2月11日:尾びれも立派になりました。
今までは、体も透明で、存在感のなかった尾びれですが、なかなか扇のようになって来ました。だんだん細くなっていくのではなく、写真のように末端部に膨らみがあり、存在感を誇示しています。
2007年2月23日:砂利のつもり?
普段はこんな感じで、砂利のような振りをしてたたずんでいます。最近は、鼻の先から突き出た筒が顕著になってきました。
2007年2月24日:10cm越えに一番乗り
順調に成長しているうなぎちゃんは、一番大きな個体が10cmを超えました。成長速度は、古い水槽と新しい水槽を比べると、古い水槽のほうが早いようです。これは、生息している数が、5:7であることに大きく依存しているようです。ほぼ同量の餌を両方の水槽に与えていますから、おのずと成長速度は変化してしまいます。
2ヶ月弱で、5cmだったシラスウナギが10cmになっちゃうからすさまじいスピードです。単純に長さが倍だとすると、体積は3乗の八倍になっちゃいますね。この成長スピードが、養殖業者にとっては圧倒的なメリットになることがわかります。
2007年2月25日:第二の犠牲者
部屋の隅を見るとなにやら黒いものが。
またしても、脱走者が出ました。
それも、もっとも大きな個体です。
確か2匹大きなのがいたと思っていたのですが、一匹しか見当たりませんでした。
そうです、もう一匹は、水槽から抜け出して、逃亡死していたのです。これで、古い水槽は、4匹になりました。新しい水槽は、現時点で逃亡が確認されていませんから、7匹存在しているものと思われます。これで、合計11匹が水槽で飼育されている事になります。自然死は、0ですが逃亡死の累計が5匹になりました。
2007年3月6日:10cmオバー
新しい水槽で飼育しているウナギたちもついに10cmを超えたようである。古い水槽に比べると10日ほど遅れているようである。しかし、サイズの不ぞろいはあまりなく、みんなが平等に餌を食べた結果かもしれない。
2007年3月6日:のた打ち回るウナギ
イイダコの赤ちゃん用に掬ってきたイサザアミをウナギたちにもあげました。泳ぎ回っているイサザアミを捕まえるのは苦手のようですが、地面を散策しているイサザアミを見つけると果敢にアタックし捕食していました。水槽に入れたイサザアミは、30分も経たないうちに食べられてしまいました。後には、おなかを大きくしたウナギが残りました。
少したって、二匹のウナギが暴れだし始めました。二匹ともイサザアミでおなかがはちきれんばかりです。そのうち一匹は狂ったように体をくねらせ八の字泳ぎをしていました。高速に八の字を泳ぎをした後、食べたイサザアミを吐き出していました。食べすぎで気持ち悪くなったのか?食あたりしたのかよくわかりませんが、とにかく狂ったよう暴れまくった挙句、すべてのイサザアミを吐き出していました。イサザアミは、餌としてむかないのかな?

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