わがままな 釣魚水槽


熊本には,むぞらしかさかなば,ぎょうさんおっとです.

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 Since 2002. 1. 5.      更新日:2006. 9. 28.


2006年9月28日 掲載 (Part 1)


うたせ船観光 魚のいろいろな特徴
うたせ船漁というのは、船いっぱいに帆を張り、風の力で底引き網をする漁の事です。風の吹く具合に応じ帆の張り方を加減するようです。10:30に乗船して、30分ほどで漁場に着きます。漁場は、御所の浦島と樋の島の沖合いぐらいのところです。水深は、40m前後のようです。まず網を下ろして、底引き網漁の準備をします。間口5m程の網を4枚海中に投入します。一時間ほどして、網を引き上げ、捕獲されたものをお土産として持ち帰るシステムです。底引き網の最中は、船上でランチが出たり、太刀魚釣りをしたりできます。なかなかゆったりとした漁で、外観的には大変優雅な漁の風景をかもし出します。魚介類に恵まれていた昔の不知火海ならこの漁だけでも生計が成り立ったかもしれないが、現在はこの観光収入が頼みの綱なのではないかと思われます。
 私自身は、大量のお土産よりも、水槽用の小魚が取れればそれなりに満足できるかなと思いました。あわよくば新種獲得とばかりに、乗り込んだのですが底引き網漁ですから魚の痛みが激しく、なかなか思うようになりません。多くの魚は、海毛虫の棘を体中に受けて絶命していました。それでも何とか持ち帰れたのは
危険魚のアカエイと瀕死の小魚たちでした。
イザリウオ
図鑑を見ていて、へんてこりんな魚がいるなあ〜〜と常々思っていました。その魚は、ハラビレと胸鰭を使って歩くように海底を散歩するらしいのです。とてもユーモラスな動きをどこかの映像で見たこともあり、是非自分の水槽で見てみたいものだと思っていました。それが写真のイザリウオです。
 なかなかぶにゅぶにゅ、ぶよぶよの塊で、全体的にはスライムのような感触です。瀕死の状態でしたが、何とか家までもちました。しかし、ところどころに海毛虫による棘攻撃が認められます。もう一匹網にかかっていたのですが、そっちは体中内出血で絶命していました。一晩たちましたが、今も水槽の隅で、ぶすっとしています。
非常にゆっくりと動くようで、時折場所が変わります。でも、見ているときは、ほとんど動きません。だから、見かけると非常にゆっくりと深呼吸をするイザリウオがそこにいます。体中がぶよぶよで、皮弁のようなものが体中に生えています。角のようなものが頭の上に二つあり、緊張するととさかの様に二つの角を立たせます。イザリウオにもいろいろいるようですが、細かいことはわからないから、イザリウオとだけしておきます。
 動きが”いざる:ひざを床につけたまま前進するさま”に似ていることからなずけられたようです。
このイザリウオは、アンコウの仲間で、顔面にある釣竿(吻上棘)を使って小魚をおびき寄せ丸呑みします。この魚の釣竿は横じまのショートロッドといった感じですね。ロッドの先には、疑似餌(エスカ)がついていてひらつかせるようです。写真では灰色のふさふさが見えます。
今のところ、緊張状態で釣竿は折りたたんだままだけど、そのうち落ち着いたら、ルアーフィッシングのお手並みを見せてくれるかな?
 実はこの魚、アンコウの仲間らしいのです。体のぶよぶよもうなずけます。さらに、体よりも大きな魚まで飲み込めるらしく、そのためにぶよぶよのおなかをしているらしいのです。
 しかし、へんてこりんな魚で、大変楽しみです。
メイタガレイ?
待望のフラットフィッシュです。15cm前後でしょうか。うっすらと縞々模様が見えます。この魚は、前方に突き出た目玉がとても特徴的魚です。
無眼側の写真です。真っ白です。鰭には目立った模様もなく、単調です。
ほらほら、すごいでしょ。
こんなに目玉が飛び出しちゃいますよ。
すっごい寄り目さんです。
こんなに飛び出して、しかも寄っている魚はメイタガレイぐらいでしょうね。
ヒメコトヒキ
ぱっとみには、シマイサキやコトヒキに似ていますが、ストライプの入り方がかなり異なります。
種類不明のカニ
なんだかよくわからないけど、せっかくなのでもって帰ってきました。バケツ輸送中には、死んだイザリウオを背中に担いでカモフラージュしていました。野ざらし水槽で生活してもらっています。
アカエイ
うたせ漁の網の中にアカエイの20cm(本体)が入っていました。
おっと!手ごろなサイズ!
早速、魚バサミで、こませバケツに捕獲。
船頭さんが”あぶなかけん!やめたらよかばい!!”
私、”いやあ〜〜、知ってますから、大丈夫です?”
船頭”刺されよったら、たいへんですけん”とかなり心配してもらった。
でもそこは、変人ですから、きっちり持ち帰りました。
港について、車のところで水替えをしていたら、くだんの船頭さんが寄ってきて、”やっぱあぶなかけん!!!””毒針ば、ぺんちかなんかでとりよったらよですけん”、いろいろ話したのち、”とりまっしょ!!!”といって、バケツからアカエイを取り出し、動かないようにしてから、素手で”バッキ”ともぎ取ってしまいました。”これで安心ですけん!”。やっぱり相当心配だったみたいで、毒針を取り除いた後、船頭さんは晴れ晴れとした顔をしていました。”いや〜〜〜〜、すいません。助かります。”とお礼を言って、帰路に着きました。
お〜〜〜〜〜!
なんだか水族館にいるみたいだぞ!!
残念ながら、翌朝は星になってしまいました。
結構丈夫だろうから、屋外水槽で準備ができるまで我慢してもらおうと思っていたのですが、やはりだめでした。環境変化にこらえきれず。。。。。。。。。
90cm水槽にはとてもぴったりのサイズだったのですが残念です。
 せっかく船頭さんに毒針までとってもらったのに。
アカエイの毒針は、尋常な痛さでないらしいですから(刺されたことはありません)皆さんはくれぐれも気を付けください。
キビレちゃん
なんだかんだと、立派に極暑の夏を乗り切ったキビレちゃんです。
Part 2 に続く↓


2006年9月28日 掲載(Part 2) 

その他について 説明
ホウボウ科 ヒメソコカナガシラ ?
水槽内にいたら、さぞきれいだろうと常々思っているほうぼう。今回の目的魚No.2でした。運よく一匹は採れたのですが、減圧のため、すでに内臓の一部が出ていました。やはり、致命傷だったようで、下船後すでに死んでいたようです。もしも、水槽内で泳いでくれていたら、きっと写真のようなアゲハチョウ(カラフルな胸鰭)が舞っていたことでしょう。
で、ホウボウかと思ったら、種名は違うようなのです。先ほどの鰭の模様が単調であることや角が生えていることで見分けられそうです。
よくわからないが、ヒメソコカナガシラが一番しっくり来そうです。
ホウボウは顔が丸こいのですが、この魚は写真のようにいかつい上に角が生えています。上から見ると目つきも鋭く、にらみを利かしている感じがします。胸鰭は、アゲハチョウのようにカラフルで、ハラビレは指のように独立していて、その指を立てて海底を徘徊するようです。
 雰囲気的には、淡水魚のカマツカに似ていますね。
指四本サイズの太刀魚
うたせ船で底引き網をしている最中は、船上で料理を食べたり、太刀魚釣りをしたりします。残念ながら、時間がよくないから、針にはかかってくれません。船頭が釣った一匹をもらって帰りました。この刀のような魚をどうさばくかいろいろと調べて、刺身にしてみました。
シャコ (セスジシャコ)
うたせ網で取れたシャコです。カマキリのような腕を持っています。そうです、すし屋のシャコはこの生物のおなかの部分です。これと似た名前に、シャクという生物がいます。砂泥底に住処を作って生息する生物で、正式にはアナジャコと呼ばれます。
 写真のシャコはちょっと形の違う固体が見受けられます。調べてみると、一番上が本当の”シャコ”で、その下の三匹はセスジシャコのようです。
 どうやって食べたものか........
 塩茹でかな?

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