わがままな 釣魚水槽


熊本には,むぞらしかさかなば,ぎょうさんおっとです.

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 Since 2002. 1. 5.      更新日:2005. 8. 13.


2005年8月12日 掲載 


念願のキビレまみれ 魚のいろいろな特徴
キビレちゃん!!!  
春先に波止際を漂うキビレの新子を見つけてから,3ヶ月たってやっと釣りかたがわかりました.メイタサイズのキビレたちはカニが好物のようで,波止際にうろつくカニを求めって徘徊します.そのため,干潮時よりも満潮前後に浅いところで釣れることがわかりました.更に,日中よりも夜間のほうが分があるようです.じゃ,釣るときの餌はカニかというとそうでもなく,虫餌でバンバンヒットします.気のせいだと思うのですが,買ったばかりの生きのいい虫餌よりも,2日ほど冷蔵庫で弱らせた虫餌のほうが食いが良いようです.

縞々のでるタイミングがまだ良くわかりませんが,普通は写真のようにはっきりとした縞々が現れません.気分的なものだと思いますが,この魚を眺めているとコイチを思い出します.熊本では,キビレのことを“しらチン”と呼びます.これは”白っぽいチヌ”の意味になります.下の写真と比べると,白っぽいことがわかりますよね.
 大きすぎて飼育できずに食べちゃったキビレは,チヌなんかよりもずっとおいしい魚でした.特に,一塩して冷蔵庫で一晩寝かせたキビレは,絶品です.日本の東であまり話題にならないのは,キビレが南洋系の魚だからだそうです.
 標準和名は,”キチヌ”らしいのですが.語感が”鬼畜”に似ていて大変下品な印象を持ちます.ですから私は,あえてキビレを推奨したいな〜〜〜〜.
それらしい魚が取れたので,もって帰ったら,キビレ2匹にクロダイ2匹でした.仕方がないので,45cm水槽(せま!)に4匹を押し込めました.でもやっぱり,かわいそうなのでクロダイたちは,翌日リリースしました.
そんな折,DIYセンターの広告に60cm水槽セット4980円を見つけました.思わず”安!!!”.早速,購入し,海水も汲んで立ち上げました.基本性能は問題なしです.ただ,ライトハウスの電源とフィルターのモーターのコンセントが不釣合いで,うまくつなげることが出来ません.そうです,設計ミスがここにあったのです.だからこの値段か!まあしかし,4980円はありえないから,十分満足しています.新居に移ってかなり広くなった水槽を確かめるキビレちゃん二匹.
基本的には,隅っこに隠れています.まだ,フレークを餌として認識してくれません.イソスジエビの小さいのを入れてはいるのですが食べた形跡がありません.絶食状態で1週間が経ちました.
柳の下の鰌を思い浮かべつつ,同じ場所で釣りをしました.するとやはりキビレちゃんが釣れました.今度のは,手の平を一回り超えるサイズでした.なかなか堂々としたキビレちゃんです.(写真は4匹に見えますが,左端はガラスに映った魚です).60cmに手のひらサイズ3匹は,ちょっと厳しい感じがします.折をみて,リリースかな?
最後に連れてきたキビレちゃん.水槽に自分の姿を映し出し,不思議そうに眺めています.
真下からみたキビレちゃんです.結構つるんとした面持ちをしています.胸鰭も大きく,小回りが利きそうな体をしています.例えて言うなら,クロダイやキビレはラリーカーのような動きが出来る魚で,スズキやマグロはF1のレイシングカーのようなものではないでしょうか.
キビレの背鰭
今年は,キビレをじっくり観察できます.ながめていて気づいたことは,背びれの格納スペースがちゃんと用意されていることです.魚の背びれなどと言うものは,単に突き出ているものだと思っていました.でも違ったのです.背びれの棘は折りたたみ式で,遊泳時には,体にくっつけます.そうして上の写真のように,つるんとした形になり抵抗を抑えます.背びれの棘と体側の鱗は連動せず,あたかも着ぐるみの背中のチャックのようになります.
キビレはクロダイに比べて鱗のサイズが大きいのでこの格納スペースを容易に観察できます.背びれ後部の軟条の部分は格納スペースがなく,背中から直接突き出します.

(背びれを立てているところ)

(背びれを格納しているところ)
更に詳しく見ると,背びれの棘は,両サイドが平坦面であることがわかります.つまり,棘の断面は丸ではなく四角くなっているようなのです.そのほうがしっかりと格納でき,遊泳時の渦水流の発生を抑えられるのでしょうね.よく出来たものだと,感心しています.
背びれだけではなく,尻鰭も格納できるようになっていました.戦闘機の可変翼よろしく,出し入れしながら水の抵抗をうまく利用しているのがわかります.
クロダイ (一歳3ヶ月)
キビレと違って,クロダイはやはり”黒”だい!!ですね.
縞々もはっきりしていて,いぶし銀になります.我々でしたら左の写真は,縦縞って言いますようね.英語でも,垂直な縞と呼ぶらしいのです.ところが魚類図鑑では,”横じま”と呼ぶらしいイのです.魚体と平衡に走る縞々なら,横縞といいたいとこですが,魚類学者は縦縞と呼ぶらしいのです.何かおかしくないですか?縦・横を入れ替えたほうが,すっきるすると思うのだが.......
チビクロダイその後
6月に採集したチビクロダイたちも2ヶ月半が経過しようとしている.順調に生育しており,最大の個体で7cmに達しようとしている.水槽で育ったチビチヌたちは,色白でまるでしらチンのようになる.
 7月はじめ10ぴきいたチビ黒鯛も今では4匹になってしまった.先日共食い現場を目撃した.内臓を食べ,目玉を食べ,それから肉を食べるようである.いつまで経っても弱肉強食のすさまじい世界である.
チビクロダイたちは,だんだん大きくなるものの数が減っていきます.また,成長に伴なって,自由に遊泳することが少なくなり,物陰に潜む時間が増えていきます.唯一,朝は食事タイムであることを認識しているようで,水槽越しに左右に激しく泳ぎながらアピールします.
ヒゲソリダイそれともコショウダイ
真っ黒くてひらひらする魚が波止際にいました.体長は4cm程度です.基本的にはこげ茶色なのですが,夜は写真のような縞々になります.髭剃りダイかコショウダイか決めかねているところです.
何とかクロダイの餌食にならずにいるのですが,フレークを食べてくれません.ひらひら状態が,日に日にぺらぺら状態になってしまっています.前飼っていたコショウダイも餌付けで着るまで,相当な時間がかかりました.
日中の様子.写真のように真っ黒な塊としてひらひら泳いでいます.尾鰭は大部分が透明です.
クジメ
7月中旬に網ですくったクジメです.残念ながら,猛暑に耐え切れず☆になってしまいました.


2005年8月12日 掲載 

ヒイカゴ掬い 熊本の夏の風物詩
  熊本市周辺の海では,夏になるとヒイカゴ漁が盛んに行われます.ヒイカは,これでもADULT.そうですイカの赤ちゃんでは無いのです.
標準和名は,ジンドウイカかベイカが対応します.じゃどっち?それは,僕にはわかりません.
暗闇の海面をカンテラで照らしだし,イカの大群が泳ぎ回っているときを狙って,網ですくいます.掬ったイカの網には,食べかけの小魚が沢山入ります.
食べかけの小魚としては,ヒイラギ,サッパ,鰯,ボラッコなどです.イカたちは,この小魚を目当てに集まってきます.
 ”イカが光に集まる習性を利用して......”とよくかいてありますが,私は眉唾だと思っています.光に集まるわけではなく,小魚に群がっているのがおそらく正解だと思います.
 暗闇で,明かりをつけると,プランクトンが集まってきます.このプランクトンを目当てに,小魚や大きなボラが集まってきます.イカは,この集まった,小魚を目当てに深いところを遊泳し,チャンスを伺っています.イカに直接光を当てると,逃げていってしまいます.ですから,光の届く範囲ぎりぎりが狙い目でしょう.
家内は,光をうまく操れば,イカを集めることが出来ると豪語しています.実際,その戦法で,2時間で約200パイ掬うことができました.掬い上げたイカは,最初褐色なのですが,死ぬと真っ白くなります.でも,死んで間もない個体は,体表面の色素がチカチカとフラッシングします.
沢山取れたときは,よく洗った後,小分けして急速冷凍して保存しました.解凍後のイカを天ぷらにしましたが,風味はとれたてとほとんど変りませんでした.
直径26cmのフライパンに,ヒイカをいれ,バターと白ワインとコショウと醤油で味付けると絶品です!!!
あまりの旨さに,家族三人であっという間にたいらげてしまいました.調理後の状態は,蛍烏賊のように見えます.

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