File No. 152
種名  アイナメ
採取当時のサイズ 15 cm
採取日 2005.1
採取地 上天草市七ツ割
備考
北西の寒風吹きすさぶ波止際を探り釣りをしているとヒットしてきました。天草周辺ではこのアイナメが良く釣れます。一方、熊本新港ではアイナメではなくクジメが良く釣れます。両者は見た目よく似ています。尾鰭のふちが曲線を描く場合がクジメで、直線的ならばアイナメというふうに見分けられます。天草で時々35cmくらいのアイナメを釣っていましたが水槽に入れるには大きすぎたのでこれまでは放流していました。水槽の飼育魚としてはアイナメよりもクジメのほうが一歩リードといった感じでしょう。
水槽内では, 日中は土管の中に潜んでいます.まだまだ,飼育期間が短いせいか,本来の姿を垣間見ることができません.泳ぎは,あまりうまくないようです.細長い体を前進させるための推進力が,尾鰭の小さな面積では,まかないきれないのも無理はないでしょう.胸鰭を使って,上体を起していますが,安定性はいまいちのようです.やはり,各部位のバランスがあまりよくなく,動きも比較的緩慢です.そうですね,たとえて言うなら,”ぬたぬた............ぱく!”っていう感じでしょうか.決してキスのように,ずばーーーーーーー!という捕食の感じではありません.泳ぐときは,背びれ,尾鰭,腹鰭を波打たせて,体全体で泳ぎます.なんとなく蛇のような感じです.太刀魚やカワハギのように背びれだけを波打たせて推進力を稼ぐようなことはできないようです.
 視線は,ほぼ前方から前方上部を見つめています.目玉は,カメレオンのようにぐりぐりと動きます.
これらのことから,アイナメは眼前にある餌なら飛びつけるが,ちょっと遠いところにある餌は,なかなか食べられないことがわかります.また,隠れ家の近くである,捨石周りや藻場が彼らの住処になることは容易に想像できます.そういった場所に向かってキャストし,少しの間あたりを待つのが得策でしょう.また,そこに落ちてしまった餌を食べているところは観察できませんでした.おそらく,体のバランスが他の魚のような逆立ち(クロダイ,ガラカブ,マダイなど)遊泳を可能に出来ず,摂餌エリアが目線よりも上に限定されていることに依存しているようです.ですから,アイナメの目の前をひらひらと餌がゆっくり動けば釣果があがるでしょう.
 

飼育開始 説明
水槽のヒーターで火傷しました.
仲良し3匹組み?ではなく
隠れ家の取り合い中.もっとも
が体の大きなクジメが,場所取
りしました.