種名 メジナ
File No.  120
サイズ:  5 cm +―> 15cm
採集日:  2001年7月
採集地:  大矢野島岩谷港
備考: 何度か飼っていますが比較的丈夫な魚です.愛くるしい目と口.特に目は,コバルトブルーに輝きます.魚体は,黒かったり,青黒かったり,青白かったり,まだらだったりします.体長が10cm未満の時は比較的おとなしく,混泳も別段問題はありません.しかし,10cmを越えるあたりから,縄バリの主張が激しくなり,周囲の魚(異種同種お構いなく)に喧嘩を売ります.
飼育記録
日付 記載 写真
2001.7 水槽に入れて間もないころの三匹.とても仲がよく,幼稚園の子供達を見ているようでした.手のひらサイズのクロ釣り上げるのは,造作もないことですが,木の葉サイズ(5cm前後)を釣るのは結構難しかったです.さらに,ダメージを最低限に抑えないと水槽で長持ちしません.
クロダイとも縄張り争いをするでもなく平和に暮らしていました.しかしながら,その本性は,弱いものいじめの,強いものに巻かれろ,といった感じの性格です.
ねむっているメジナは,体をまだらにして底の方で漂っていました.
メジナ君は寝ているとき,体表面にまだら模様を出します.この模様は,敵に追いかけられて逃げているときや,波止で釣り上げられたときによくみられます.一種の防衛本能によるカモフラージュなのでしょう.
明かりをつけて,全体が白っぽくなると青白い魚体に変化します.これでは,クロならぬ白ですね.
九州では,メジナをクロと呼んでいます.まさに,”クロ!!”って感じですね.
”あれまー何やってんだかね?ヒライソガニ君達は”といわんばかりの顔
クロの給餌範囲は,垂直方向に180度あります.つまり,漂っている餌も,落ちてる餌も,彼等には給餌の対象となります.
ちょっと上目づかい,でも,泳ぎ方は水平.それが,クロの普段の泳ぎ方です.餌が漂っていると感じる時は,体を起こして,ホバーリングしながら待ちます.
2002.2 三匹いたメジナの中で一番大きく育った固体.この丸々と太った姿をみるに,やはり私は餌をあげすぎなのだなあと実感いたします.
2002.2 通称でか黒,水槽の許容量を越えそうなので,海にかえしました.捕獲時は,5cm程度だったのに,半年で12cmにまで成長いたしました.大きくなるにつれて手におえない乱暴ものと化して,残りの二匹をぼろぼろにしました.そのため,ここ二ヶ月は,小さな38cm水槽(通称:独房)で生活していました.魚体を見る限り,健康状態は極めて良好のようです.
2002.2 二番目に大きかったメジナ.やはり,体長が10cmを越えるあたりから縄バリの主張が激しくなりました.一番小さなメジナを追いまわして傷だらけにしていました.以前は,自分がその追いまわされる立場だったのですが.
2002.2 尾鰭の欠けている部分は,デカクロに追いまわされて傷ついた古傷.横っ腹の傷は,チビクロを追いまわしてついた傷.いずれにしても,サイズアップしたため,餌の消費が大きく(逆にいうと水槽内に必要とされる有機物量が大きくなる),水質管理が難しくなりました.そこで,魚をリリースし,水槽内に導入される有機物量を調整する事としました.
2002.9. 夏終えて、水槽内の勢力争いにまけ、メジナはしばしばクロダイの攻撃に敗れて傷だらけになりました。そろそろ、リリースの次期だとさとり、1年3ヶ月生息していたメジナ君をリリースしました。
2002.9. 寝起きを襲われたメジナ君。
白いバケツに入れられて、クロならぬ白に変身したメジナ。

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