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わがままな 釣魚水槽


熊本には,むぞらしかさかなば,ぎょうさんおっとです.

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 Since 2002. 1. 5.      更新日:2005. 1. 2.


2006年1月2日 掲載 


コスジイシモチ (テンジクダイ科) 魚のいろいろな特徴
新種を求めて年末の波止へ出かけました。最初の砂地は散々な状態であったので、ドライブがてら天草下島まで出掛けました。最近は、イカ釣りがはやりなのか老若男女、えぎを海に向かって投げていました。一方、私は投げ釣り仕掛けとブッコミ仕掛けであたりを待ちます。ブッコ込みは季節柄、ガラカブ15cm強がヒットしてきました。しかし、ガラカブは本命で無いからリリースして新種のあたりを待ちます。
 そしてやっと釣れたのが、写真のコスジイシモチです。
イシモチの類は、ほんHPでも数多く紹介しています(ネンブツダイ、フタホシイシモチ、クロイシモチ)。今回のイシモチは、コスジイシモチです。よく似たイシモチに、オオスジイシモチがいます。両種は、縦じまの数と尾鰭の斑紋で分けられます。コスジイシモチは、8本の縦じまと尾鰭にかかる黒色の斑紋で識別されます。オオスジイシモチは、縦じま5本に尾鰭にかからない黒色の丸い印。
 イシモチの類は、マウスブリーダーで、生みっぱなし出は無く、口内保育をし生存率を上げます。雌が生み出した卵を、雄の親魚が口で受け止め、熟成させるらしいのです。そのうち水槽で観察してみたいと思っています。
新入クロダイ
北風がびゅうびゅう吹く波止で,爺衣服(股引の類上下)を着て,セーターを着て,防寒着上下を着て,更にホッカイロまで入れて,投げつりに出かけました.つれたのは,写真のキビレ(27cm弱)とチンチン.本当はカレイか落ちギス狙いだったのですが,またしてもキビレとチンチンでした.一投目で釣れたので,キープしてしまい,持ち帰ることになりました.でも,空いていたのは60cm水槽.なんだか,巨大魚水槽のようになってしまいました.
一晩たって,死んでいたら,塩焼きにするつもりだったのですが,低水温のためコマセバケツの水質悪化が緩慢であり,生き延びました.食べるには忍びないので,いつものように水槽行き.
 とはいっても,狭い空間で水質は着実に悪化していたようで,尻ビレ先端の太い棘の周辺に血がにじんでいました.この症状は,夏場のアンモニア中毒に良く似ています.
写真では,見難いかもしれませんが,胸ビレの付け根も血がにじんでおり,必ずしも健康な状態ではなかったことが伺われます.
2週間後完治した尻ビレの棘.血のにじみがすっかり取れて,きれいな白色になります.
胸鰭の付け根の血のにじみもおさまって,きれいな透明になりました.最初の3週間は、各鰭の先端がぼろぼろになります。おそらく、ストレスから来る発育不全と逃亡による外傷が加わってこのようになるようです。安心して水槽生活を送れるようになると、各鰭は次第に修復され、釣り上げたときよりも長くきれいになります。
クロダイやキビレの胸鰭は,薄くかなり大型です.そのため,水槽では絹の羽衣のようにさえ見えることがあります.この長い胸鰭は,背鰭の付け根まで到達でき,時折体を掻くしぐさをします.
鼻腔の位置は、マダイに比べかなり後ろ側によっています。後鼻腔は眼球のまん前にあります。歯並びを良く見ると、上顎の歯と下顎の歯が互い違いに並んでいるように見えます。
昼間,キビレちゃんは,じっと水槽に寄り添って,目玉だけを時折動かします.極端に慌てふためくことも無く,ただジーート時間だけが経過していきます.この状態では,60cm水槽の横幅に近づいています.

夜明け間際になると,大暴れをします.何とか脱走を企ているようですが,思うようになりません.この行動は,その他の時間帯では決してやりません.確かにこのキビレがつれたのは,夜明け直ぐでしたから,やはり薄暮のときに安心して活動する魚だといえます.
キビレ27cm弱の横顔

巨人の星のおねいさんを思わせる状態です.
60cmも90cmもキビレとクロダイの組み合わせで,魚種の変化には乏しくなっています.むかしは難しいと思ったのですが,クロダイやキビレはとても飼い易い魚たちであることわかりました.現状維持すれば,どちらも死ぬことなく飼育記録を伸ばすことでしょう.
年明け前に,釣りにいけたら,四匹ともリリースしようと考えています.

今年は,とにかくクロダイやキビレの当たり年で,労せずしてつれるようになりました.それは良いのですが,なかなか魚種を増やすことが難しくなってきました.来年はどんな魚とあえるやら.
コシダカウニ コシダカウニ
なんだか,死にません.捕獲後約一ヶ月が経過しました。夜な夜な水槽を徘徊します。体から長く突き出た透明な管状の物体が触手です。海栗の直径くらいはあるでしょうか。なんとなく馬糞海栗に似ているのですが、とげが紅白に縞々なので、コシダカウニではないかと思っています。触手を水流に任せて、ふらふらとさせています。
現在飼育中の個体は、直径1cm前後。時折、牡蠣殻を体に取り付けて擬装しています。暗い時は、水槽の壁面を動き回りますが、明るい時は物陰にいることが多いようです。何を食べているかわかりませんが、死にません。


2005年1月2日 掲載 

海水の比重 道具
水質の悪化は,アンモニアの増加が主要因で,塩分濃度はあんまり関係ないと思っていたのですが,天草系の海水から有明系の海水に換えたとたん,魚たちの体表面に異常が現れ(下記参照),ほぼ全滅してしまいました.これまでは,塩分濃度はそんなに影響しないと思っていたのですが,今回の症状は明らかに海水の違いに起因していると思われるので,具体的に比重計で計る事にしました.
 計測に用いたのは,左のコーラルライフという測定器です.プラスチック製で1700円しました.
計測の結果
 天草系海水=1.022
 有明海系海水=1.019-1.020

全滅した水槽は,天草で捕獲した魚達に有明海の海水を入れたことで起こりました.肌荒れみたいなものなのだろうか?しかし,結構違うものだと感心しました.
外側のメモリは,塩分濃度を示しているらしいのですが,一種の換算表だから情報量はあまり増えません.透明のプラスチック製指針にはめ込まれた白いウエイトが測定制度を保持しているようで,天秤の錘の役割を担います.
海水の比重測定は、写真のようにして行います。水槽に測定器を突っ込んで、水平を保ち、泡の影響を除去して天秤状の指針の先端を読みます。なかなか簡便で使いやすいと思っていましたが、難点があります。それは、この比重計が水槽越しにしか読み取れない事です。つまり、バケツの中の海水に比重は読み取れないのですよ。
 比重の調整をしてから海水を注入するのだから、水槽での直読は結構設計ミスかもしれませんね。

天草下島の海水比重は、これまでで一番高く
1.023−1.024の間でした。やっぱ、場所でいろいろ違うのは面白いですね。いれらの比重による違いが、プランクトンの成育に大きく作用するからプランクトン食の魚達の住み分けを反映するかもね。
水換えを行った当初、1.020−1.019の間だった有明海の海水は、三週間水槽内で蒸発したせいか比重が大きくなっていました。現在は、写真のように1.021程度の値を示したいます。比重計自体の再現性の問題もあると思いますが、やはり濃縮したのでしょう。
皮膚病 水質が原因?
かさぶた状の白い塊が体表面にボツボツ出現します.
体全体が白い膜で覆われるようになってきます.眼球周辺も、もやがかかってきており、おそらく視界は効かず。ただただ水槽を漂っているように見えます。
体全体が粉を吹いたようになり,泳ぐというよりも漂う感じです.このような状態になった後,2日後に死亡しました.ガラカブやコクチフサカサゴも同じ症状で他界しました.コクチフサカサゴは,目が白濁した後,クロダイに狙われて,眼球と顔面の皮膚をクロダイに食べられてしまいました.このような病状の魚の死体は臭いが強く,体の組織が分解しているものと思われます.組織の分解に伴った誘引物質をかぎ別けてクロダイが攻撃したのだと想像しています.過去にも似たような症状を経験しているから海水の塩分濃度は,結構重要な感じがします.
 採集地の環境に合わせることが,やはり長生きの秘訣なのでしょうね.

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