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電磁波
  目次
    身の回りの電磁波被曝を調べてみよう
      ◎電気製品や電線からの電磁波を測定してみよう!
        もし、2ミリガウスを越す被曝があったら
        一度だけでなく、何度も測ってみましょう。
        電磁波測定の目安
      ◎携帯電話やPHSのアンテナを探してみよう!
        弱い電磁波でも、長時間の被曝は危険です。
        上を向いて散歩しましょう。
        被曝する範囲にアンテナをみつけたら。

    携帯電話電波塔周辺に奇形植物

    近くでの携帯電話のアンテナの建設計画を知ったら
      ◎周辺の住民が建設に反対する理由
      ◎安全な距離の目安
      ◎携帯のアンテナの建設に不納得だったら
      ◎業者の説明会について

    延岡のKDDI基地局問題
      KDDI、住民の体調不良に「国の基準値内で運用しており問題ない」と
      その後の状況
      周辺の健康被害の実態例

    電磁波過敏症について

    太陽光発電による電磁波過敏症発生の可能性
      (後記)太陽光発電で発症しました!

    参照
    書籍



身の回りの電磁波被曝を調べてみよう

電磁波メ−タ−を貸し出すときに渡したチラシに加筆

電気製品や電線からの電磁波を測定してみよう!


 電気製品にはレンジやパソコン、テレビ、エアコン、ドライヤー、冷蔵庫、照明や調理器具を始め、強い電磁波を出すものがあります。コンセントや壁の裏の引き込み線、スイッチなどもお忘れなく。電磁波は壁を通りますので、隣りの部屋の電気製品の影響も調べましょう。また、2階以上の部屋は、下の階の照明器具からの被曝を床面近くで調べます。

 電磁波被曝は、電磁波の強さだけでなく、被曝する時間も問題になります。長時間すごす場所、特に夜寝るときの枕付近はよく調べましょう。

 戸外では、高圧線や電線からの被曝を調べて下さい。電柱を地下埋設している地区は路上も測定しましょう。

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もし、2ミリガウスを越す被曝があったら

 同じ電気製品でも、メーカーや製作された年によって、電磁波を出す量が異なります。買替えできるものであれば、被曝量の少ないものに替えましょう。それが難しければ、使用時間を最小限にして、使用時はできるだけ離れるしかありません。電気製品には、電源が入っていなくても、コンセントにつながっているとだけで電磁波がでるものもあります。使っていないときには、コンセントを抜くか、節電用のコンセントのスイッチを切っておきましょう。

 家中の至るところで2ミリガウス越える場合、あるいは戸外での被曝については、ご一報下さい。個人での対応はむずかしいです。

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一度だけでなく、何度も測ってみましょう。

 電磁波の強さは、その時使用されている電気の量によって違います。電気製品の使用頻度は季節によって違ってきますし、電線を流れる電気の量は、一日では調理の始まる夕方、一年ではみんながエアコンを使う夏の被曝量が多くなります。

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電磁波測定の目安

 電磁波と白血病やガンとの因果関係はまだ科学的に証明されていませんが、とくに子どもたちの健康を心配する母親を中心として、暮らしの中での電磁波被曝をできる限り減らそうという運動が広がりつつあります。

 電磁波の国際安全基準は5000ミリガウス、日本の電力会社の安全基準は1000ミリガウス(高圧線下で200ミリガウス)という高いものですが、無用の電磁波被曝を避けようとするひとたちの間では、高圧線下のこどもの白血病の研究や電磁波問題の先進地スウェーデン・アメリカの安全基準から、2ミリガウス以上の電磁波被曝は危険、住宅地では0.1ミリガウス以下の環境が望ましいとする考え方が取られています。

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携帯電話やPHSのアンテナを探してみよう!


弱い電磁波でも、長時間の被曝は危険です。

 携帯電話のマイクロ波が脳腫瘍を引き起こす危険性はひろく知られるようになりましたが、アンテナから微弱なマイクロ波が一日中出ていることはあまり知られていません。
 都会では、場所不足から、携帯電話やPHSのアンテナが学校の屋上に立つようになって、電磁波被曝を心配する親の反対運動がおき、建設反対運動や既設のアンテナの取り外しへの取り組みが始まっています。

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上を向いて散歩しましょう。

 上の方を眺めてみると…丘の上、空き地、マンションの上、電柱の上など、あちこちにたくさんのアンテナがたっています。携帯のアンテナは150〜250mで最大の被曝。PHSなら30mは離れたいものです。電磁波問題市民研究会にアンテナの写真があります。

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被曝する範囲にアンテナをみつけたら。

 都会での反対運動が功を奏し、当時の担当省の郵政省(今は総務省が担当)は周辺住民の建設への同意を取るよう、業者に指導しました。地権者、業者、総務省に「同意しない」の電話をいれ、撤去を申し入れましょう。撤去が無理なら、地主に契約の更新をしないよう頼みましょう。
 また、知人宅の近くにアンテナをみつけたら、教えてあげましょう。

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携帯電話電波塔周辺に奇形植物

 消費者レポート第1267号(2004 8/7)掲載の「携帯電話電波塔周辺に奇形植物」には、健康被害だけでなく、長野県伊那市に住む長野有機農業研究会のまきばの恵子さんからの報告の、ホテイアオイのように太い茎に10数個の花がひしめくタンポポや、花の中央から茎が出てまた花が咲くシロツメクサ、オシベやガクが花びら化したコスモスの写真も掲載されています。

 まきばのさんは、ご自分やお子さんの手足のしびれやのどの痛みなどの体調の異変に、中継基地から100〜300mに住む30人にアンケートを取ったところ、「特に以上なし」は9人のみで、残りの21名はリンパ節の腫れ、筋肉痛、視力の低下、思考力・集中力・注意力の低下などの症状を訴えました。まきばのさんは電磁波シールドクロスを電波塔側の壁や窓に張り巡らせ、頭が締めつけられるような感覚や夜中に動悸がして目覚めることはなくなりましたが、手足や頭のしびれ、自分が自分でなくなるような心や身体の状態に陥ることは今もあるそうです。「週間金曜日」7月2日号に伊那市に関する「電磁波が原因?奇形植物からの警告」が掲載された後、各地から同誌編集部に電波塔そばの奇形植物の情報が寄せられているそうです。週間金曜日によると、健康被害や植物の奇形を訴えているのは長野県伊那市の40歳の女性と同県高遠町の44歳の男性で、前者は住居から約200m離れてボーダフォンの基地局が、後者は約250m離れてNTTドコモの基地局があります。

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近くでの携帯電話のアンテナの建設計画を知ったら

周辺の住民が建設に反対する理由


 携帯のアンテナの建設は空き地に建築物を立てるだけなので、法的には隣接住民への周知や同意確認の義務はありません。必要なのは該当する自治会への工事に関する通知のみです。また、市町村への届け出も建築申請で、記載は建築物の強度に関するもののみです。

 それでも、業者が工事の挨拶に来て、あるいは工事車両の通らないところに住んでいて工事が始まってから気づいての建設反対運動が今全国の200カ所で起きているそうです。アンテナ周辺の住民が建設に反対する理由としては、下記の項目があげられています。
  1. 建設前に周辺住民に充分な周知を図るべきだ。
  2. 地震・台風による倒壊の危険性はないのか。
  3. 落雷の誘発による周辺住宅への被害がでないか。
  4. 建設により、資産価値が下落しないか。
  5. 周辺のアパートやマンションへの入居者や、店舗等への来客が減少するのではないか。
  6. 周辺で住民の転出が増え、転入が減るのではないか。
  7. 建設は自然豊かなのどかな風景を損なうのではないか。
  8. 電磁波被曝によって、健康が損なわれるのではないか。
 現在、携帯電話の電磁波の安全性が世界的に問題になっています。イギリス(2000年)では、全ての学校に「16歳以下の生徒は携帯電話の使用をしないよう」指導する通達を送付し、また学校近くの携帯電話基地局について、最大強度が学校を通らないことを守るよう指導されています。「誰でもわかる電磁波問題」大久保貞利著(緑風出版)には、2001年に周辺住民の反対運動で中止になった福井市のNTTドコモの基地局の建設計画が紹介されていますが、同計画の基地局は高さ20m/送信機出力96w、140〜220mの距離に円山小学校がありましたが、その距離での電磁波被曝は1平方cm当り0.116〜0.188μW、最大値は180m地点でした。

 健康被害には賛否両論ありますが、VOC-電磁波対策研究会には、世界各国の癌の発症、頭痛、めまい、疲労感、うつ、注意力の低下などの健康被害の調査結果が掲載されています。

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安全な距離の目安


 携帯のアンテナからの電磁波は近くなるほど強くなるのではなく、1番強く浴びるのは150~250m離れた地点です。総務省のホームページからダウンロードできる「電波と安心な暮らし」の12ページにも200mで電磁波被曝が最大になることを示した表が掲載されています(http://www.tele.soumu.go.jp/j/ele/body/emf_pamphlet.pdf)。

「誰でもわかる電磁波問題」大久保貞利著(緑風出版)によると、電磁波過敏症のひとが安心して暮らせるのは、携帯のアンテナから出る高周波の電力密度で0.001μW/平方cmだそうです。携帯のアンテナから出る高周波のこの数値は、高さ20m送信出力96Wのアンテナで540mは離れなければなりません。安全な距離はアンテナの高さや送信出力によって変わってくるので、アンテナの電磁波の電力密度を知りたいひとは、アンテナを建設しようとしている企業に連絡して、自分の家もしくは家族の通っている学校や会社などからアンテナまでの距離がわかる地図と、アンテナからの距離と電力密度のわかる表やグラフを送ってもらいましょう。電力密度を測れる電磁波メーターもあります。(わたしはガウスネットワーク=電磁波問題全国ネットワークから購入しました。)

 また、アンテナの隣接地では携帯の周波数の電磁波だけでなく、アンテナ運用に使われる機器の電磁波(いわゆる家電製品の電磁波)も危険ですので、そちらも確認する必要があります。

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携帯のアンテナの建設に不納得だったら


 まず、携帯の会社または「工事のお知らせ」や「建設のお知らせ」掲載の連絡先に電話して、周辺の住民として、「アンテナの建設計画に関して、不安を感じているので、わたしが納得するまで、計画を進めないで欲しい」の声を届け、自分の家もしくは家族の通っている学校や会社などからアンテナまでの距離がわかる地図と、そこでは最大値でどのくらいの電磁波を被曝することになるかの文書を送ってもらいましょう。同じ距離でも、間に山や建物などの障害物があれば、電磁波被曝は少なくなります。わたしたちは現地視察し、建設予定地で風船をあげてもらい、直接被曝の有無を確認しました。

 届いた資料や現地視察の結果を検討し、納得できなかったら、「納得していない」ことを伝え、工事に着手しないよう、再度要請します。自治会の反対をもらえると強いのですが、周辺に不納得の住民が何人かいるだけでも、建設は強行できないようです。周りのひとに電磁波の危険性に関する資料を配り、話しやすいひとから順に話していってはどうでしょうか。

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業者の説明会について


 周辺に建設に不納得の住民がいる場合、希望する住民もしくは自治会を対象に説明会が開催されることが多いようです。説明会は約1時間で、携帯会社の社員と建設会社の社員がマニュアルどおりに進め、建設計画の概要や携帯の必要性、電磁波の安全性などの配布資料の説明に30分、専門家が電磁波の安全性について語るビデオに10分、質疑に20分です。「アンテナは200回線に1本必要なので、携帯を持つ人が増えるとアンテナも増やす必要がある」、「携帯に使われる電磁波は微弱なため、遺伝子や細胞を傷つけることはない」と訴えます。わたしの参加した説明会では、質疑の「さまざまな健康被害に関する調査結果がある」には「『電磁波が原因だ』という証拠としては認められていない」と、「それでも不安」の声には「100%安全なものはない」と、電磁波過敏症に関しては「アンテナは建っていても、また運用されていない状態で、具合が悪くなったと訴えるひともいる」と心理的要因による体調不良の例をあげました。

 自宅や職場が圏外でアンテナを建てて欲しいと思っているひともいるでしょうし、携帯を使わなければ生活に支障を来すひとなら余裕をみてアンテナを建てておいて欲しいと考えるかもしれません。業者は「携帯の利便性」と「電磁波微量長期被曝の危険性の回避」のどちらを選ぶかと選択を迫りますが、電磁波の危険性を心配するひとが増えれば、「携帯はつながるが健康被害は起きにくい」弱い電磁波しかださないアンテナをたくさん建てることもできるはずです。とはいえ、現状では、説明会に参加して、電磁波被曝に関する不安を拭い去れなければ、同じ考えを持つひとを増やして、建設反対の声をあげるしかありません。

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延岡のKDDI基地局問題

KDDI、住民の体調不良に「国の基準値内で運用しており問題ない」と

 2007年10月9日の朝日新聞宮崎によると、2006年11月に延岡市の住民達は、大貫町5丁目の3階建てマンションの屋上に高さ約4mのKDDI(au)の携帯電話の中継基地のアンテナが設置された直後から、周辺で耳鳴りや頭痛、後頭部の痛みなど、不調を訴える住民が続出していると訴えています。2007年5月に住民が周辺の143世帯で独自に実施した健康調査では、42世帯63人が体調不良を訴えたそうです。2月、住民はアンテナ撤去を申し入れましたが、KDDI側は基地局から出る電界強度が総務省の「電波防護指針」の基準値以下であることや、WHOの「健康への明らかな重大性はない」などの報告を例に「安全性は確保されている」とし、話し合いは平行線。6月末、住民は延岡市に原因解明を求める要望書を提出しました。市は同社に住民へ十分な説明をするよう求め、同社が現地で行った電界強度の測定調査にも立ち会いましたが、仲裁には及び腰で、市の担当者は「健康被害の原因が特定されない限り、(基地局設置の)許認可権限がない自治体としては動けない」と話しているとのことです。8月末、住民は九州総合通信局に健康被害が電磁波によるものなのか、住民の健康調査を実施するよう嘆願書を提出しましたが、同局は「一義的には自治体が調査すべきことでは」と否定的な姿勢だそうです。

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その後の状況
2007年12月16日朝日新聞延岡・携帯基地局問題
 耳鳴りなど45人  健康相談で訴え
 延岡市大貫町5丁目にある携帯電話基地局のアンテナが原因として、住民が健康被害を訴えている問題で、市は14日、先月末に実施した健康相談の結果を公表した。45人が耳鳴りや頭痛を訴えており、大半は基地局が設置された昨年11月以降に自覚症状が出たという。
 健康相談は11月29日から3日間、現地で行い60人が訪れた。耳鳴りが31人で最も多く、肩こりが16人、不眠が14人と続いた(複数回答)。胃腸不良や胸の痛みを訴える人もいた。
 自覚症状を感じ始めた時期は、基地局が設置された昨年10〜12月が22人で半数を占めた。市健康管理課は「結果的に時期が重なった人が多かったが、これが電磁波の影響かは分からない」としている。

http://www.mynewsjapan.com/reports/1252

2009年12月17日毎日新聞携帯電話:基地局電波で健康被害
 延岡で住民ら、操業停止求め提訴
携帯電話基地局からの電波が原因で健康を害し ているとして、延岡市大貫町の住民ら が、KDDI(本社・東京)を相手取り基地の操業停止を求める訴えを16日、宮崎地裁延岡支部に起こした。訴えたのは「大貫5丁目KDDI携帯基地を撤去 する会」(岡田澄太代表)の19世帯30人。訴状などによると、KDDIが06年11月、同町内にある3階建てマンションの屋上に垂直アンテナ3本を立て 操業を始めた。直後から耳鳴り、肩こり、頭痛など体調不良を訴える住民が出始めたという。同会は07年6月に市に陳情し、健康調査なども実施してきたが、 撤去されないため提訴に踏み切った。岡田代表(61)は「日に日に症状が悪化している。一刻も早く電波を止めてほしい」と話した。一方、KDDIの広報は 「訴状を見て考える」と話している。

http://www.denjiha-navi.com/backnumber/2009/index.html

2010年11月3日夕刊デイリーWeb延岡市が健康相談を実施へ
携帯基地局問題−大貫3区長が申し入れ

 延岡市大貫町5丁目に携帯電話中継基地局が設置されてから、周辺の人たちが健康被害を訴え、その症状が重くなっているとして、大貫中区、大貫下区、東大貫一区の区長が2日、首藤正治市長に今年7月に行った健康アンケートの報告と、健康相談の実施を申し入れた。
 市長室を訪ねた大貫中区の富山藤安区長(72)は「健康被害、健康不安を訴えている人は多くなっている。ぜひ健康相談を計画してもらいたい」などと要望。首藤市長は「少しでも住民の不安軽減のために実施したい」と答えた。
 健康アンケート調査は今年7月25日から31日まで、3地区の550世帯を対象に実施。このうち265世帯から回答があり、102世帯162人(男性78人、女性84人)が耳鳴りや異常な肩凝り、目まいなどの体調不良を訴えていることが分かったという。アンケート調査は平成19、20年に続いて3回目。19年には市が健康相談を実施している。
 携帯電話中継基地局をめぐっては、「大貫5丁目KDDI携帯基地局を撤去する会」が大手電気通信会社KDDIを相手取り、基地局の操業差し止めを求める訴訟を宮崎地裁延岡支部に起こしている。

http://www.yukan-daily.co.jp/news.php?id=19102

2011年5月31日夕刊デイリーWeb裁判官らが現地を視察−延岡
大貫町の携帯電話基地局訴訟

 延岡市大貫町の携帯電話基地局をめぐる住民訴訟で、宮崎地裁延岡支部(太田敬司支部長)は30日、健康被害を訴えている住民の家などを調べた。
 原告である住民側の弁護団(代表・徳田靖之弁護士、26人)の要請を受けて実施。裁判長の太田支部長ら裁判官3人と書記官、弁護団の6人、基地局の設置者である大手電気通信会社KDDIの代理人と担当職員らが現地を訪れた。
 裁判官らは徳田弁護士の案内で、基地局と民家居室との位置関係や、住民が電磁波を避けるため、室内をアルミ板などで覆っている状況や生活の様子、原告側とKDDI側が電磁波を測定したとされる地点など6カ所を回った。
 終了後、記者会見した徳田弁護士は「きょうは原告が陳述する際、裁判官が具体的にイメージできるよう現場を見てもらうのが目的だった。住民の方がここまでして電磁波から逃れようとしている苦労が分かってもらえたのではないか」と話した。
 訴状などによると、KDDIが平成18年秋、大貫町5丁目のアパート3階屋上に設置した携帯電話基地局が操業を開始して以来、付近で耳鳴りや鼻血、肩凝り、眼痛、不眠などの健康被害を訴える住民が続出。原告の住民30人が同社に基地局の撤去を求めている。次回は6月8日に原告側の専門家への尋問を予定している。

http://www.yukan-daily.co.jp/news.php?id=24022

2012年10月18日毎日新聞電磁波訴訟:携帯基地局との因果関係認めず 地裁延岡支部
 携帯電話基地局が発する電磁波で健康被害が出ているとして、宮崎県延岡市の住民らが携帯電話大手のKDDI(東京)を相手取り、基地局の稼働差し止めを求めた訴訟の判決が17日、宮崎地裁延岡支部であった。太田敬司裁判長は住民が訴える症状の発生は認めたが、「直ちにそれが電磁波による健康被害と認定することはできない」と述べ、請求を棄却した。住民が実際に健康被害が出ているとして起こした初の裁判でも、因果関係は認められなかった。
 太田裁判長は判決で、基地局設置後、住民の訴える耳鳴りや頭痛、鼻血などの症状が実際に出ていることは認めたが、その原因が基地局の電磁波かどうかは現時点で科学的な裏付けがないとした。原告側が提出した「電磁波による愁訴(症状)出現の可能性が高い」とする医師の診断所見も「問診のみが根拠」と医学的価値を否定。原告宅の電磁波計測の数値も国の基準値内で「異常な強度とはいえない」とし、「因果関係について医学的・科学的観点からの立証は不十分」と述べた。
 更に、判決は多くの住民に症状が出ているという事実から因果関係を推認できるかという点も検討したが、「電磁波への不安感が影響している可能性がある」として否定した。
 携帯電話基地局はKDDIが06年、延岡市大貫(おおぬき)町の住宅街にある3階建てアパート屋上に建設し、同年10月末に稼働。その後、周辺住民が次々と耳鳴りや頭痛などの症状を訴え、主に基地局の半径200m内の住民ら30人が09年12月に提訴していた。【百武信幸、遠藤孝康】
 KDDIの話 国が定める法律および電波防護基準値を順守して弊社が本基地局を運用していることに対し、適切かつ妥当な司法判断が下されたものと受け止めている。
 徳田靖之・原告側弁護団長の話 全国に波及する結果の重大性におびえた臆病な判決。ただ、裁判所が初めて基地局周辺の健康被害(症状)の発生を認め、携帯電話会社をかなり追い込んだ。住民と相談し控訴したい。

http://mainichi.jp/select/news/20121018k0000m040030000c.html

2012年10月29日産経新聞住民側が控訴 宮崎の携帯基地局電磁波訴訟
 宮崎県延岡市の住民30人が携帯電話中継基地局の電磁波で健康を害したとして、KDDI(東京)に基地局の運用差し止めを求めた訴訟で、原告側は29日、請求を棄却した宮崎地裁延岡支部判決を不服として、福岡高裁宮崎支部に控訴した。
 原告側弁護団は「被害を目の当たりにしながら、思い込みや心理的影響の可能性を指摘するだけで、電磁波と健康被害との因果関係を否定したことは、到底納得できない」とコメントした。
 判決は、住民は2006年10月に基地局が運用された後、耳鳴りや頭痛などが生じたと認めたが、「症状と電磁波の因果関係は立証されていない」と判断した。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121029/trl12102914590010-n1.htm

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周辺の健康被害の実態例
  • A  耳鳴り、筋肉痛、頭痛、睡眠障害
       住居・事務所ともに別の所に移さざるを得ず、経済的被害も甚大
  • B  耳鳴り,肩こり、頭痛、睡眠障害
  • C  耳鳴り、筋がこわばる
  • D  耳鳴り、肩こり
  • E  耳鳴り
  • F  耳鳴り
  • G  頭痛、鼻血
  • H  耳鳴り、肩こり、胸をしめつけるような痛み
  • I  耳の奥を針で刺すような痛みを伴う耳鳴り

http://www1.ocn.ne.jp/~denjiha9/101znobeoka.html 

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電磁波過敏症について

 電磁波過敏症のひとは、化学物質過敏症同様、普通のひとにはまったく影響のない微量の電磁波被曝で体調をくずします。頭痛、不快感、イライラ感、注意力散漫、風邪の初期症状、免疫力の低下…ひとによっていろんな症状を表します。被曝してすぐ症状が現れる人もありますし、連続被曝の後症状が現れ、何時間か続く人もいます。症状は、軽い場合なら電磁波被曝のない場所で休むと治まります。

 電気製品や電線、携帯のアンテナからの長期微量電磁波被曝の健康被害として、電磁波過敏症の発症や重症化も心配されています。電気製品については、使用を止めるか、電磁波被曝の少ない製品に買い替えるかができますが、電線や携帯のアンテナからの電磁波被曝で健康被害が起きたら、電線やアンテナを撤去してもらうか、電磁波が届かないところに引っ越すかしかありません。携帯のアンテナの場合、電磁波シールドクロスの使用も有効です。「プロブレムQ&A 電磁波・化学物質過敏症対策」加藤やすこ著・出村 守監修(緑風出版)でも紹介された フルモト商事株式会社(見えない恐怖〜脳と体をむしばむ電磁波が危ない !)の電磁波シールドクロス「SF」は、1m×1.5mで約9千円です。

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太陽光発電による電磁波過敏症発生の可能性

 家を建てた10数年前には、経済的余裕ができたら屋根に太陽光発電をつけるつもりでしたが、わたしは電磁波過敏症なので、VOC-電磁波対策研究会の本の紹介掲載の「建築ジャーナル」2006年6月号「太陽光発電で体調不良が発生?」をみて、止めておくことにしました。同建築ジャーナルは購入しないままですが、ネットを検索し、化学物質過敏症支援センターの会報21号(2004.10.31)の太陽光発電で健康被害。同じような方いませんか?をみつけました。同掲載によると、53才の男性Aさんは、勤め先の会社の敷地内にある施設の屋根の計44000wの234枚のパネルがに反応しての「前頭部が押し下げられる感じで、脳がしめつけられる様で頭が非常に重く、吐き気や心臓が苦しい、声が出しにくい」の症状で、帰宅しても「今度はその圧迫された物を元に戻そうとする反復力が働くので前頭部が上に上がり、頭がさえて眠れなくなる毎日」。「感じるのは、この施設より周囲80m程離れた所まで続いており、これ以上離れるとフッと軽く」なるといいます。ただし、一般 家庭では80Wのパネルが20〜30枚の計2400Wだそうです。
 距離に関しては、ぼやきの化学物質過敏症のスクール・ニューディール推進へ(ニュース)に「太陽光発電システムから漏えいする電磁波の強さは半端ではありません。家庭用の屋根にのっている太陽光発電ですら、はkyめーとる離れていても頭痛がするなど具合が悪くなってしまいます。」がありました。

 また、「プロブレムQ&A 危ないオール電化住宅」加藤やすこ著(緑風出版)には、上記Aさん(タカシさんで紹介。ただし、距離は70m)、自宅の屋根に太陽光発電を設置して、「こめかみをギュッと締めつけられるような今までに体験したことのない頭痛」「胸もどきどきして顔がほてり、37度代の微熱がしてめがうるむ」症状が出たサチコさん(47歳)についての詳細の他、屋上に太陽光発電が設置された宿泊施設に泊り、不眠など体調不良に襲われた20代男性と太陽光発電の設置された家を見学に行って体調不良になった50代女性の例が紹介されています。

(後記)

太陽光発電で発症しました!
 「たべもの」の会の生産者交流会で周防大島のみかん農家の岡本哲郎さん宅に伺いました。ご自宅に到着したときは、曇り空。前もって、ご自宅の屋根に太陽光発電のパネルを乗せておられると聞いていたので、恐る恐る近寄り、玄関の向かって右側にパワーコンディショナーがあることをチェックして、左側で靴を脱ぎ、入って左側奥のお座敷の、障害物があってパワーコンディショナーから一番遠い席を確保。発症することなく、錦帯橋前で買って来た岩国寿司と焼きさば寿司、岡本さんちのみかんや柿、豆茶をいただきながら歓談しました。
 食後、岡本さんの畑に移動して、好きな木を選んでいいと言われて、2本分のみかんを収穫。日が差してきて、みかんのきれいな色も楽しみましたが、岡本さん宅に引き返して玄関が近づくと、頭痛発生。頭のてっぺんを強く押されるような痛みは、玄関から離れた裏口から入らせていただいても治まらず、わたしだけせっかく入れてくださっている珈琲をお断りして、下に停めてあった車に戻り、自宅から持って来た浄水器を通した水道水を飲み、持たせてもらったみかんやおまんじゅうをたべた後、仮眠しているうちに楽になりました。太陽光発電を止めておいたのは大正解でした。

 2013年11月13日

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参照

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書籍

  • 「誰でもわかる電磁波問題」
      大久保貞利著(緑風出版)
  • 「プロブレムQ&A 電磁波・化学物質過敏症対策」
      加藤やすこ著・出村 守監修(緑風出版)
  • 「プロブレムQ&A ユビキタス社会と電磁波」
      加藤やすこ著(緑風出版)
  • 「プロブレムQ&A 危ないオール電化住宅」
      加藤やすこ著(緑風出版)

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