【トトロ編】 「となりのトトロ」のページ
このページでは、トトロに関するいろいろな情報を集めています。

「となりのトトロ」は、宮崎駿(みやざきはやお)監督、スタジオジブリ制作により、昭和63(1988)年に発表された最高傑作アニメです。

昭和30年代の狭山丘陵を舞台に、お父さんといっしょに古いお家に引っ越してきたサツキとメイのふたりが、森に住むトトロと出会い、ステキな冒険が始まります。

DVD アニメ絵本 アート 小説

 

○ 「となりのトトロ」あらすじ

5月の日曜日、サツキ(小学4年生※)とメイ(4歳)はお父さんといっしょに、オート三輪に荷物を積んで郊外の古いお家に引っ越してきました。今度の引越しは、もうすぐ退院するお母さんを空気のきれいな田舎の家に迎えるためです。引っ越しの当日、早くもサツキとメイは真っ黒なススワタリの群れを見つけてしまいます。新しい土地は自然があふれ、見るもの聞くもの、めずらしいものがいっぱいでした。

ある日のことメイは、しげみのトンネルをくぐり大きな木の根元の穴で、不思議な生き物トトロに出会います。続いてサツキも雨の日のバス停でお父さんを待っていると、トトロが現れます。ずぶぬれのトトロにサツキは傘を貸してあげますが、トトロは暗やみの向こうからやってきたネコバスに乗ると、あっという間に行ってしまいました。その時にトトロからもらった木の実を家の庭にまき、夢だけど夢じゃないトトロとの交流が深まっていきます。

夏休みに入ったある日、病院から電報が届きました。お母さんの病状が良くないと察したメイは、トウモロコシを届けようと一人で病院へ向かい迷子になってしまいます。一方サツキはいなくなったメイを捜しますが、どうしてもみつかりません。サツキはトトロに助けを求め、最後の力をふりしぼって、しげみのトンネルへと走りました。

トトロはサツキをだきあげると、木のてっぺんにとび上がりネコバスを呼び寄せました。サツキをのせたネコバスは、夕やみの中、お地蔵様のそばにいるメイを見つけてくれます。さらにネコバスは二人をのせ、病院の庭の木の上でとまります。お母さんの元気そうな姿が見え、安心した二人をネコバスはお家まで送ってくれました。

⇒ 「となりのトトロ」全セリフ集

 

○ 英文名、キャッチコピー、ポスター&ポスターの謎

My Neighbor TOTORO

「このへんな生きものは まだ日本にいるのです。たぶん。」

ポスター

 

※ トトロのポスターの謎

トトロのポスターでは、左側に立っている女の子は1人です。しかしこのシーンは、映画にはありません。映画では、サツキがメイをおんぶしているから2人のはずです。なぜでしょう? 当初の設定では、女の子は1人だったからです。

宮崎駿監督の「となりのトトロ」は、高畑勲監督の「火垂るの墓」と同時上映で制作されました。当初、2本の映画は60分ずつの予定でしたが、高畑監督の作品が88分に仕上がったため、ライバル心の強い宮崎監督は自分の作品も80分代に仕上げようとして、サツキとメイの2人姉妹にしてしまったのです。(結果的に86分の作品となりました。)

ですから、女の子の顔だちや服装は、サツキとメイを足して2で割ったような感じになっています。

 

 

 ○ 登場人物とトトロの仲間たち

・草壁サツキ(小学校4年生(アニメでは小学校6年生の設定)。明るくしっかり者のおねえさん)
(※サツキの年齢設定:当初は小学4年生だったが、途中で6年生に変更されたと言われる。サツキがあまりにもしっかりしているからか?)
・草壁メイ(4歳の妹。元気で好奇心が強い)
・草壁タツオ(お父さん:考古学者で大学の先生)
・草壁ヤスコ(お母さん:胸の病気(結核)のため1年前から七国山病院に入院している)
・大垣カン太(サツキの同級生)
・カン太のおばあちゃん
・トトロ(人間より昔から日本に住んでいる生きもの。どんぐりなど木の実を食べ、森でのんびり暮らしている。ふつうは人間には見えない。昼間はたいてい寝ていて、月夜の晩にオカリナを吹くのが好き。空をとべる。)、大トトロ(1300歳くらい、身長約2m(原案ではミミンズク1302歳))、中トトロ(600歳くらい(原案ではズク679歳))、小トトロ(100歳くらい(原案ではミン109歳))
・ネコバス(トトロたちが乗るバスで足は12本)
・ススワタリ(黒いほこりのかたまり:まっくろくろすけ)

 

○ スタッフ・キャスト

・原作、脚本、監督:宮崎駿
・制作:徳間康快
・企画:山下辰巳、尾形英夫
・作画:佐藤好春
・美術:男鹿和雄
・音楽:久石譲

・草壁サツキ(日高のり子)
・草壁メイ(坂本千夏)
・草壁タツオ(糸井重里)
・草壁ヤスコ(島本須美)
・大垣カン太(雨笠利幸)
・カン太のおばあちゃん(北林谷栄)
・トトロ(高木均)
・ネコバス(龍田直樹)

 

○ 五月がキーワード

主人公のサツキは「五月:皐月」、メイは「May」で、ともに五月を意味しています。草壁一家が青いオート三輪で松郷に引っ越してきたのも、5月の日曜日です。「小説となりのトトロ」の冒頭では、お父さんが「五月に五月と五月をのせて」と楽しげに歌っています。

 

○ テーマ曲

・オープニング:「さんぽ」(歌:井上あずみ、作曲:久石譲、作詞:中川李枝子)
・エンディング:「となりのトトロ」(歌:井上あずみ、作・編曲:久石譲、作詞:宮崎駿)

O さんぽ

歩こう 歩こう わたしは元気 歩くの大好き どんどん行こう
坂道 トンネル 草っぱら 一本橋に でこぼこじゃり道
くもの巣くぐって 下り道

歩こう 歩こう わたしは元気 歩くの大好き どんどん行こう
みつばち ぶんぶん 花畑 日なたにとかげ へびは昼寝
バッタが飛んで 曲がり道

歩こう 歩こう わたしは元気 歩くの大好き どんどん行こう
きつねも たぬきも 出ておいで 探検しよう 林の奥まで
友だちたくさん うれしいな

E となりのトトロ

誰かが こっそり 小路に木の実埋めて
ちっさな芽 生えたら 秘密の暗号 森へのパスポート 素敵な冒険始まる
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ 森の中に 昔から住んでる
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ 子供の時にだけ あなたに訪れる 不思議な出会い

雨降り バス停 ズブ濡れオバケがいたら
あなたの雨傘 さしてあげましょう 森へのパスポート 魔法の扉開きます
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ 月夜の晩に オカリナ吹いてる
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ もしも会えたなら 素敵な幸せが あなたに来るわ

となりのトトロ トトロ トトロ トトロ 森の中に 昔から住んでる
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ 子供の時にだけ あなたに訪れる 不思議な出会い

 

※ CD「となりのトトロ サウンドトラック集」

@「さんぽ」(オープニング主題歌)、A「五月の村」、B「オバケやしき!」、C「メイとすすわたり」、D「夕暮れの風」、E「こわくない」、F「おみまいにいこう」、G「おかあさん」、H「小さなオバケ」、I「トトロ」、J「塚森の大樹」、K「まいご」、L「風のとおり道」、M「ずぶぬれオバケ」、N「月夜の飛行」、O「メイがいない」、P「ねこバス」、Q「よかったね」、R「となりのトトロ」(エンディング主題歌)など、アニメーション映画で使用された曲が収録されています。

※ CD「となりのトトロ イメージソング集」

@「となりのトトロ」、A「風のとおり道」、B「さんぽ」、C「まいご」、D「すすわたり」、E「ねこバス」、F「ふしぎしりとりうた」、G「おかあさん」、H「小さな写真」、I「ドンドコまつり」など、歌のある曲が収録されています。

 

 

  

○ モデル場所(ロケ地)の推定

「となりのトトロ」に登場する場所は、宮崎駿監督が狭山丘陵のいろいろな風景をミックスして創造されたものと思われます。しかし、あえてモデルになった場所を推定してみますと・・・

・松郷(サツキとメイの家がある村)⇒所沢市松郷。東所沢駅の近くに実際に「松郷」という地名があります。(国道463号線が通り、東川が流れる)

・塚森(てっぺんに大きなクスノキと祠(水天宮)があり、根元の穴にトトロが住んでいる)⇒白旗塚(所沢市北野にある。新田義貞が源氏の白旗を揚げた所といわれるが、古墳なのか宗教的な物なのか判っていない)

・塚森の大クス(塚森の神木・大きなクスノキ)⇒梅岩寺のケヤキ?(東村山市久米川町5丁目。山門の両脇に東京都天然記念物のケヤキと東村山市天然記念物のカヤが並んでいる)

・ドンドコドット踊りの大木(メイの植えた木の実がトトロのドンドコドット踊りで芽を出し大木になった)⇒梅岩寺のカヤ?(根元が似た感じである)

・サツキとメイの家(通称「お化け屋敷」(住所:都下座和郡大字松之郷字塚森)、もともと結核を治すために建てられた病人用の別荘でカン太のおばあちゃんが管理する)⇒ハンセン病患者の隔離施設であった多磨全生園(東村山市青葉町)と対比させたかった?

・前沢(稲荷前バス停に表示がある)⇒所沢+前川(前川:東大和市湖畔にある二ツ池公園(狭山田んぼがあった)を水源として八国山緑地の東側で柳瀬川に合流する)
あるいは、東久留米市前沢(西武バスのバス停は「前沢十字路」。小金井街道と所沢街道との交差点(十字路)名は「前沢」)

・神明稲荷神社(国道にある稲荷前バス停そばの小さな神社)⇒所沢市松郷に隣接した牛沼に「神明神社」があります。(北側に国道463号線が通り、付近は「牛沼市民の森」として保護されている)

・七国山(しちこくやま)(お母さんが入院している病院がある。松郷から七国山までは大人の足でも3時間はかかる)⇒八国山緑地(はちこくやま)(東村山市諏訪町。八ヶ国(上野、下野、常陸、安房、相模、駿河、信濃、甲斐)の山々が眺望できたことに由来。ふもとに2つの病院がある)

・七国山病院(結核療養所。ネコバスに乗せてもらったサツキとメイが松の木に腰掛けお母さんを見舞う)⇒新山手病院(肺結核の診療のため設立された保生園病院が前身。東村山市保存樹林のヒマラヤスギがあり腰掛けるのにちょうどよい枝ぶりである。松の木もありますが・・・)

・松井川⇒柳瀬川(狭山湖から八国山緑地、淵の森緑地(近くに住む宮崎駿監督が「淵の森保全協議会」会長となり3億円を寄付して、開発から守られた森)のそばを流れる)

・ハケ山⇒山兀山(下線2文字で1文字、「ハケヤマ」と読む。所沢市北秋津にある崖線上の雑木林で北秋津横穴墓群がある。南側に柳瀬川が流れ、宮崎駿監督の自宅が近い。昔の地名であるため知る人は少ないが、その名残として西端に山兀山墓地がある)

・東電鉄⇒西武鉄道多摩湖線(線路の土手やガードの感じが似ている)。所沢市松郷には東川が流れているから東電鉄か?

・神池(メイが迷子になった時、女の子のサンダルが見つかった池)⇒宅部池(通称たっちゃん池:昔たっちゃんという男の子が溺れて亡くなった。東村山市多摩湖町の都立狭山公園内にある)

・牛沼(ネコバスの行先表示が「塚森→長沢→三ッ塚→墓道→大社→牛沼→めい」と変わった)⇒所沢市牛沼(所沢市松郷の西側に隣接)

・小日向の六地蔵(迷子になったメイが疲れて座り込んでいた)⇒梅岩寺の六地蔵(東村山市久米川町5丁目。近くに送電線も通る)。徳蔵寺の六地蔵堂もヒントになった?(東村山市諏訪町1丁目。板碑保存館には重要文化財「元弘の板碑」が安置される)

北山公園の花菖蒲と八国山緑地 白旗塚
新山手病院 八国山緑地にある将軍塚
梅岩寺のケヤキ(都天然記念物) 梅岩寺のカヤ(市天然記念物)
梅岩寺の六地蔵 「松郷」信号機
柳瀬川(淵の森緑地付近、右岸は八郎山) 山兀(ハケ)山
都立狭山公園脇を走る西武多摩湖線 たっちゃん池
東川(所沢市東新井町の新東橋付近)
川面にサクラの花びらの絨毯ができました。
東久留米市前沢交差点のバス停
「前沢十字路」

  

(参考) 町田市の七国山(ななくにやま)

東京都町田市の山崎町から野津田町にかけての多摩丘陵には、七国山という標高128.4mの小高い丘があります。

七国山は、かつて頂上より相模、甲斐、伊豆、駿河、信濃、上野、下野の7つの国を眺めることができた山であったことから、峠にその名が付けられたといわれています。

現在この周辺は、七国山緑地保全地域に指定されています。この七国山を縦断して、鎌倉古道(鎌倉時代に関東各地から鎌倉へ通じる道のひとつ)が通っており、石碑「七国山 鎌倉街道の碑」が建てられています。

七国山(標高128.4m)
白い看板がある所は「山崎見本園見晴台」です。
山の中には国土地理院の三等三角点山崎が
あります。黄色い菜の花が満開です。
七国山 鎌倉街道の碑

 

○ トトロの名前の由来

「となりのトトロ」の舞台となったのは、埼玉県所沢市周辺の狭山丘陵です。「トトロ」には、所沢のお化け(怪獣)という意味がこめられているみたいです。

所沢「ところざわ」を口がまわらずに言うと、「ととろざわ」になります。一方、北欧伝説の怪物にトロール(troll)があります。トロールは、地下やほら穴に住む超自然的な怪物で、巨人または小人に描かれるものです。またアニメでは、初めてトトロに出会った直後のメイに、サツキが「トトロって、絵本に出てたトロルのこと?」と聞いています。

この「ところざわ」と「トロール」の掛け言葉で「トトロ」になったものと思われます。

トトロ

 

○ 「3びきのやぎのがらがらどん」に登場するトロル

サツキがメイに「トトロって、絵本に出てたトロルのこと?」と聞いていますが、映画のエンディングロールで、お母さんが読み聞かせしている絵本「三匹の山羊」にトトロに似た絵が描かれています。

ノルウェーの昔話「3びきのやぎのがらがらどん」にもトロルが登場します。(マーシャ・ブラウンの絵本、瀬田貞二訳) 3匹のヤギは、名前が同じ“がらがらどん”といい、大中小の3サイズです。(ちびヤギ、二番目ヤギ、大きいヤギ) 気味の悪いトロルは、谷川の橋の下に住んでいて、最終的には大きいヤギのがらがらどんに、こっぱみじんにされてしまいます。

お母さんが読み聞かせしている絵本「三匹の山羊」
絵本 ちびヤギのがらがらどんを狙うトロル

 

 

○ トトロとムーミンは遠い親戚?

ムーミンは、フィンランドの女性児童文学作家トーベ・ヤンソンの作品です。この作品は、空想の生き物であるムーミン一家や友人などを描いた物語(全8巻1945〜1965年)で、国際的評価を得ました。首都タンペレにはムーミン博物館が、郊外にはテーマパーク・ムーミンワールドがあるそうです。

実は、主人公ムーミンの正式名は、ムーミントロールです。つまり、ムーミンは北欧伝説のトロールがモチーフになっているのです。

ということは、トトロとムーミンは同じトロール仲間で、もしかしたら遠い親戚関係にあるのかもしれません・・・

埼玉県飯能市にある「あけぼの子どもの森公園」は、「ムーミン童話」の世界をモチーフにした公園で、平成9 (1997)年7月に開園しました。豊かな自然に囲まれた園内には、ムーミン屋敷、水浴び小屋、森の家(ムーミン資料館)、子ども劇場(多目的ホール)などが点在します。

ムーミン 「あけぼの子どもの森公園」のムーミン屋敷

○ 「ハリーポッターと賢者の石」に登場するトロール

「ハリーポッターと賢者の石」は、イギリスのシングルマザー J.K. ローリングの処女作で、全7巻シリーズの第一作です。1997年6月に出版され、瞬く間に世界的な大ベストセラーになりました。

ホグワーツ魔法魔術学校で、ハーマイオニー・グレンジャーが悪口を言われトイレにこもった時、運悪くトロールにおそわれてしまいます。しかし間一髪で、ハリー・ポッターとロン・ウィーズリーがトロールをやっつけ、これがきっかけとなり3人は固い友情で結ばれます。ここで登場するトロールは、暴力的で恐ろしい生きものです。

ハリーポッターのトロール

 

○ 「アナと雪の女王」に登場するトロール

「アナと雪の女王」は、2013年のディズニーによる、ミュージカル・ファンタジー・アニメーションです。(日本公開:2014年3月14日) 雪と氷の魔力を持つ女王エルサと、彼女を救う旅に出る妹アナを主人公に、真実の愛が描かれます。第86回アカデミー賞(長編アニメ映画賞、歌曲賞(レット・イット・ゴー))など、多くの賞を受賞しました。

アンデール王国のお城で、幼いエルサとアナが遊んでいた時、エルサの魔法の力がアナの頭に当たってしまい、リヴィングロックの谷に住むトロールのパビーにアナを治してもらいます。

成長し戴冠式の後、北の山に造った氷の宮殿にこもったエルサは、再会に来たアナに感情を爆発させた瞬間、魔法の氷のかけらがアナの心に刺さってしまいます。しかし心に刺さった氷は、トロールのパビーにも治すことができず、真実の愛だけが凍った心を溶かすことができると言われます。

本作に登場するトロールは、魔法の力を持つ妖精で、真実を見抜く力を持っています。

アナと雪の女王のトロール

 

 

○トトロの先祖はコダマ

ジブリアニメ「もののけ姫」のラストシーンで、一匹だけ登場するコダマは、後にトトロに進化する設定で描かれているそうです。

これは、原画スタッフの二木(ふたき)真希子さんの「チビで一匹で良いから、コダマがのこのこ歩いているのを入れてほしい」という、たっての希望から実現したシーンだそうで、宮崎駿監督は、「そのコダマに耳が生えてトトロに変化したことにすれば、わけがわからないけれど首尾一貫する」と論理づけたそうです。

「もののけ姫」のコダマ

 

 

○サツキちゃん弁当

サツキちゃんが作ったお弁当を実際に作ってみました。

梅干は小梅の自家製、お魚はうるめいわしの丸干し、お豆は塩えんどう、そして甘さが貴重な桜でんぷです。

自分で言うのもヘンですが、見た目もきれいで、味もなかなか美味しいんですよ。丸干しの深いうま味、塩えんどうのサッパリ感、桜でんぷのとろりとした甘み、酸っぱい梅干しのお口なおし、これらがマッチしてとても良いバランスを醸し出しています。お魚が異様に見えるのは、当時は冷蔵庫がなかったため、安価で日持ちがする干し魚をおかずにしたものだと思います。きっと、宮崎駿監督がお母様から作ってもらった実体験のお弁当なのでしょう。

サツキちゃん弁当

 

 

○ 大分県宇目(うめ)町にある轟(ととろ)地区

大分県南海部郡宇目町南田原の轟(ととろ)地区は、「ととろのふるさと」としてちょっとした名所になっています。バス停の名前が地名の「ととろ」なのです。

大分バス木浦線ととろバス停では、平成9(1997)年9月、突如として猫バスの大看板が現れ話題になりました。誰が描いたのかは不明ですが、とてもうまく書けた看板でした。その後、トトロ、サツキ、メイの看板も加わるようになりました。当初、町役場では対応に困ったようですが、観光の目玉として積極的にPRするようになり、名所となりました。

平成17(2005)年3月3日、市町村合併により、宇目町は佐伯市宇目になりました。

平成25(2013)年4月1日、大分バスのダイヤ改正により、ととろバス停を含む、大分バス木浦線が、3月30日の運行を持って廃止されました。このバス路線は、日曜日の運行がないため、土曜日が最後の運行となりました。地元の要望に応えた大分バスの配慮により、ととろバス停だけは、その形を残すことになったそうです。

大分県宇目町ととろバス停

○ 山形県鮭川(さけがわ)村にあるトトロの木

山形県最上郡鮭川村曲川にある「小杉の大杉」は、村指定文化財天然記念物ですが、その外形から「トトロの木」として有名になっています。

この大杉は、楢山丘陵の西端にあり、曲川左岸にそびえています。推定樹齢7〜8百年といわれ、根回り6.3m、樹高約20m、枝張り17mあり、幹が根元から三又状に分岐しています。根元には、小さな祠があり山神が祀られ、巨木信仰の跡をとどめています。周囲の台地からは、縄文土器や石器が出土しているそうです。

平成4(1992)年の山形新幹線の開業のポスターに登場したところ、アニメのトトロに似ているとして話題を呼び、平成8(1996)年には全国ネットのテレビ番組で取り上げられました。それ以来、この杉を見るために全国から人々が訪れています。

山形県鮭川村「小杉の大杉」

○ 山形県米沢市李山(すももやま)にあるトトロの森

山形県米沢市の南原東李山集落内にある「李山丹南山神」の周囲に自生する樹木群が、トトロに見えることから「トトロの森」としてマスコミの注目を集めています。

「李山丹南山神」は、1833年の「天保の大飢饉」以降、五穀豊穣と子孫繁栄を願う集落の人々の思いから、万延元(1860)年に建立されたそうです。

「トトロの森」の樹木群は、大小18本の杉、欅、3本の桜の木から出来ており、背の高い2本の杉が耳、桜の木が尻尾になっています。全体としては、直径約25m、高さ約30m、胴回り約80mの小さな森です。

地元では、平成23(2011)年4月1日、「トトロの森を守る会」が発足するとともに、6月24日、展望台も完成したそうです。

米沢市李山「トトロの森」

 

○ 石川県輪島市大泊にあるトトロ岩

石川県輪島市門前町大泊の国道249号線沿いにある権現岩は、地元では「立岩の権現さん」と呼ばれており、岩に荒縄で作られた目玉が飾り付けられ、「トトロ岩」と親しまれているそうです。正面から見ると一つの岩に見えますが、実はトトロの耳の部分は前後に分かれています。

能登半島輪島市「トトロ岩」

 

 

○「スタジオジブリ」のマーク

「スタジオジブリ(Studio Ghibli)」は、宮崎駿監督・高畑勲監督が主宰するアニメーション制作スタジオで、徳間書店が1985年6月15日に武蔵野市吉祥寺に設立しました。

ジブリ(ghibli)は、サハラ砂漠に吹く熱風を意味するイタリア語で、第二次世界大戦中に使用されたイタリアの軍用偵察機の名前でもあるそうです。日本のアニメーション界に熱風を起こそうという思いを込めて、飛行機マニアの宮崎駿監督が命名しました。しかし、「ジブリ」より「ギブリ」の方が原語に近い発音だそうです。

1992年8月6日、東京都小金井市梶野町1-4-25にスタジオジブリの新社屋が完成しました。スタジオジブリの見学はできませんので、念のため。

スタジオジブリのマークには、トトロがデザインされています。

なお、「二馬力」は、宮崎駿監督の著作権関連の管理会社です。








 スタジオジブリ(東小金井)  ジブリマーク

 

○ 三鷹の森ジブリ美術館

平成13(2001)年10月1日、「三鷹市立アニメーション美術館条例」及び「三鷹市立アニメーション美術館条例施行規則」に基づき、公の施設として「三鷹の森ジブリ美術館」が誕生しました。この美術館の運営管理は、財団法人徳間記念アニメーション文化財団が行っています。

吉祥寺通り沿いに三鷹の森を歩いていくと、カラフルな建物が現われます。「三鷹の森ジブリ美術館」の看板が立っており、受付では大きなトトロが出迎えてくれます。実はここは、ニセの受付です。トトロのニセの受付を通り過ぎれば、井の頭公園の森の木々に埋もれた、地上2階、地下1階建ての「三鷹の森ジブリ美術館」の本当の受付が見えてきます。

なお、この美術館は完全予約制ですので、注意が必要です。全国のコンビニエンスストア「ローソン」のLoppi端末で予約チケットを購入することができます。

平成23(2011)年10月1日、ジブリ美術館は開館10周年を迎え、歌手の手嶌葵さんがサプライズコンサートを行い、ジブリアニメ「コクリコ坂から」の主題歌「さよならの夏」などを披露しました。

三鷹の森ジブリ美術館 三鷹の森ジブリ美術館(南側)

※ 「ねこバスルーム」と屋上の守り神
「ねこバスルーム」にある、ねこバスの全長は、約5mです。ねこバスで遊べるのは、小学生以下の子供までで、大人気のコーナーです。毎日子供たちの遊び相手をしているねこバスは、永年使用により役目を終えると、新品に変わるそうです。
ねこバスルームの脇から外に出て螺旋階段を上っていくと、「ラピュタ」のロボット兵が現れます。高さ約5mのロボット兵は、ジブリ美術館の守り神です。足元には、ラピュタの紋章が落ちています。ロボット兵の後方をさらに奥へと進めば、そこには…。
ムスカ大佐「黒い石だ! 伝承のとおりだ! 読める! 読めるぞ!」

ねこバスルーム ジブリ美術館の守り神 ロボット兵
ラピュタの紋章 黒い石

 

※企画展「ねこバスから見た風景展」
平成23(2011)年6月4日〜翌年5月21日の間、ジブリ美術館企画展示「ねこバスから見た風景展」が開催されました。この企画展は、ジブリ美術館の開館10周年を記念したもので、大人も乗れる巨大ねこバスが出現しました。
企画展示室には、長さ約8m、高さ約2.3mの巨大ねこバスが置かれ、来場者は巨大ねこバスの中に入ることができました。ふわふわ?の座席も用意されていて、窓の外には美しい背景画20枚以上が展示されました。

「ねこバスから見た風景展」

 

※ ミニシアターで上映「メイとこねこバス」
「メイとこねこバス」は、ジブリ美術館内のミニシアター「土星座」で2002年より公開されているアニメーション映像です。(上映時間は約14分。上映作品は季節によって変わります。) ある日、庭で遊んでいたメイは、つむじ風に追いかけられ、避難した部屋につむじ風も入ってきますが、その正体はこねこバスでした。その夜、こねこバスが迎えにきてくれ、乗り込んだメイは夜空を飛びます。やがて、トトロたちを乗せたねこバスとともに、森の中に到着しますが、森の奥でメイが見たものは…。

 
めいとこねこバス  

 

※ ショップ「マンマユート」と図書閲覧室「トライホークス」
「マンマユート」は、ジブリアニメ「紅の豚」に登場する空賊たちのことで、イタリア語で「ママ、助けて」という意味です。ここでは、トトロをはじめジブリのキャラクターグッズやオリジナルグッズが揃っています。
「トライホークス(三羽の鷹)」は、三鷹の森ジブリ美術館の図書閲覧室です。宮崎駿館主とジブリ美術館おすすめの絵本や児童書が置いてあり、トトロをはじめジブリ関連の図書の販売もしています。

マンマユートのロゴ

  

※ カフェ「麦わら帽子」
ジブリ美術館内のカフェ「麦わら帽子」では、以前、トトロをモチーフにしたラテアートがあったそうです。
(現在の「ふわふわミルク入りコーヒー」は、麦わら帽子のラテアート)
メニューは、素朴で品数も少なめですが、有機農園で栽培された新鮮な素材を使っているそうです。
また、ナウシカを連想させる「風の谷のビール」(ピルスナーとエールの2種類)も販売されています。

ふわふわミルク入りコーヒー 風の谷のビール KAZE no TANI BEER

 

 

○ トトロのふるさと基金の「クロスケの家」の大トトロ

トトロのふるさと基金の「クロスケの家」に、大トトロが出現しました。この大トトロは、2012年12月22日から2013年1月29日まで、渋谷区の国連大学1階で開催された企画展示イベント「トトロの森の仲間たち」で登場した身長2mの大トトロです。

大トトロは、クロスケの家の真ん中に鎮座し、やっと主役が本来いるべき場所に納まった感じです。やっぱ、トトロがいなくっちゃ、サマになりませんよね。「トトロのふるさと基金」の名前にふさわしいシンボルになりました。これからは、基金の活動に一役買ってくれることでしょう。

「クロスケの家」の大トトロ

 

○ 「トトロの森17号地」のトトロ看板

「トトロの森17号地」は、西武池袋線と柳瀬川に囲まれた河岸林で、西武池袋線の秋津駅と所沢駅の間の北面(秋津駅の西約400m、柳瀬川鉄橋の東約100mの位置)にあります。平成27(2015)年3月、河岸林の竹林のそばにトトロ看板が出現しました。

17号地は西武池袋線からよく見えるため、通常の案内板に代えてトトロ看板を設置したそうです。トトロ看板は、宮崎駿監督が描いたイラストをもとに、高さ2.2m、幅1.5mの大きさで、文字はありません。西武池袋線の車窓からだけ見ることができますが、電車のスピードが出ているため、見えるのはほんの一瞬です。 

走行する電車から見えるトトロ看板

 

 

 

○ 愛知万博の「サツキとメイの家」「モリゾーとキッコロ」

平成17(2005)年3月25日から9月25日までの185日間、財団法人2005年日本国際博覧会協会が主催して、愛知県瀬戸市、長久手町を会場に、「愛・地球博」(愛知万博)が開催されました。「自然の叡智」をテーマにしたこの博覧会には、2200万人を超える入場者を記録しました。

博覧会の長久手会場の森の中には、映画「となりのトトロ」の主人公が暮らす昭和30年代の「サツキとメイの家」(草壁家)が建てられ、たいへんな人気となりました。宮崎駿監督の長男の宮崎吾朗・三鷹の森ジブリ美術館長が計画を統括し、昭和初期の建築手法を用い木を組んだりガラスも古い建物から転用したりし、さらにエイジング(経年変化加工)を施し、家具や調度品等も可能な限り映画の世界をリアルに再現したものです。

また、この博覧会の公式マスコットキャラクターは、森の精「モリゾーとキッコロ」でした。二人は海上の森に住んでいます。モリゾーは、縄文時代よりも前から生きている物知りな森のおじいちゃん。そんなおじいちゃんが大好きなキッコロは、生まれたばかりの森のこどもです。「モリゾーとキッコロ」はアニメ化され、NHKテレビでも放映されました。ということは、モリゾーとキッコロもトトロの仲間ということですね。

サツキとメイの家 モリゾーとキッコロ

 

○ モリコロパークの「サツキとメイの家」、「モリゾー・キッコロ特別住民票」

その後、愛・地球博の会場跡地は、平成18(2006)年7月15日、「愛・地球博記念公園(愛称:モリコロパーク)」として開園し、再び「サツキとメイの家」が観覧できるようになりました。「サツキとメイの家」の観覧は、完全予約制で当初は往復ハガキによる申し込みでした。(愛知県公園緑地課「愛・地球博記念公園」サツキとメイの家事務局 電話0561-64-1130) しかし、平成24(2012)年4月10日からローソンの「Loppi」で購入できるようになりました。
なお、万博開幕2周年にあたる平成19(2007)年3月25日、第2期開園がありました。

また、平成17(2005)年10月5日、愛・地球博のキャラクター「モリゾーとキッコロ」の瀬戸市特別住民登録が行われ、翌日から「森の精の特別住民票」が交付できることになりました。@モリゾーの住民票、Aキッコロの住民票、Bモリゾーとキッコロの世帯票、の3種類があり、郵送による取り寄せもできるそうです。(瀬戸市役所市民課 電話0561-82-7111)

  

○ 杉並区の「トトロの家」焼失から「Aさんの庭」開園へ

JR中央線阿佐ヶ谷駅から北東へ徒歩約15分の住宅街に、昭和初期1929年頃に建てられた木造平屋建ての洋風住宅(約70u)がありました。この住宅の庭には50種類以上の草木が植えられ、宮崎駿監督はトトロが喜んで住みそうな家と、著書「トトロの住む家」で紹介しました。このことから、地元の杉並区では「トトロの家」と呼ぶようになりました。

平成19(2007)年7月、所有者Kさんが転居して空き家になったため、地元で保存を求める署名活動が行われました。杉並区は、公園として保存することを決定し、平成20(2008)年6月、この洋風住宅70uと隣接する駐車場も含めた土地830uを約4億円で買い取り、2010年の開園をめざして整備中でした。

ところが、平成21(2009)年2月14日2時20分頃、不審火により「トトロの家」から出火し、全焼してしまったのです。焼失を知った宮崎駿監督は、杉並区に協力を申し出て、公園のデザイン画を描きました。

平成22(2010)年7月25日、宮崎駿監督のデザイン画を基にした公園が完成し、開園式が行われました。新しい公園は「Aさんの庭」と名付けられました。「Aさん」とは、来園者のことで、宮崎監督の案を受けて住民同士で話し合って決めたそうです。

新しい公園は、公園のシンボルとして、トイレ(防災倉庫兼用)が建てられています。このトイレは、赤い屋根に茶色の外壁と白い窓枠があり、元の建物の特徴を引き継いでいます。北側の住宅跡地は、土台に芝生を植え、間取りが生垣になり、井戸やパーゴラがあります。南側には、シンボルツリーのコブシの木が植えられています。

住所:東京都杉並区阿佐谷北5-45-14

杉並区の「トトロの家」 公園の平面図 
「Aさんの庭」開園(平成22年7月25日)  「トトロの家」跡地 

 

※ 「トトロの住む家」宮崎駿著 岩波書店

宮崎駿監督が「となりのトトロ」に登場しそうな民家を紹介している本です。雑誌「月刊Asahi」(休刊中)の連載をまとめ、1991年に朝日新聞社から出版されましたが、絶版になっていました。2011年1月28日、増補改訂版が出版され、杉並区阿佐ヶ谷の「Kさん宅」跡地に開園した公園「Aさんの庭」の様子や、宮崎監督が描いたイメージボードなどが追加収録されています。

「トトロの住む家」宮崎駿著 

 

○ 杉並区のトトロの樹(坂の上のけやき公園)

杉並区西荻の住民に「トトロの樹」として親しまれてきた大ケヤキのある土地(855u)が、杉並区立「坂の上のけやき公園」として生まれ変わり、平成22(2010)年4月18日、開園記念式典が行われました。

東京都杉並区西荻北四丁目の住宅街の一角に、一本の大ケヤキがそびえるようにして立っています。この大ケヤキは、近隣の住民からいつの間にか「トトロの樹」と呼ばれるようになりました。樹齢は推定90年以上、樹高約19m、幹周り約5.5m、枝の広さ約29mにも及ぶ大木で、杉並区の貴重木として保護されていました。

しかし、平成20(2008)年3月、土地所有者の相続に伴い、建設会社に土地が売却され、マンション建設に向け大ケヤキが伐採されるという危機に直面しました。それを知った近隣住民は、「トトロの樹保護に関するお願い」という署名運動を開始し、8000名を超える署名を6月に杉並区長に提出しました。区はそれを受け、建設会社と交渉を重ねた結果、区が土地を購入し公園とすることが9月に決定しました。

公園の入口に設置された石碑は、「みんなの想い」と題され、

『この見事なけやきは地域の多くの方々の協力により残され、けやきが主役の公園を地域の住民が中心となって育んでいます。
地域のシンボルとしてみんなに親しまれているけやきは自然樹形を保ちながら、その姿も守り育てています。
今後もそのために住民と行政が互いの役割を担いながら、より良い公園を目指していきます。
平成二十二年四月』

と記されています。

住所:東京都杉並区西荻北4-38
交通:JR中央線西荻窪駅から徒歩10分

トトロの樹(坂の上のけやき公園) 

 

○ 三鷹市の国立天文台構内の「星と森と絵本の家」

平成21(2009)年7月7日の七夕の日、国立天文台三鷹キャンパスに「三鷹市 星と森と絵本の家」が開館しました。この「星と森と絵本の家」は、子どもたちが絵本の文化と出会い、宇宙・自然・科学への知的好奇心を育むことを目的とした体験型施設です。深い森の緑の中にある古めかしい家は、まるでトトロが出てきそうな感じです。

国立天文台は、これまでも施設公開や星空案内人(星のソムリエ)養成など、地域に開かれた取り組みを進めてきました。その一環として三鷹市の「みたか・子どもと絵本プロジェクト」に連携し、「旧1号官舎」を絵本の家として三鷹市に無償譲渡しました。旧1号官舎は、大正4(1915)年、天文台の高等官の官舎として東京帝国大学営繕課により建設されたもので、台長の住居として使用されたこともあったそうです。三鷹市は、この建物をいったん解体し、現在の建築基準法に合うように復元しました。再築が完了した平成21年(2009)年6月、近代の住宅の変化を伝える貴重な文化財として、三鷹市登録有形文化財の第一号に登録されました。

絵本の家は、星(星・地球)、森(森・動植物)、ひと(人・暮らし・言葉)というテーマを中心に、約2000冊の絵本を所蔵しているそうです。これらの絵本をゆっくり読める畳の部屋を中心に、3つのテーマ展示室が設けられました。建物の復元再築を紹介する回廊ギャラリー、旧1号官舎の歴史を紹介する旧玄関・建築展示室、そしてメインとなる絵本展示室です。この建物の中には、懐かしい道具もさりげなく展示されています。「となりのトトロ」に出てきたような電話機が壁にかかっていたり、足踏みオルガンもあります。

なお、この家の活動は、子育て中の母親や会社員など様々な人たちで作る市民ボランティア「フレンズ」により支えられています。

住所:東京都三鷹市大沢2-21-3(国立天文台正門より入場)
電話:0422-39-3401
開館時間:10:00 - 17:00(火曜日休館)
入館料:無料
駐車場:ありません。(徒歩、自転車、公共交通機関を利用) 

星と森と絵本の家(国立天文台の旧1号官舎) 「となりのトトロ」に出てきたような電話機

 

○「トトロのシュークリーム」のお店がオープン

平成20(2008)年5月5日、「トトロのシュークリーム」を作るお店「白髭のシュークリーム工房」が、杉並区高井戸東3-21-21にオープンしました。「トトロのシュークリーム」を焼いているのは、白髭(しろひげ)という名前のパティシエで、頑固オヤジのようです。ジブリとのライセンス契約に基づき、製造しているといいます。

トトロの形に作るのは、技術的にむずかしく手間がかかるため、1日100個程度しかできないそうです。「カスタード&生クリーム」(390円)と「マロン&マロンクリーム」(430円)の2種類がありました。

その後、シュークリームの種類も増え、店が手狭になったため、平成25(2013)年10月10日から小田急線世田谷代田駅近くの新店舗に移転することになりました。大きな樹々に囲まれた一軒家で、本当にトトロが棲んでいそうな素敵な家です。新しい店舗の2階には、カフェも併設されるそうです。

店名:「白髭のシュークリーム工房」
住所:東京都杉並区高井戸東3-21-21 ⇒ 東京都世田谷区代田5-3-1(平成25年10月10日から)
電話:03-3334-4689
営業:10:30〜19:30(定休日あり)

代表:宮崎恭子???(宮崎駿監督との関係は、企業秘密だそうです)

 

トトロのシュークリーム 白髭のシュークリーム工房
新しい店舗(世田谷代田)

 

○ トトロの折り紙

1 折り紙に折り目をつけます。

2 鶴を折り始める時の要領で袋状に折り、紙の中心が上になるように置きます。

3 上の1枚を少しずらして折ります。

4 さらに上の1枚に折り目をつけます。

5 折り目が山折りになるように、折り合わせを開いて内側に折り込みます。

6 裏側も折り目をつけます。

7 折り目が山折りになるように、鶴の羽を折る要領で、折り合わせを開いて内側に折り込みます。

8 表側にし、適当な高さの耳を作ります。鶴の首と尾を折る要領で、折り合わせを開いて内側からひっくり返すように、上に引き上げます。

9 脇腹の部分を、表側、裏側とも内側に折って整えます。

10 頭の三角の部分と腹の三角の部分を後ろ側に折って整え、顔を書きます。

11 裏側の尾の部分をジャバラに折って、完成です。

トトロの折り紙(表と裏)

 

  

○どんぐりトトロ

トトロのふるさと基金では、どんぐりなどの木の実や枝を使った「どんぐりトトロづくり」のイベントを行っています。所要30分程度、材料費300円で、オリジナルのトトロを作ることができ、好評を博しています。

どんぐりトトロ

 

 

○赤絵みみずく人形

東京・両国にある江戸東京博物館のミュージアムショップでは、「赤絵みみずく人形」という手作りのお守のような人形を販売しています。これは、江戸東京博物館が所蔵する歌川国芳の版画「赤絵みみずく」を人形にした、江戸博オリジナルグッズです。

江戸時代、親たちは、幼い子どもが病気にかかると、みみずく、ダルマ、金太郎などを赤い泥絵具で描いた赤絵や、赤い玩具を子どもの枕元に置き、その無事を祈ったそうです。赤は、幼い子供を災いから守る強い力を持つ色と信じられていたのです。

赤絵みみずく人形(大) 1,923円(税込)高さ約10cm
赤絵みみずく人形(小)  463円(税込)高さ約3.5cm

このみみずく人形、ちょっとトトロに似ていると思いませんか?

 

○すすきみみずく

「すすきみみずく」は、雑司が谷鬼子母神(東京都豊島区)の参詣みやげとして販売されている郷土玩具で、ススキの穂を束ねて作られたみみずくの人形です。

その由来は、昔貧しさゆえに病気の母親の薬を買えなかった娘“おくめ”が、鬼子母神にお百度参りをして祈ったところ、チョウに姿を変えた鬼子母神が現れて、「ススキの穂でみみずくを作り、それを売って薬代にしなさい」と告げたので、おくめがその通りにすると、みみずくは飛ぶように売れ、薬を買うことが出来たという物語によります。

このすすきみみずくも、少しトトロに似ていますね。

 

赤絵みみずく人形(大) すすきみみずく

 

 

 

○さいたま市の「岡崎巧芸トトロ公園」(通称)=現在はありません。

さいたま市にある、看板・造形・内外装工事の株式会社岡崎巧芸が、トトロたちのオブジェに出会える広場を作り、一般に無料開放していた時期がありました。

これは、先代社長の岡崎愛子さんが、子供たちの心を和ませたいと、トトロの特大フィギアを製作し、自社前のバス停に置いたのがきっかけだそうです。スタジオジブリの許可を得ているとのことで、平成16(2004)年11月の会社移転で現在の場所に移った後、ほかのキャラクターも増えていったようです。オブジェは、なかなか精巧な造りで、岡崎巧芸の技術力の高さを証明しています。

しかし、広場が借地であったことや会社の経営方針などの都合により、平成23(2011)年4月頃?には、すべてのオブジェを撤去してしまったそうです。残念ながら、再建・復活の話もないようです。

住所:さいたま市岩槻区釣上新田1083-1 (旧国道463号線「釣上新田」交差点近く)
電話:048-778-7770

岡崎巧芸トトロ公園全景=現在はありません。 岡崎巧芸の看板=現在はありません。
トトロ1=現在はありません。 トトロ2=現在はありません。
猫バス=現在はありません。 ボロ傘=現在はありません。

 

○どんぐり共和国

「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」から最新作「借りぐらしのアリエッティ」まで、スタジオジブリ作品のキャラクターグッズを豊富に取り揃えているお店です。店内は、木のぬくもりにあふれ、やすらぎの空間になっています。森づくりをお手伝いする「どんぐり銀行」の出張窓口でもあります。ベネリック株式会社の経営で、どんぐり共和国は全国に40店舗以上あります。

狭山丘陵周辺では、次のお店があります。

「どんぐり共和国 ザ・モール瑞穂店」
東京都西多摩郡瑞穂町大字高根字高根新田623 ザ・モールみずほ16 2階
電話 042-556-0903

どんぐり共和国 トトロのぬいぐるみ

※「どんぐり共和国 東京スカイツリータウン・ソラマチ店」

平成24(2012)年5月22日に開業した東京スカイツリータウンのソラマチに、全国最大規模の「どんぐり共和国」がオープンしました。

入口では、大きなトトロがお出迎えです。メイちゃんを乗せたトトロは、ボタンを押すと意味不明な声を発しながら、お腹が膨れます。ライブラリコーナーの天井近くには、大きなネコバスもいます。商品も充実していて、スマートな感じのお店です。
なお、お店の入口は、スカイツリーの絶景ポイント(ソラミ坂)になっています。

場所:東京ソラマチ2階イーストヤード83(一番東側、押上駅B3出口すぐ)
電話:03-5610-5299

大きなトトロ メイちゃんを乗せたトトロ
ネコバス

  

○ 「トイ・ストーリー3」にトトロが出演!

ディズニー/ピクサーの人気CGアニメ映画「トイ・ストーリー3」(ジョン・ラセター製作総指揮、リー・アンクリッチ監督、平成22 (2010) 年7月10日公開)の劇中で、トトロがおもちゃとして登場しています。

このことについて、ダーラ・K・アンダーソン・プロデューサーは、「スタジオジブリとピクサーは、長年友情関係で結ばれてきており、宮崎駿監督に聞いたら、おもちゃとしてトトロを登場させることを快諾してくれたので、オマージュとして出したい。」とのことから、トトロが「トイ・ストーリー3」に登場することになったそうです。

「トイ・ストーリー3」に出演したトトロ

 

※ 「ベイマックス」はトトロのインスピレーション

ディズニーの3Dアニメ映画「ベイマックス」(ジョン・ラセター製作総指揮、ドン・ホール監督、クリス・ウィリアムズ監督、平成26(2014)年12月20日公開)は、サンフランシスコと東京を融合させた都市サンフランソーキョーが舞台となり、日本の鈴をイメージしたベイマックスのデザインなど、随所に日本文化が取り入れられています。クリス・ウィリアムズ監督によれば、ベイマックスの優しいキャラクターには「となりのトトロ」にインスピレーションを受けた部分があると思うと明かしています。

「私の名前はベイマックス。あなたの心とカラダを守ります」   優しさで世界を救えるか?

トトロにインスピレーションを受けたベイマックス

 

 

 

○ 「天空の城ラピュタ」のDVDにトトロ?!

パズーとシーターが乗るフラップターの背後を飛んでいる、飛行船艦ゴリアテの模様が、トトロになっているのがわかります。
どうしてトトロが「天空の城ラピュタ」に出演?しているのかは不明ですが、ジブリの遊び心と思われます。
「天空の城ラピュタ」は1986年の作品、「となりのトトロ」は1988年の作品ですが、DVDが発売されたのはその後だからです。

天空の城ラピュタ   飛行艇にトトロが!

 

 

 

○ 轟、土々呂、登々路、戸外炉など

※ 大分県佐伯市宇目大字南田原 轟(トトロ)地区

前掲参照

【参考】全国にある轟の滝(トドロキノタキ)←いずれもトトロとは読みません。
・徳島県海部郡海陽町平井にある轟の滝(落差58m、日本の滝百選No.77)
・高知県香美市香北町猪野々柚ノ木にある轟の滝(落差82m(三段)、日本の滝百選No.82)
・沖縄県名護市数久田にある轟の滝(落差30m)
・長崎県諫早市高来町善住寺大山にある轟の滝(落差12m)
・佐賀県嬉野市嬉野町下宿丙にある轟の滝(落差11m)

 

※ 宮崎県延岡市土々呂町(JR土々呂駅)

宮崎県延岡市に土々呂(トトロ)町という町名があります。(土々呂町は、1丁目から6丁目まであります。)
延岡市土々呂町5丁目には、JR九州日豊本線の土々呂駅があります。
このほかにも、土々呂幼稚園、土々呂小学校、土々呂中学校、土々呂郵便局、土々呂消防出張所、土々呂駐在所、土々呂漁港、土々呂公園などがあり、宮崎交通バスの日向線・外浦線には土々呂バス停もあります。
宮崎県(宮崎駿)にあり、土々呂の読みが「トトロ」ですが、マスコミなどではあまり紹介されていないようです。

日豊本線の土々呂駅(延岡市)

 

 ※ 都立園芸高校の兎々呂(トドロ)城址

東京都世田谷区深沢にある都立園芸高校は、兎々呂(トドロ)城址に建っています。
兎々呂城は、戦国時代の武将でこの地を領有した北条氏康(1513-1571)の家来、南条右京亮の居城でした。
この城の呼ばれ方が後に「とどろき」になり、現在の「等々力」になったといわれています。
校内には、「旧蹟 兎々呂城址」の石碑があり、正門外にも石柱があります。

校内にある「旧蹟 兎々呂城址」の石碑 正門外にある「兎々呂城」の石柱

 

 

※ 東京都世田谷区等々力(トドロキ)

東京都世田谷区等々力にある等々力渓谷は、多摩川の支流の谷沢川が、国分寺崖線(ハケ)を浸食してできた、長さ約1qの都区内唯一の渓谷です。
「等々力」の地名は、渓谷内にある「不動の滝」の音が響き渡り「轟いた」ところからついた、との言い伝えがあります。

等々力渓谷と不動の滝

 

※ 徳島県美馬郡つるぎ町にある土々呂の滝(ドドロノタキ)

徳島県美馬郡つるぎ町(旧半田町)には、「土々呂(ドドロ)の滝」があります。←トトロではなくドドロです。
「土々呂の滝」は、半田川支流の大藤谷川がつるぎ町(旧半田町)と東みよし町(旧三加茂町)との町境に作る落差30mの滝です。
平成7年度から周辺を公園として整備し、平成9年5月に「土々呂の滝親水公園」として新たにオープンしました。
7〜8月には、ライトアップされる名瀑だそうです。(徳島県美馬郡つるぎ町半田字中熊)

 

※ 徳島市国府町桜間字登々路

徳島県徳島市国府町桜間に登々路(トトロ)という字名があります。

 

※ 北海道深川市の戸外炉峠駐車公園

北海道深川市音江町の道道79号線に戸外炉(トトロ)峠という駐車公園があります。
当初、畑の中に農作業の休憩用に廃バスが置かれていましたが、まちづくりの市民グループ「戸外炉」(トトロ)がネコバス風にペイントしたそうです。
後日(平成13 (2001)年4月)、深川市がその近くに駐車公園を造り、「戸外炉峠駐車公園」と名付けたそうです。

戸外炉峠のネコバス

 

○ テレビ放送

映画では、興行収入が約12億円、観客動員数は約80万人を記録しましたが、テレビ放映でも抜群の人気を誇っています。

放送日 視聴率
1 1989年04月28日(金) 21.4%
2 1990年03月30日(金) 23.2%
3 1991年07月12日(金) 20.3%
4 1994年07月15日(金) 22.2%
5 1995年12月22日(金) 18.1%
6 1998年06月26日(金) 21.7%
7 2000年06月23日(金) 21.1%
8 2002年08月02日(金) 20.9%
9 2004年07月23日(金) 23.0%
10 2006年07月28日(金) 22.5%
11 2008年07月18日(金) 17.6%
12 2010年07月23日(金) 20.2%
13 2012年07月13日(金) 18.3%
14 2014年07月11日(金) 19.4%

 

 

 

 

 

○ トトロ死神説(都市伝説)

平成19(2007)年2月頃から、「トトロは死神で、サツキとメイは作中で死亡していた」という裏解釈がネット上で出回っているようです。妄想としかいいようがなく、全くおろかな話です。このようなひねくれた考え方をすれば、ファンタジーはすべてホラーになってしまうでしょう。この者たちは、自然に対する畏敬の念というものを持てないのでしょうか?

不本意ながら参考まで、以下にその概略を記しておきます。

・トトロは死神で、トトロに出会った人は死が近い、もしくは既に死んでいる。
・サツキとメイは途中で死んでしまい、父親が想像の世界の中で生きている二人の姿を書いた。父親は五月病である。
・お母さんが入院しているのは子供を亡くしたショックから。
・サツキは「殺気」、メイは「冥」という意味。
・メイが行方不明になり池でサンダルが見つかったが、既にメイは水死していた。
・人間には見えないネコバスは魂を運ぶ乗り物であり、サツキは自らそれに乗ってメイの元へ向かった。
・ネコバスの行先表示のひとつに「墓」がある。(実際は「墓道」)
・メイが行方不明になった後、サツキとメイの影がなくなっている。
・サツキとメイがネコバスで病院の母親を見舞うが、母親は二人が松の木のところで笑ったような気がしただけである。さらに両親に会わずにトウモロコシを置いて帰ったのは、二人が既に死んでいるから。
・最後のエンディングでは、全員が不自然に若返っているが、実は生前の昔の出来事をハッピーエンド風にしただけ。

このほかにも、

・サツキ(小学4年)・メイ(4歳)だから、死・死。
・メイが口がまわらず「トウモロコシ」を「トウモコロシ」(とうも殺し)と言う。
・狭山事件(女子高校生誘拐殺人事件)が起きたのも、5月1日である。

(参考)狭山事件について
昭和38(1963)年5月1日、埼玉県狭山市で女子高校生が行方不明になり、脅迫状が届けられる事件が発生しました。警察は、身代金を取りに現れた犯人を取り逃がしてしまい、女子高校生は遺体となって発見されました。世論の非難が集中し捜査に行き詰った警察は、付近の被差別部落のIさんを別件逮捕し、ウソの自白を強要し犯人として逮捕したのです。ここに冤罪が生み出されることになりました。Iさんは、最高裁で無期懲役の有罪判決が確定し服役、仮出獄できましたが、無実を立証するため、現在も第3次再審請求中です。

などなど、数え切れません。このようなものを都市伝説と呼ぶのでしょうか?

 

もちろんジブリ側は、「いつものジブリ日誌」(2007年5月1日(火))で正式に否定しています。

「ゴールデンウィークの谷間の出勤日ということで、取引先からの電話も少なく、なんとなーく平和な3スタ2階。と、そんな中、かかってくるのはなぜか「トトロは死神なんですか?」という一般の方からの問い合わせばかり。みなさん、ご心配なく。トトロが死神だとか、メイちゃんは死んでるという事実や設定は、「となりのトトロ」には全くありませんよ。最近はやりの都市伝説のひとつです。誰かが、面白がって言い出したことが、あっという間にネットを通じて広がってしまったみたいなんです。「映画の最後の方でサツキとメイに影がない」のは、作画上で不要と判断して略しているだけなんです。みなさん、噂を信じないで欲しいです。…とこの場を借りて、広報部より正式に申し上げたいと思います。」

 

 

○ トトロ=ツァトゥグァ説

「ツァトゥグァ」は、クトゥルフ神話として分類される怪奇小説などに登場する、神とも呼べる存在のひとつで、米国の小説家クラーク・アシュトン・スミスによって創作されたものだそうです。古代大陸西部にある山の地下洞窟に棲み、ヒキガエルやナマケモノを連想させる容姿で、比較的危険度が少ないとされているようです。

ツァトゥグァの容姿がトトロに比較的似ていることから、ネットでは「トトロの正体はツァトゥグァ」などとする書き込みもあるようです。

 

 

 

 

 

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