刈穂 六舟(秋田県)

刈穂六舟 名称 刈穂 吟醸酒 六舟
製造 刈穂酒造(株) 秋田県神岡町
販売 秋田清酒(株) 秋田県仙北町
データ アルコール分 15度〜16度
原材料 米、米麹、醸造アルコール
日本酒度 +5
酸度 1.5
杜氏 斉藤泰幸
価格 1.8L,2,330円(税別)

 日本酒の級別制度が廃止され、吟醸酒や純米酒などの特定名称酒が販売されるようになり、日本酒は飛躍的に美味しくなった。いや、美味しい酒が百花繚乱のごとく販売されるようになったという方が正確かもしれない。しかもその先鞭となっているのは、大手酒造業者ではなく、意欲的な地方の小さな酒蔵である。刈穂もこうした地酒ブームの先鞭役を担った酒蔵だ。
 刈穂は、秋田の酒にしてはめずらしく、辛口で淡麗な味わいの酒が多い。これは、刈穂が使用している仕込水の影響が大きいようだ。刈穂の仕込水は、奥羽山系の雪解け水が地下深く浸透し、厚さ13mの砂礫層に洗われて汲み上げられる中硬水だそうで、軟水が多い秋田県には珍しい水質である。直接、その水を飲んでみても清冽でキレのある味わいだという。美味しい水が、旨い酒造りの必須条件であることを考えれば、まさに刈穂は絶好の天然の恵みに恵まれた酒蔵だといえよう。
 六舟の名は、伝統の六つの酒槽で、じっくりと搾って作られたことから名付けられたもの。刈穂らしく、淡麗でキレの良い上品な味わいの酒である。
 なお、刈穂の酒銘は、
「秋の田の かりほの庵の とまをあらみ
  わが衣手は 霧にぬれつつ」
という、天智天皇の和歌に由来する。