京都御所の周り

 京都御苑の中に、天皇がお住まいになっていた「京都御所」があります
 この御所の周りには塀(築地(ついじ)といいます)がめぐらされ、六つの門で外につながっています
 南側の「建礼門(けんれいもん)」から時計回りに、西側には「宜秋門(ぎしゅうもん)」、「清所門(せいしょもん)」、「皇后門(こうごうもん)」、北側に「朔平門(せっぺいもん)」、東側には「建春門(けんしゅんもん)」の順です

では、順番にご紹介しましょう


建礼門(けんれいもん)

  

 この門は、本来天皇陛下のみが用いられる門ですが、近年は国賓として来日した外国の元首も通られるそうです
 屋根は、檜皮葺で軒下の金色の建具や透かし彫りが施されており、気品あふれる厳かな門です
 門の奥に写っているのは、京都御所の中の承明門という朱塗りの門です

 京都御所の南西角にあるこの大きな樹には、次のような案内板が建てられていました
清水谷家の椋(むく)
 この大きな椋の木は、このあたりが清水谷という公家の屋敷であったことから「清水谷家の椋」と呼ばれています
 樹齢は約300年くらいで苑内でも数少ない椋の大木です
 1864年の蛤御門の変の時、長州藩士、来島又兵衛がこの木の付近で討死したとも伝えられています


宜秋門(ぎしゅうもん)

  

西側の一番南にあるのが、この宜秋門です
*パンフレットから〜宜秋門は公家門、唐門ともいわれ、摂家、親王、門跡、公家等が用いた

築地の外側のお濠(というには狭く極めて浅いので本来別の呼び名があると思います)には、清らかな常に水が流れていて、野鳥が水浴びなどをしています


清所門(せいしょもん)

宜秋門の北側にあるのが、清所門です
この門は、瓦葺きです
御所の参観を申し込めばここから中に入れてくれます
入り口では、都道府県警とは別の、皇宮警察本部に所属する皇宮護衛官というおまわりさんが、御所を護っておられます
*パンフレットから〜清所御門は皇子女の参内初めに用いられたほか、御台所御門ともいわれるように御所の勝手口といえる通用門である


皇后門(こうごうもん)

清所門から更に北へ歩くと、皇后門があります

この御門も瓦葺きです
ちなみに、築地の瓦は右下の写真のように、菊の紋章が焼き込まれています


朔平門(さくへいもん)

京都御所の北側中央にあるのが、この御門です
檜皮がちょっと疲れているように見えました
なんでも、現在はこの檜皮を確保するのが大変だそうです


建春門(けんしゅんもん)

京都御所の東側にあるのが、この建春門です

右下の写真にように、門の外から北を望めば遠く、北山方面が見えます
*パンフレットから〜東側の築地の南寄りに建春門がある。唐破風の屋根で、勅使の出入りに用いられたが、明治以来は皇后陛下や皇太子殿下の御門とされ、また外国の首相にも用いられる。