Last Updated: 2005/1/12

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私的日々記録

2004年06月下旬〜 ここは不定期更新中(笑)
「はてな日記」↓の方が、更新頻度は高いです(^-^;
http://d.hatena.ne.jp/kaichosan/

 平成15年10月4日(土)   道北一人旅・5日目 美瑛市内〜旭川〜伊丹
セブンスターの木/裏:旅仲間の夫婦ライダー
◇07:15
 ついに北海道最後の朝が来てしまった・・・また携帯より早く起きてしまった。
 それにしても、昨日の夜は、初めて出会った旅人たちと夜遅くまで馬鹿笑いしてたなぁ。食事の時、同じテーブルになったご夫婦(カップルじゃなくて結婚してた(^-^;)、愛知から来てるハーレーダビットソンの親方さん。安藤君っていう島根からの柔道家ライダー、それに東京から来てレンタカーでまわってるというシステムエンジニアさん。
 
 食事の後のお茶代を賭けて「黒ヒゲ危機一髪」に興じたり、柔道家ライダー安藤君の身の上話で盛り上がったり。とても初めてあった感じがしなかったな。いつの間にか意気投合してた。聞くと、同じようなルートをまわって、追いつ追われつ知り合ったんだそうだ。今日は、みんな富良野方面や白金温泉を目指すと言ってたっけ。せっかく知り合ったんだし、もう一日こっちにいるんなら同じ方面に行ったのになぁ。
 
◇09:53
 今日は、半日かけて美瑛をブラブラすることにした。まずは、昨日説明してもらったガイドを元に、ガイドブックにはまず載ってない「五稜の丘」へ。ガイドブックに載らない理由は二つ。それほど名所となる場所がないからっていうのと、早朝と夕方は一人で入れないから。熊が出る危険があるんだそうだ。
 
 でも、ここは美瑛の北側で最も高い場所にあたり、南は十勝岳まで一望できて、段々と折り重なる丘々を見渡すことができる。今回は花の季節が終わってたんで、緑と茶色しか見えなかったけど、季節によってはいろんな色が見られるんだろうな。
 
◇10:20
 それぞれバラバラに宿を出たのに、「五稜の丘」の頂上で、宿で一緒だったご夫婦ライダーさんとSEさんとバッタリ遭遇した。富良野へ向かうまでの間、3人で美瑛をウロウロしてるそうで、しばらくお供させて頂くことにした。
 
 宿オリジナルのマップを巡るルートで、「マイルドセブンの丘」「恋人の木」「北瑛の丘」をまわった。そこから美瑛駅の南側へ移動して、「CAMRYの踏切」へ。アップダウンした一直線の線路がCMに使われたそうだ。
 
 そして、午前の締めは「三愛の丘展望台」そばにある「ガーデン・プレイズ」で、美味いと評判のソフトクリームを4人で頂いた。たしかに、そこらで売ってるヤツとは質が違った。なめらかだし、中に牛乳っぽい味がしっかり残ってたね。そこでまた北海道のドライブ談義に花が咲いた。俺はここがよかったとか、紅葉はあそこがおすすめだとか。ご夫婦ライダーさんたちは、毎年北海道へ来てるらしく、かなりのベテランなんだとか。もっと早く出会ってりゃ、層雲峡から足を延ばして、三国峠へ行ったのになぁ。
 
◇12:28
 ここで、お三方はそろそろ富良野へ行くというのでお別れすることになった。昨晩笑い合った時間と、このわずかな観光の時間しか一緒にいなかったのに、かすかな寂しさを感じたなぁ。旅ってのは不思議なもんだな。
 
◇13:14
 何にしようかいろいろ考えてたけど、美瑛から遠く離れると空港までのアクセスが悪くなるんで、移動はやめた。今日のお昼は、昨晩の食事を作ってくれたシェフのお店「ブラン・ルージュ」にした。ま、「ポテトの丘」の隣にあるんだけどね。
 
 注文したのは今日のランチ。出てきたのは、ビーフシチューベースのハヤシライスかな? ライスの上には香草がかかってた。あっ、ヤバイ! さっき食べたソフトクリームが若干腹に残ってるよ、食べ切れるかな?(笑)
 
◇13:51
 午後からまわったのは、とても狭いエリアなんで車だとあっと言う間だった。「親子の木」「セブンスターの木」「ケンとメリーのポプラの木」を、数分ずつ見ていった。後者の二つは大きめの駐車場があって、観光バスも泊まるスポットだ。時期が悪いと、大勢の観光客でごったがえしてえらいことになるんだろうな。秋口の今日も、土曜日ってのが関係したのか意外にも盛況だった。男子校の修学旅行らしい団体さんもいたりして、人が多い多い。
 
◇14:04
 いよいよ、今回の旅の終着点、「北西の丘展望台」に到着。ピラミッド型の展望台が観光名所のようで、さっき先に出て行った男子校の一団に追いついてしまった。また人混みだな。ま、こっちは14時半には車を返しにいかないとならないから、長居はしないけど。
 
 あ〜、それにしても、これでこの旅も終わりかと思うと、切ないなぁ。今の仕事を辞めたら、北海道で働くところがないか、真剣に探そうかな? そうすりゃ、週末の休みを利用すれば、あちこち行けそうだし。職場の同僚に『沖縄マニア』にヤツがいるけど、僕はなぜか北海道が好きだなぁ。
 
◇15:13
 さて、現実の世界へ戻るため、旭川空港に戻って来た。この旅、日産Cubeで走破したのは、1日目、旭川空港から天人峡を経て層雲峡(旭川市内経由)。2日目、層雲峡から音威子府を経て浜頓別。3日目、浜頓別から宗谷岬と稚内市内、さらに野寒布岬を経てサロベツ。4日目、サロベツから羽幌と幌加内を経て美瑛。5日目、美瑛市内を経て旭川空港というルートだった。
 
 その距離は、915kmにも及んだ。今回も4泊5日で、けっこう無謀な距離を移動したのかもしれない。やや移動に割いた時間が多かったのが、難点だったかな。やっぱり稚内目指すんだったら、稚内空港へ飛んだ方が正解だったかも?(^-^;
 
 昨日知り合った旅の仲間は『明日の宿は今日決める』ってスタイルで、ユースホステルをまわってるって言ってたな。ま、今の季節は空いてるから、それができるんだとも言ってたけど。もう少し余裕を持ってルートを組んだ方が、もっとゆっくりできるのかも。次回は、連泊して一カ所をじっくりまわったり、宿を決めないで、もっと自由に長期間うろうろできるといいな。
 
◇17:51
 今、天王寺に向かう空港バスの中です。これで、北海道一人旅第二弾・道北編もおしまいです。実は、今日が20ウン回目のバースデーなのでした。でも、飛行機の座席は4日にちなんで、往復とも「4番」にしたけど、レンタカーのナンバーが「4444」だったのは、何かの因果だったのかなぁ・・・今、ふと思い出したよ(笑)
 ここまでお付き合い下さった方がいれば、どうもありがとうございましたm(_ _)m

 平成15年10月3日(金)   道北一人旅・4日目 サロベツ原野〜羽幌〜幌加内〜美瑛
千代田の丘見晴台(背景は十勝岳)/裏:サロベツ原野
◇00:09
 寒い、とにかく寒い。とても毛布と掛け布団では寝られない。隣りのベッドの毛布をもう一枚拝借することにした。毛布にくるまってじゃないと寝れないよ。
 
◇07:10
 惜しいことをしたぁ〜。今朝6時頃、宿の広間から見渡せるサロベツ原野一帯が、明け方の気温差でできる霧に覆われて、まるで雲海のような眺めになってたんだそうだ。宿自体は、小高い丘の上に建ってるから、本当にすぐ目の前まで霧が迫ってくる感じになると、奥さんが言ってた。滅多に来れる所じゃないし、見ておきたかったな。
 
◇07:56
 お世話になったご主人さんが、僕より先に出掛けていった。「こんな朝早くどこへ?」と思ったら、名寄まで2時間かけて検診に行くんだそうだ。病院へちょっと行くのも、一仕事なんだなぁ。バス停の時刻表をチラッと見たけど、一日2便しか走ってないし。あ、それで昨日、学校帰りのお子さんを迎えに行ったのか、納得。
 
 さて、今日は羽幌〜幌加内を経由して旭川、さらに美瑛までのロングドライブだ。そろそろ出発するかな。
 
◇09:58
 予報じゃ雨って言ったけど、すんごい快晴。気分よく日本海オロロンラインを一気に南下した。「道の駅・ほっと☆はぼろ」で、しばし休息。
 稚内からサロベツの間は丘陵が広がってたけど、サロベツから羽幌までは、けっこう高低のアップダウンある道だったな。あちこちでダンプカーと遭遇、その度に若いもんはサッサとかわすんだけど、ファミリーカーとか中年の方はなかなか追い越せないから、速度制限されたみたいに減速するんだな、これが(>_<)
 
 おっと、車を出そうとした瞬間に、仕事用の着メロがなった。ヤな予感がしたら、やっぱり上司からの電話連絡だ。10日間の長期休暇中と承知の上で掛けてくるとは・・・事件か何かで呼び出しか?と思ったけど、同僚の身内が亡くなった件についてだった。一瞬、ドキッとしたよ。
 
◇11:35
 「霧立峠」という峠を越えた。対向車の見えない大きなカーブが連続する、かなり曲がりくねった山道だったな。しかも、羽幌を出た辺りからとうとう雨が落ち出して、峠辺りじゃ本降りになってたもんで、けっこう神経使ったし。
 
 まだお昼には早いけど、この先しばらく何も無さそうなんで「道の駅・森と湖の里ほろかない」で食べておくことにした。メニューの選択肢は二つ、「せいろ」か「かけ」の蕎麦だけ(笑) このへんも蕎麦の生産が盛んな所なのか。でも、極細なのにしっかりコシがあって美味いぞ? それに何か注意書きがある。なになに・・・
 
 『薬味はおダシに入れずに、ソバにつけてお召し上がり下さい』
 『最後におダシにソバ湯を足し、一味を少々加えてお飲み下さい』
 『ぜひ、3種類のお味を味わって下さい』・・・だって。
 
 パーキングの食堂にしては、エラいコダワリもってるねぇ。モノは試しとやってみたけど、たしかに冷たいソバをツルッといった後に、あったかいソバ湯入りのダシがいいね。
 
 お、会計で温泉の割引券をくれた。ここの道の駅は温泉が併設してあるのか。なんと、しかも露天風呂だぁ〜!! 意外に早めにここまで来れたんだし、まだ時間もあるな。ちょっと寄り道していこう(*^o^*)
 
◇12:54
 いやぁ〜、真っ昼間に入る温泉もいいもんだな。ここは週替わりでいろいろな温泉を楽しめるらしく、今週は、重曹泉・抹茶の湯だった。重曹は疲労回復に、抹茶は保湿効果に効くらしい。
 
 で、肝心の露天風呂はというと、源泉名が「三頭の湯」でナトリウム−塩化物泉ということだ。茶色く濁っていて、湯船の底は見えなかった。肌触りの方は、この前の浜頓別とは明らかに違うね。サラッとしてて、上がった直後、肌に妙な感覚は残らなかった。
 
 ふう、一息ついたところで、また美瑛までのドライブ再開かな。気まぐれな天気が晴れてる間に、サッサと移動してしまおう。
 
◇14:47
 日記を読み返してたら、さっき、せいろを食べて温泉に入った道の駅の名前を書いてなかったのが判明。名称は「森と湖の里ほろかない」でしたm(_ _)m
 
◇15:51
 とんでもない国道〜道道を通ってしまったな。さっきの霧立峠の比じゃなかった。あの角度はすごい、車内中の荷物が右へ左へ滑ってたし(笑) しかも車線が狭い。対向車が来ようものなら、際際ですれ違っていく。そんな道を数十分の間、上って下って抜けてようやく旭川着、そのまま通り抜けて美瑛町に向かった。
 
 まだ宿に入るには時間があったんで、ちょっと欲張って美瑛の名物の『美しい丘』を見て回ることにした。その道中、観光バスの停まっている「拓真館」なるものを見つけたので、立ち寄ってみた。美瑛の風景を撮り続けたカメラマン(故人)の記念写真館だそうだ。なるほど、館内は美瑛の一年を一気に見ることができる。とても素人には撮れそうにないキレイな写真ばかりだ。芸術なんか全然解らないけど、美しいのだけは解った。
 
 一番目に止まったのは、空が真っ赤に染まった夕焼けの風景を写した一枚だ。何故だろう、見た瞬間、すごく強く魅かれた。さすがに再撮影は禁止なので、記録に残すのは諦めた。この旅の『記憶』と一緒に残ればいいかな。
 
◇16:24
 いろいろ見て回る予定が、予想より時間が掛かってしまった。宿へ行く前に、「千代田の丘」の見晴らし台にだけは寄ることにした。コスモス畑は拝めなかったけど、幸運にも雪の積もった「十勝岳」を見ることができた。頂上の方は、雲が掛かって見えなかったけど、裾野の方は紅葉していて上には雪が・・・。もう一回こんな風景を見に来れるといいなぁ。
 
◇17:09
 最新型のカーナビもあてにならんな。細かい道まではケアされてない。宿を探すのに、ちと手間取ってしまった。しかも通行止めがあって迂回しないといけなかったのが計算外。何とか時間ドンピシャで到着したよ。今回の旅、最後の宿も、昨日と同じ男女別相部屋が基本のユースホステルタイプにした。「ポテトヴィレッジ美瑛・ポテトの丘」だ。
 
 前金で宿泊代を支払ったら、野菜の名前が付いた部屋へ入った。僕の部屋は『トマト』だそうだ(^-^; 本来なら3人部屋らしく、二段ベッドとシングルベッドが並んでた。ここを一人で使えるように予約しておいた。
 
 昨日泊まった「あしたの城」は、広間にテレビがあってニュースをチェックできたけど、ここは談話室にも個室にもテレビがない。美瑛の丘の静寂を満喫できるように、との配慮だそうだ。まあ、無料で貸してくれるらしいので、部屋に運んでもらった。仕事のことを完全に忘れられないのが、マスコミ人の悲しい性だなぁ。バラエティなぞに興味はないから別になくてもいいんだけど、休んでる間も日々何が起きているかぐらいは知っとかいないとね。
 
 ま、夜は、晩飯の後20:30から美瑛の「丘の上のガイダンス」をやってくれるそうなんで、明日、ラスト観光の予習も含めて参加させてもらうとするか。
 
◇18:55
 とんでもない間違いを。先ほどの雪の積もった山は、大雪山ではなく「十勝岳」の間違いでした。普通に考えて、車で30分以上も離れた場所のはずで、見えるはずがないんです。失礼しましたm(_ _)m でも、宿の人に確認したけど、「千代田の丘」からは旭岳も望めるそうだ。「おそらく十勝岳」ということで、お願いします(笑)
 
◇19:03
 結果的に、見ず知らずの人が泊まる事になったのは、今日の宿だけになったな。食事でいきなり面食らった。なんと部屋別ではなく『全席自由席』だった。「どこでもご自由にどうぞ」だって。全部で14,5人はいただろうか。グループが3つとカップル1組、そして一人の僕。これにスタッフが数名一緒に食事するみたいだけど、どう考えても4人掛けのテーブルじゃ知らない者同士が相席にならざるを得ない。ユースホステルって、こんな感じだったのね。心構えができてなかったから、ちょっとビックリ。ま、人見知りなんかしない性格だから、全然問題ないけど。
 
 とりあえず、4人掛けでスタッフを含むテーブルについた。横に来たのはカップルの女性で、左向かいにその相手男性が座った。どうなることかと思ったけど、何の違和感もなく世間話が始まったんで安心したよ。どこから来たのか、どこへ行ったのか、どの辺を回ってるのか、とかお互いに報告しあった。向こうのカップルさんは東京からで、11日間ほど掛けてバイクで北海道をまわってるそうだ。美瑛には連泊。女性の方がここの食事を気に入ったんで決めたそうだ。ただ、ベッドのマットが固いと不満を漏らしていた。ほほう、気に留めておこう。
 
 そうこう話している内に、向かいに掛けたのは、スタッフの齊藤さんだ。今年の5月からここで働いているそうだが、彼ももともとはここのお客だったそうだ。年に2回は泊まる常連だったとか。美瑛の魅力にひかれて、就職しちゃったクチなんだな。
 
 その食事だけど、たしかに美味かった。何でも、千葉の浦安近くのホテルで修行経験を持つシェフが、すべて任されて作っているそうだ。今晩のメニューは、チキンフリカッセ、ゆでとうもろこし、ほうれん草バター、ポテトジャーマン、サラダ、みそ汁、いちごゼリー。量的には足りないかも?と思ったけど、ご飯とみそ汁はおかわり自由なんで、それは免れた。
 
◇21:15
 美瑛の観光ルートを、たっぷり45分かけて説明してもらった。3ルートほどあって、全部車でもまわれるそうだ。14時半には空港に戻らないといけないけど、午前中、9時からお昼までかければ粗方まわれそうだな。最終日、せめて快晴になってくれるといいな。

 平成15年10月2日(木)   道北一人旅・3日目 浜頓別〜宗谷岬〜稚内〜サロベツ原野
宗谷岬/裏:稚内港北防波堤ドーム
◇08:12
 今朝も携帯に勝った(笑) うん、実に健康的な生活サイクルだ。やっぱり、日頃は夜更かしのし過ぎなんだろうな。目覚めがこんなにスッキリしてるのも、そのせいか。
 
 部屋から外を見渡すと、空はどっぷりと曇っていて、昨日はほとんどなかった風が吹き、時折強くなっては木々を大きく揺らしている。何とか本降りにはなってないどうだけど、まさに不安をアオルような天気だな。おまけに、たまたま点いてた番組で流れた、僕の今日の星座占いは12位だったし(ToT)
 
 さて、宗谷岬まではおよそ80分。そのあと、稚内市内も見物する予定だけど、雨次第でどうしようかねぇ。今日が、今回の旅のメインだったのに、ツイてないなぁ。
 
◇09:35
 北上するにつれて、風がだんだん強くなってきた。ときどき路面の濡れていない地域もあったけど、雨は多かれ少なかれ降ってるようだ。現在、風速7m気温14度。
 
◇10:10
 日本最北端の地、「宗谷岬」に到着。うは、物凄い風だ(>_<) 駐車した車に乗っていても、横揺れを起こしているのがハッキリ分かった。表示は、風速15m気温12度となっている。
 
 見ると、観光バスが数台停まっていた。すると、石碑に近づいていく勇気ある雨合羽集団がいたので、こちらも意を決して降りてみた。が、とにかく寒くて冷たい。風が真横から吹いてる感じ。僕の折り畳みの傘なんて、油断したら骨ごと折れてもってかれちゃったかもしれない。風があまりにキツくて、体感だと気温12度どころではないな。車に戻って、今回の旅で初めて暖房を入れた。
 
◇11:08
 土産物屋をぶらぶら、「日本最北端到着証明書」なぞを購入しつつ1時間粘ってみたけど、全然ダメ。天候が回復する気配すらなし。ホントは、岬の南、丘の上にある「宗谷岬平和公園」も歩きたかったけど、とてもそんな気分には到底なれない。たった5分ほどで身震いするほど寒いのに、歩き続けたら全身ぐっしょり濡れて凍えてしまう。
 
 あ、駐車場向かいの土産物屋シャッターを閉めちゃった。ま、無理もない、こんな天気じゃ観光客なんかくるはずないからなぁ。あ、僕も観光客になるから、変わり者なら来るかもしれないけど(笑)
 こんな最果ての地でも、アンテナは元気に3本とも立ってることだし、ここまでをアップして稚内市内で昼飯にしようかな。
 
◇12:19
 稚内を挟んでオホーツク海側の海岸道路を「オホーツクライン」、日本海側を「日本海オロロンライン」と呼ぶそうだ。ただ、浜頓別から北の海岸道路もオホーツクラインって呼ぶのかどうかは、よく知らないけど。宗谷岬へ向かって北上してる間は、ずっと波が荒れ狂って波シブキを浴びながら走ってたのに、ここへ来る途中、波は比較的穏やかだった。
 
 昼飯前に、稚内港のフェリー乗り場横にある「北防波堤ドーム」を訪ねる。打ちっぱなしのコンクリでできた防波堤だ。さすがに港全体を覆っているだけあって、やたらと長い。そいうや、ドラマだったか映画だったか、何かこういう場所を意味もなく歩いてるシーンを思い出した。
 
◇13:28
 ツイてない時は、とことんツイてないな。今日の昼だけは豪華に『寿司』にしようと決めてたんだけど、稚内市内、お目当ての「竹ちゃん」に着いて、店の貼り紙を見て愕然とした。
 
 〜今日は5時からやります〜
 
 ガックリ。おいおい、マジかよ? 微かな笑いすら出てこない。天気にも祟られてるし、もう呪われてるとしか言いようがないぞ(^-^;
 
 仕方ない、他の候補の海鮮料理屋を探すも見つからない。もう半分自棄になって、近くのラーメン屋に入ることにした。食べたのは、ごくごく普通の醤油ラーメン。これが「稚内ラーメン」とかいうメニューだったら、どれだけ幸せな気分になれたことか。残念ながら、すべてのメニューを見渡したけど「稚内ラーメン」はなかった。その前に、そんなラーメン聞いたことがないけどね。
 
◇13:55
 相変わらず、雨風ともおさまる気配はないけど、稚内見物を続行。まずは、宗谷本線の終着駅・稚内駅の真裏にある「北市場」で実家への土産を発送した。当然、北海道まで来てるんだし、やっぱカニでしょカニ。小ぶりなヤツだったけど、一杯2000円で売ってたのを、粘りに粘って四杯で5000円にしてもらった。ずいぶんマケてもらった感じがするけど、同じ時間帯に鮮魚売り場にいたのは、僕を入れて3人だけ。この天気の影響で、客足はさっぱりだと店の人が言ってた。そんな訳もあって、丸っきり売れないより安くても売ってしまった方がいいんだろうな。ま、こっちにしてもれば有り難い話だけど。
 
◇14:18
 続いては、「稚内公園」へ。市内の西側にある丘の上一帯が公園として整備されている。ここには「氷雪の門」や「教學之碑」などあったが、強風のせいで車から降りるのはやめた(笑) ホント、エラい日に来ちゃったよなぁ。
 
 さっきから、土産物屋のオバちゃんもこっちもみてほくそ笑んでるし。「馬鹿な人もいるねぇ。こんな天気で何しに来たんだろね?」って、心の声が聞こえてきそうだ。
 
◇14:49
 稚内の北西の端、野寒布岬(ノシャップ岬)に立ち寄る。時折、「わ」ナンバーの僕と同類がやって来る以外は、人っ子ひとりいない。すぐ脇に建つ「ノシャップ寒流水族館」の駐車場にも、全く車が停まっていないし、ガラスから覗く館内からも人の気配が感じられない。本物の北の外れまで来てしまったかな。
 
 もし晴れていたら、ここの「恵山泊漁港公園」から、先日冠雪を記録した「利尻富士」と「礼文島」を一望できるはずだったのに・・・代わりに全国で2番目に高いという「稚内灯台」をボーッと眺めといたよ。
 
 う〜ん、何もかもが裏目に出てしまったな。こんなことなら、旅のルートを東回りと西回りを逆にすれば良かったかな。先にサロベツを経由してれば、雨から逃げられたかも。おっと、最近調子の悪い競馬と一緒で、タラ・レバはいかんな(笑)
 
◇15:34
 さっきから、例の「日本海オロロンライン」を走ってる。でも、ただひたすら何もない原野を突き進んでるだけなんだなぁ、これが。右手に日本海を望んでるけど、荒々しい波以外は何も印象に残らない。まだ左手の、丘陵が紅葉づいている方が美しく見えてたな。
 
 いやぁ〜、それにしても意外に『雨』って恐ろしい。アスファルトにできた「轍」に溜まった水を踏んだだけで、一瞬ハンドルが取られる。まあ、それもそのはず。こんな天気にもかかわらず、道内の国道や道道って、みんな時速80kmぐらいで走ってるからねぇ。しかも、流れを止めてる大型車を追い越そうとすると、時速100kmは出さないとかわせないから、そんなときに反対車線の水たまりでも踏もうものならホントにびっくりするぐらい、車体が揺れたよ(>_<)
 
◇16:15
 何とか今日のお宿、「とほの宿・あしたの城」に着いた。周辺の地図があまりにアバウトだったんで、一瞬、引き込みになってる道路を見落としてしまって、慌ててバックで逆送したよ。
 
 で、こちらは男女別相部屋が基本のお宿。一応、個室もあるんでそっちをお願いしておいたけど、どうやら今日のお客は僕だけなんで、事実上、貸し切り状態。昨日は、当日予約の2人を合わせて4人泊まってたらしいけど、今日は僕だけ。旅仲間とのちょっとした出会いを期待してたけど、残念だったな。ご主人によると、9月28日まではお客が途絶えなかったけど、そこから途絶えたそうだ。これからはグッと客足が遠のくんで、11月には宿をいったん閉めるんだそうだ。この後はクリスマスとか年末に、またお客さんが帰ってくるとか・・・。
 
 これから僕のためにお風呂を沸かして、僕のためだけに料理してくれる。何だか悪いなぁ。
 
◇20:15
 お風呂も食事もひととおり済ませた。お風呂は一般的な家庭の浴室で特筆すべき点は無し。お料理はすべて手作りで、とても家庭的な感じがして、何だか知り合い宅に泊まりに来たような錯覚を起こした。あの特製餃子は絶対そこらへんのお店じゃ食べれない。素朴な感じだけど、美味かったなぁ。これで、誰か一緒に食べてくれる相棒がいたら、もっと楽しかったろうに・・・返す返す、惜しい。
 
◇21:03
 実は、今回の旅の宿は、4泊中2カ所、ネットでアドバイスしてもらった中から選んだ。昨日と今日の宿がそうだ。それより何より、道北方面で温泉がついてて、なおかつホテル系じゃないところで、一人泊を受け入れてくれるところが圧倒的に少なかったからだ。
 
 去年の道東は、JTBの担当者に粘りに粘ってもらって4泊とも押えることに成功したけど、今回は初日分しか手配できなかった。あとの3泊を自前で何とかするしかなく、独り歩きの本とネット情報で探すしかなかった。最近じゃ、オンラインで宿泊の予約を受け付けている宿も多くはなってきたが、どうしても『2名以上』の制約がついてまわる。一人で旅行したい需要もあるはずなのに、どうしても売上げにつながらない個人って冷たくされるんだよなぁ。
 
 ま、最終手段としては、ユースホステルやライダーハウスといった宿泊施設もあるけどね。今回いろいろ調べてて、初めて「とほの宿」というモノの存在を知ったね。ざっと見た限り、最も安くて一泊二日が2800円ほどで泊まれるところだってあったからね。北海道全土にそのネットワークは広がってて、各地の書店で一冊にまとまった書籍として販売されている。ネットからも購入が可能で、人と触れ合う北海道の旅を希望する人なら、泊まってみて決して損はしないかも。僕も、もう少し若い頃にこういう宿に出会ってたら、頻繁に通ってたかもしれないなぁ。
 
◇21:37
 もともと個室を予約したけど、全館貸し切りということで従来スタイルの大部屋に寝ることになった。部屋には、木製の二段ベットが二組、一カ所は壁がハメ殺しになってるから、合計で7人が寝れる。どうもこの部屋の作り、修学旅行というより小学校の時の「少年自然の家」を感じさせるなぁ。
 
 明日の道順変更の確認も終わったし、メチャメチャ早いけど、もう寝るとするか。テレビもラジオもないし、何もすることないから。・・・にしても、秘境って言われてるところ以外は、今回全部携帯がつうじるよなぁ。何か、便利になってる反面、ますます世知辛い世の中になってるな。モバイラーとしては有り難い話なんだけど。

 平成15年10月1日(水)   道北一人旅・2日目 層雲峡〜音威子府〜浜頓別温泉
クッチャロ湖畔/裏:JR音威子府駅立ち食いソバ屋
◇07:15
 6:28起床、携帯のアラームより早く起きてしまった。おいおい、いつも仕事に行く時より早起きじゃないか(笑) 朝飯を7時半に設定して失敗したかな?
 昨晩のお風呂、残念ながらこの宿には露天風呂がなかった。大浴場の泉質も単純泉で特に目立った点はなかったかな。22時前に入ったけど、貸し切りだったんで気分は良かったけどね。
 
 今朝の朝食も和食。量も適量で、誰もが連想する民宿の「それ」と思ってもらって間違いない。食事の前にフロントでロープーウェイとレンタサイクルについて質問したけど、とても丁寧に案内してくれた。出発する前に紅葉見物でもしてくかな。
 
◇09:22
 清々しい風を受けて、ホテルから層雲峡の「滝見口」までサイクリング。3kmほどの道程で楽勝だと思っていたのに、清々しい風がいつしか強烈な向かい風に変わって、想像以上のきつさだった。それでも、観光バスとか車だと一瞬で通り過ぎてしまう林道をゆっくり見れたし良しとするか。
 
 駐車場には、大型観光バスが列をなして停ってた。見た目、観光客の大半がリタイア組、徒党をなして「流星の滝」「銀河の滝」の看板前で記念写真を撮ってた。こっちはそんな喧騒を横目に乗用車通行禁止の遊歩道をチャリンコで進む。この「滝見口」から伸びる柱状節理の絶壁群が「小函(こばこ)」と呼ばれる、層雲峡渓谷の最も奥にあたる。本来ならこのまま「大函(おおばこ)」まで通じているんだけど、先日の大雨の影響か、土砂災害で「天城岩」のところまでで通行止めとなっていた。まだ紅葉の見頃には、ちょっと早かったかなぁ・・・来週以降なら申し分ないぐらいになってるだろうな、ちょっと惜しい。
 
◇10:12
 「滝見口」から戻って、黒岳へ通じる「層雲峡ロープーウェイ」に乗ろうと思ったら、なんと大人往復1650円もする。しかもタッチの差で9時40分の便を逃したから、この次は10時まで待たないといけない。その上、上に行って観光して降りてくるまで1時間ほど見た方がいいということで、誠に残念ながら、今回の旅でのロープーウェイは断念することにした。この後、道央北部に別れを告げて、一気に道北へ向かってオホーツク海まで行かないといけないんで、お昼まで粘る訳にはいかないのだ。
 
 それにしても、旭岳か黒岳のどちらかは乗れると思ってたんだけどなぁ、ちょっと読みが甘かったか。残念。
 
◇13:14
 走り出してから約3時間。宗谷本線沿いの国道40号を相当な距離を走ったけど、まだまだオホーツク海は見えない。そういえば、朝しっかり食べたから、なかなか腹が減らなかったけど、昼飯にすることにした。ちょうどお昼もまわったことだし。2日目の昼は前から決めてた。どんな雑誌を読んでても道北の食べ物で必ず出てくる、音威子府駅の「立ち食い蕎麦」だ。Yahoo!の掲示板で行程のアドバイスしてくれた人も勧めてくれたし。
 
 が、しかし。ようやく着いたと思ったら、駅の外観は白いビニールで覆われている。どうやら改装中のようだ。でも、まあ目的は構内のはずだし、大丈夫と覗いてみると駅の中も閑散としている。もしや?!と思ったら、やっぱり。なんと立ち食い蕎麦屋が休みだった。「水曜定休日」と悲しい貼り紙がしてあった。くぅ〜、よもや平日が定休日とは・・・大誤算。なるべく行き当たりばったり感を楽しもうと思ってたから、そんなことまで下調べする気持ちの余裕はなかったなぁ。チェッ、こっちもオアズケかぁ。
 
 でも、ここまで来て蕎麦を食べれないのは悔しいから、隣接する「道の駅・おといねっぷ」の食堂で大もりを2枚食ってやった。まず吃驚したのが、蕎麦が真っ黒。細い割にしっかりしてる。一緒に出てきたのは、継ぎ足し用のダシと蕎麦湯だった。なかなか洒落た演出だ。これで600円なら満足かな。もうちょっと量が多くても良かったけど。さぁて、クッチャロ湖まであと少し、もうひと踏ん張りだな。
 
◇14:01
 なに!北海道で「大規模土砂崩れ」だって?!「13人が取り残されたもよう」って、結構なニュースだなぁ・・・あ、ちなみに、僕は全く問題ないですから(^o^)v 一応、これでもマスコミ人の端くれなんで、時事通信の携帯メールサービスを契約してるんで、重大ニュースが起きた時は速報を配信してくれるんですよ。
 
 で、土砂崩れのあった静内町ってどこだろう?って地図で調べたら、思いっきり道南なんですね。あの地域って、この前地震で震度6弱だか震度5ぐらいを記録したんじゃなかったかな? きっと地盤が緩んでたんでしょうね。後で分かったけど、人数は23人に増えたものの、全員の無事が確認されて、ヘリなどで間もなく救助されるとのことで安心したよ。被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
 
◇15:02
 日本最北の湖「クッチャロ湖」に到着。別名、白鳥の湖と呼ばれるほどで、年に二回、春の中頃と秋の終わりに飛来してくるそうだ。ま、白鳥に逢おうと思えば、この時期に来ても無駄なのは元々承知してた。5日間の行程を計算すると、2日目に稚内へ入るよりここらへんに泊まった方がのんびりできると思ったんでね。
 
 いやぁ〜、驚くほど静かだ。本当に、時々あたりで水鳥が鳴く程度しか物音が聞こえない。ま、携帯も圏外なのも分かる気がするな。アップロードできないのは痛いけど(笑)
 
 お、水面スレスレを2羽の水鳥が声を上げながら飛んでいった。風情があっていいね。キャンプができる施設が併設されているようで、湖の目の前に2つ3つのテントが張ってあった。逆に、夜だとこの静かさは怖いぐらいなんじゃないかなぁ?
 
◇16:07
 今夜のお宿、「はまとんべつ温泉ウイング」着。といっても、クッチャロ湖畔に建ってる施設だから、湖をぶらぶら見学してから車の荷物を取ってきただけだけどね。総合運動公園が隣にあることもあって一般的な民宿とはちと違う。部屋は和式で布団を個人個人で敷くシステム・・・そうだなぁ、研修とか合宿で学生さんが使うような施設を連想するかな。でも、ちゃんと日帰り温泉としても機能してるから、普通の温泉客でもお湯を楽しめますよ。さ、晩飯前に評判の温泉を味わいますか。
 
◇18:59
 5時半過ぎに大浴場を覗きにいったら、3つの湯船のは数人しかいないものの、なんと洗い場はスシヅメ状態の超満員(@@;) さすがにゴミゴミした雰囲気で温泉に浸かるのはなぁって思って、食事前はパス。飯の後、ゆっくり入ることにした。
 
 さてさて、その晩飯だけど何だか昨日より豪勢だったぞ? 前菜には、マカロニサラダ、鳥肉の味噌和え、ホタテと蟹の酢の物。これに茄子とひきのピリ辛和え、小魚の燻製、山菜の漬物、貝の吸い物と続いて、メインはエビとホタテの刺し身と白味噌のミニ蟹鍋だった。量的にも満足で、味も価格に十分見合ってた。たしか昨日の宿より安いはずなのに、このメニューのいったいどこでコストを抑えてるんだろ? 明日の精算を考えると、ちょっと得した気分になったかも。
 
◇21:17
 食後待つこと30分、ようやく宿自ら『大分別府温泉に次ぐ全国トップクラスの泉質です!』と謳う名物温泉に入れた。なかなか浴場が空かないんで、待ちくたびれたよ。あの様子じゃ、きっと昼間は日帰りでごった返すんだろうな。
 
 泉質は、ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。よく言う、肌にまとわりつく感じ、ってやつ? 見た目はうっすらと緑掛かってて透き通っているんだけど、肌触りはホントにネットリしてる。評判どおり、肌がスベスベになるのは感じるね。そういえば、炭酸水素イオンが含まれてるとかで「美人の湯」としても人気があるんだって。入るだけじゃなくて飲用としてもいけるようで、お風呂の前に飲用の自販機がおいてあった。
 
◇22:18
 う〜ん、どうやら天気予報が思わしくないなぁ。明日、道北一帯は一日中、雨模様。宗谷岬と稚内のあちこちを午前と午後でうろうろまわるつもりだったのが、雨だと動きづらいなぁ・・・はてさて、どうしたもんかねぇ。

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