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極私的映画戯言

 
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Meet the Parents(ミート・ザ・ペアレンツ)              ★★★

Meet the Parents(ミート・ザ・ペアレンツ)

 駅前に出掛けて、何気なくフラッと観た作品。ロバート・デ・ニーロの出演に騙されたといっても過言ではない(笑)・・・まさかコメディだったとは!!
 「アメリカン・ビューティ」ほど、一般的なアメリカの家庭像を背景に描いた物語ではなかったが、娘を持つ父親と娘の恋人が繰り広げる、ある種アメリカンジョークの要素が混じったホーム・コメディだった。
 
 「メリーに首ったけ」でキャメロン・ディアスをモノにしたベン・スティラー演じる看護士(翻訳の戸田奈都子さんは「看護夫」と訳していた)グレッグが、恋人パム(テリー・ポロ)にプロポーズしようと試みるところから物語は始まる。それは見事失敗に終わるのだが、やがて彼女には強烈な親父がいることが判明。本人にプロポーズする前にその父親に認めてもらおうと、別なキッカケから彼女の両親に会うことになる。
 
 道中、空港会社のミスで機内に持ち込めなかった荷物が別の路線に運ばれ受け取れなかったのがケチの付き始め。やることなす事がすべて裏目になって、どんどんグレッグは追い込まれていく。あげくに、彼女の父親ジャック(ロバート・デ・ニーロ)が元CIAの諜報員(!!)で、心理学の専門家。自宅の秘密の部屋にあった「嘘発見器」で尋問にまであってしまう・・・(笑)
 
 この手の作品は、結局ハッピーエンドになるのは最初から判っているのだが、そこまでどうたどり着くか、またどんな仕掛けとどんでん返しが用意されているかを観客は期待しているものだ。その点では、ロバート・デ・ニーロの起用が存分に活きていた。彼の役どころは、娘と飼い猫を溺愛する父親なんだが、端から見ると少し異常すぎていると思われてしまうほどで、いかにも「娘に近づく、ドコの馬の骨ともわからん男は許さん!」って感じで。
 しかも、元CIAという設定が観客に分かる前からずっと行動が怪しいときてる。妙に演技もシリアス気味なのだ。それは劇中の初登場シーン、2階の窓から実家に戻った娘達を見下ろす場面で僕は感じた。効果音にも「ゴット・ファーザー」を連想させるような緊張感のあるものが時折挟み込まれていて、何か起きるんじゃないかと錯覚させてくれる。
 物語中盤〜後半は、娘婿として失格の烙印に近づいていくグレッグが可哀相なぐらいに思えてくるほど、ジャックとの対決が見物・・・というより笑いどころ。本当に「それはちょっとないんじゃないか?」ってぐらいに。ところどころに「クスッ」って笑えるポイントは用意されているんで、どうか見逃さないで欲しい。
 
 万が一、自分の付き合っている相手に同じような家族がいたらと思うと、他人事ではないんだろうなぁ、と。そんな相手に巡り会わないことを祈りたいと感じた。ここまで極端なのは絶対ないだろうけど(^-^;
 
監督 ジェイ・ローチ
主演 ロバート・デ・ニーロ/ベン・スティラー/テリー・ポロ
    ブライス・ダナー/ジェームズ・レブホーン
    ジョン・エイブラハム/オーウェン・ウェルソンほか

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Last updated: 2004/10/20