当院の治療について
“歯ならび”や“咬み合わせ”が良くないとき、一般歯科治療では原因歯を削り、その上に人口歯を装着して問題解決をはかるのが一般的です。それに対して矯正治療では、基本的には歯は削らず、歯の位置そのものを移動します。歯の移動距離によっては“歯ならび”“咬み合わせ”に加え“出っ歯や受け口などの外観上の口元”にも大きな変化が望めますが、一方で治療に長期間を要するのが難点です。したがって『手っ取り早い治療』を求める人には矯正はあまり向きません。「歯を削ったり人工物に頼る治療法は避けたい」「できるだけ天然の歯のままがいい」「そのために時間がかかるのはやむをえない」と考えて下さる人たちには矯正治療の方が適しているかもしれません。
私は不正咬合の程度を治療の難易度を前提に評価しますが、見なれた状態を電話口で印象のままに語る患者さんの自己評価とは相当ギャップがあるようです。人の主観には個人差があり、“主観で評価する不正咬合”は、治療方法を考える上では全くアテになりません。直接拝見しないと、その人に適した治療法を提案するのは無理があると思います。実物の家を見ないとリフォームの提案などできないのと同じです。
初診に際して
初診には1時間半程度のお時間をいただいています。ご自身(あるいはお子様)のお口の中の状態を正確に理解していただき、想定される(複数の)治療方法の詳細な説明と質疑応答をトコトン行いますので、この程度の時間は必要と考えます。『ちょこっと拝見、手短に説明』というスタイルを私は好みません。治療に対する患者さんの誤った理解を防止するためです。なにとぞ、おつきあい下さい。
