坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

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昨年には「いやがる人もおりますが、アイヌ民族は今はまったく同化された」と言ってみたり、、
ダーバンの反差別会議にアイヌの代表が行けなくした(らしい・要調査)、
アイヌ新法制定の時には「自立化基金ではなくて文化振興で十分(といったらしい・要調査)」、
などなど、色々とアイヌをナメた発言の多い鈴木氏が、今叩かれています。今後が注目ですね。


単一民族発言に関する新聞記事oripakEsamanからの呼びかけ
この発言に対するアイヌ・ウィルタからの抗議文・要望書

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2002/01/30
数日前から「鈴木氏が圧力と聞く」NGOの大西氏が会見
アフガニスタン復興支援国際会議への出席を外務省から一時拒否されたNGO(非政府組織)ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の統括責任者、大西健丞氏は30日、外相や外務事務次官の更迭を受け、東京都内の事務所で記者会見した。大西氏は鈴木宗男代議士にかかわるいくつかの事例を明らかにした。
大西氏によると、国際会議の始まる数日前から「鈴木代議士が日本のNGOを参加させるなと要求している」との話をある外務省職員から聞いていたという。しかし、「(この)外務省職員は国際NGOを選んだらたまたま日本のNGOが入ったという形にするから、といって(圧力をかわすよう)最後の最後まで尽力してくれた」と話した。
また、昨年12月に開かれたNGO主催の「アフガン復興NGO東京会議」に対して外務省が出資する「草の根無償資金」からの支援が鈴木代議士の反対で中止になったとの報道があった。これについて今年1月、議員会館にあいさつに来た大西氏らを同代議士が机をたたいて怒鳴りつけたという。
「お前が裏で書かせたのだろう」「税金を集めているのはおれたちだ」「アフガン会議のNGOには一銭もやらないからな。覚えておけ」などの鈴木氏の言葉を複数のスタッフがメモしていた。
大西氏は「このようなことが日常的に行われていくと、日本のNGOは活動できなくなる」と訴えた。
(01/30)


2002/02/14
国後島に「ムネオハウス」北方領土の援助施設に呼称
日本政府の援助で北方領土につくられた施設などが、現地では自民党の鈴木宗男衆院議員の名前をかぶせて呼ばれている−−。13日の衆院予算委員会で、共産党の佐々木憲昭氏がこんな話を紹介しながら、「税金の私物化、援助の私物化だ」と追及した。小泉首相は「個人のお金で寄付したならともかく、今言われているような形で使われているとしたら、よく調査しなければいけない」と答弁した。
佐々木氏によると、日本政府が4億1685万円を出した国後島の「友好の家」が、現地では「ムネオハウス」と呼ばれているという。また、工事を受注した業者が鈴木氏の中標津後援会の会計責任者をつとめており、政治献金もしているという。
ほかにも、色丹島の診療所が「鈴木宗男診療所」、92年に日本政府が贈った四輪駆動車が「ムネオ号」と呼ばれているとして、「国民の税金で援助が行われているにもかかわらず、なぜ個人の名前がこんなに出てくるのか」と指摘した。
鈴木氏は13日、朝日新聞の取材に対して「ムネオハウス、宗男診療所は私が(名前を)つけたのではない。(現地の)彼らは信頼を込めて言ったのであり、個人的功績に置き換えられては困る。政治資金は法に基づいて届け出ており、何もやましいことはしていない」と話している。
(02/14)
http://www.asahi.com/politics/koutetsu/K2002021303206.html


2002/02/27
鈴木氏、「ムネオハウス」の入札関与認める
自民党の鈴木宗男代議士は26日、国後島の緊急避難所兼宿泊施設「友好の家」(通称「ムネオハウス」)の建設工事について、声明文を発表した。鈴木氏は「工事参加業者を北方四島の地元である根室管内にするよう要請したことは事実だ」と述べ、入札参加資格を根室管内の業者に限るよう外務省側に働きかけたことを初めて認めた。
鈴木氏は、こうした要請をした理由について、「地元の市町村、商工会議所の要請や、北方領土返還運動の政策理念からも当然と理解した」と説明している。そのうえで、「それは業者選定の一般的枠組みの問題であり、個別的業者の選定や入札に関しては一切関与していない」と強調した。
「根室管内」の業者の選定要請について、鈴木氏は20日の衆院予算委員会で質問された際は、「外務省から説明があった記憶はあるが、そういう細かいやり取りはない」「地元は再三、外務省にお願いしてきたということだが、私自身が関与したと言われても困る」と否定していた。
一方、鈴木氏は声明文のなかで、「弁護士に調査を依頼し、事実関係を把握している」と述べたうえで、入札疑惑を調査中の外務省に対して「鈴木側関係者」も調査対象に含めるよう要請している。
鈴木氏の事務所によると、「鈴木側関係者」とは、入札をゆがめた疑惑を持たれている鈴木氏秘書や業者で、鈴木氏本人は含まれないという。外務省はすでに業者から話を聴いた。(02/27)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002022602884.html


2002/02/27
北方3島事業受注の三井物産が8590万円献金
北方四島の人道支援事業をめぐる自民党の鈴木宗男代議士の関与問題が、27日午前の衆院沖縄及び北方問題に関する特別委員会で取り上げられた。石井紘基代議士(民主)は国後、色丹、択捉3島のディーゼル発電施設を受注した三井物産(本社・東京)から自民党の政治資金団体「国民政治協会」に対して、受注の前後の4年間に計8590万円が献金されていることを指摘。鈴木氏はこの時期、自民党総務局長を務めており、川口外相はこの問題も調査していることを明らかにした。
外務省や石井氏によると、発電施設建設は99年1月〜00年4月までに公告、入札、契約を実施。いずれも一般競争入札で商社3社が入札し、三井物産が落札した。落札総額は39億4200万円。
一方、同社は国民政治協会に97年に2240万円、98年に2240万円、99年に2240万円、00年に1870万円をそれぞれ献金している。
鈴木氏は99年10月から01年4月まで党総務局長で、石井氏は「献金した商社はほかに数社しかなく、金額も際立っている。総務局長の実績の一つは資金集めに貢献しているかという点で、(献金が)発電施設の建設事業に関係していることは明らか」と指摘した。
これに対し、川口外相は「北方4島の住民支援に関する事実関係、国後島の緊急避難所兼宿泊施設そのほかを調べており、その他の中にはおっしゃった件も含めている」と述べた。(02/27)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002022700738.html


2002/02/28
ムネオハウス建設で業者への消費税1985万円支払い不要
自民党の鈴木宗男代議士が入札に関与した疑惑がもたれている国後島の宿泊施設(通称ムネオハウス)をめぐり、受注した共同企業体(JV)に外務省が工事本体の代金とともに支払った1985万円の消費税は税法上、支払う必要がなかったことが27日、わかった。税法で「(法律上国外とみなす)北方領土での取引には消費税は課税されない」とされているためで、過払いの額は最大で3億5000万円を上回る可能性がある。
この日の衆院法務委員会で、財務省と外務省が木島日出夫氏(共産)の質問に答えた。
外務省が提出した工事請負契約書によると、契約を交わしたのは、同省の関連団体「支援委員会」と渡辺建設工業・犬飼工務店のJV。請負金額は4億1685万円で、うち消費税額は1985万円だった。外務省はこの額を実際に支払ったと明らかにした。
さらに、この施設以外にも、北方四島支援事業によって現地に建てられた診療所や桟橋、発電所、プレハブ倉庫などでも受注者側に消費税を払ったことも認めた。
消費税法によると、消費税は国内での「資産の譲渡等」に課され、関税法施行令で北方四島を「外国とみなす地域」と定めているため、支払う根拠はないという。
木島氏は「違法な支払いで、ただちに返還手続きをとるべきだ。なぜこんな不可解な契約が結ばれたのか」とただした。
これに対し、外務省は「今行っている調査結果を踏まえて対応したい」と述べるにとどまった。
財務省によると、北方領土での事業は納税申告をしても税務署が受け取らない。このため消費税分は業者側が今も持っている形とみられる。
93年から始まった北方四島への支援事業は00年度までに70件。その事業総額は約81億1500万円。もし全事業で消費税分が支払われていたと仮定して試算すると、外務省から業者への過払いの総額は約3億5000万円を上回る見込みだ。
渡辺建設工業の惣万読(そうまん・つづる)副社長の話 北方四島の事業ではあるが、多くの業者との商取引で消費税が発生している。それをいまさら返還しろと言われても、何年もたっており、すべての回収は困難だ。
犬飼工務店の犬飼勝社長の話 そんなことは考えてもみなかった。困惑しているとしかいいようがない。
(02/28)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002022702862.html


2002/02/28
国後の宿泊施設入札、異例の資格制限 4社は説明会だけ
自民党の鈴木宗男代議士による国後島宿泊施設(通称ムネオハウス)建設への入札関与問題で、落札した共同企業体(JV)以外の4社が入札の事前説明会に参加したものの、入札資格の絞り込みなどによって参加資格を失っていたその経緯が明らかになった。政府の北方四島支援事業で入札参加資格が極端に絞り込まれた建設事業はこの1件しかなく、他業者を事実上排除した実態が改めて裏付けられた。
外務省の関連団体「支援委員会」によると、北方四島の住民への支援事業は93年から始まり、施設建設のほか食料・医薬品、燃料、車両など多岐にわたる。建設事業は医療、発電施設など11事業が発注された。
いずれも一般競争入札だが、地元の業者に事実上限定する条件がついたのは今回の事業だけ。
残りの10件は「北海道に本社、支店または営業所のいずれかを有する者」「札幌、根室または釧路に本社、支社または出張所を有する者」などとなっており、北海道内の大手業者は参加できる仕組みだった。
しかし今回の入札公示では、「北海道に本社を有し根室管内で施工実績を有する者」との条件がつけられた。
入札公示後に開かれた事前説明会には、受注した渡辺建設工業と犬飼工務店のほかに4社が出席した。このうち札幌に本社を持つ建設会社は開発基準が「Bランク以上」という条件は満たしていたが、根室での実績がなかったため断念。「うちは網走では過去に施工実績があったんだが……」
別の業者は札幌に支社があったものの、本社が北海道になかったため辞退したという。これまで北方領土での実績はかなりあったが「本社が北海道に限ると言われたらどうしようもない」。
外務省ロシア支援室の内部文書によると、地元企業を参加させたいという鈴木氏の意向に従って同省は当初、参加資格を「北海道に本社を有する者」とする案を作ったが、鈴木氏から「根室管内に限定しては」と要求され、その通りの参加資格にした。
この事業にかかわった当時の外務省担当者は「入札参加資格をこれほど厳しく制限したケースはなく、異様な感じがした。適正な入札条件づくりに我々なりに努力したつもりだが、鈴木代議士に押し切られる結果になった」と話している。(02/28)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002022800973.html


2002/03/01
「着任めぐり鈴木氏横やり」前コンゴ臨時代理大使が証言
コンゴ(旧ザイール)のブノワ・ユルバン・ウンブイ・ムキシ前駐日臨時代理大使が1日、衆院第1議員会館で開かれた野党主催の会合に出席し、自身の着任をめぐって、自民党の鈴木宗男代議士から横やりが入れられた、などと証言した。
コンゴは97年に政変があり、駐日臨時代理大使のポストも新旧交代をめぐってトラブルが続いていた。その中でムキシ氏は00年12月に現政権から臨時代理大使に任命され、01年2月に来日。当時は、旧政権下で臨時代理大使だったヌガンバニ氏が在日大使館の引き渡しに応じなかったため、外務省に協力を求めた。
ムキシ氏によると、その際、外務省の幹部から「これまでのヌガンバニ氏と同様、『駐日コンゴ大使館通商代表機関』に協力してほしい」「承諾してもらえるなら引き渡しに協力しましょう」などと要請された。また2時間に及んだある会談中、幹部あてに3回、電話が入った。戻ってきた幹部は「鈴木氏からの電話だ。『通商代表機関に協力する用意があるか確認してほしい』と言われた」などと話したという。
「駐日コンゴ大使館通商代表機関」は、鈴木氏の私設秘書でコンゴ出身のジョン・ムウェテ・ムルアカ氏が代表を名乗っていた。またヌガンバニ氏が顧問についていた。
ムキシ氏は、「代表機関は、93年に鈴木氏と関係のある日本の業者などが出資して設立された。定款には日本市場においてザイール(当時)からの商品を独占的に扱う権利を有するとある」と説明。しかし「コンゴ政府としては承認していない。大使館の一部のような印象を与え、大使館の権限を乱用したものだ」と主張した。(03/01)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002030100675.html

2002/03/02
鈴木宗男議員:会議への参加拒否 関与の有無調査 ウタリ協会
北海道ウタリ協会(秋田春蔵理事長)が昨年8月、「国連反人種主義・差別撤廃世界会議」への参加を外務省に拒否された問題をめぐり、同協会は2日までに、鈴木宗男衆院議員の関与の有無を調査する方針を決めた。鈴木氏の「アイヌ民族は同化された」発言への対応をめぐり、鈴木氏の有力後援者の前理事長が直前に解任され、その後、参加拒否問題と鈴木氏の関連について一部で報道されたため。
鈴木氏は昨年7月2日、「アイヌ民族はいまは全く同化された」と発言。同協会は発言を問題視したが、鈴木氏の帯広市の後援会長を務める当時の理事長が鈴木氏に抗議しなかったため、8月6日の理事会で解任された。
南アフリカで開かれた同会議に政府代表団のNGO(非政府組織)枠で参加する予定だった同協会副理事長も一緒に解任された。同協会は参加者の交代を外務省に要望したが、外務省は交代を認めず、同協会の参加は見送られた。
同協会の参加問題をめぐり、外務省の担当課長が鈴木氏に説明に行った際に、解任された前理事長が同席していたとの一部報道があり、同協会はこの問題を改めて重視し、事実関係を調査することにした。 【武藤佳正】
( 2002-03-02-20:52 )[毎日新聞]

2002/03/04
「ムネオハウス」へ鈴木氏影響認める 外務省報告書提出
外務省は4日、北方四島支援事業をめぐる鈴木宗男氏の関与問題などについての内部調査の報告書をまとめ、衆院予算委員会理事会に提出した。これに先立ち川口順子外相は同日朝、小泉純一郎首相に官邸で調査結果を報告。首相は「精いっぱいやってくれた」と報告書を受け取った。
報告書は、国後島の宿泊施設(通称ムネオハウス)建設事業を中心に記載。鈴木氏と外務省の一部幹部らとの「深い関係」や、鈴木氏に多くの職員が威圧感を感じていたことを指摘し、事業に鈴木氏が影響を及ぼしたことを認定している。
このほか、ケニアのソンドゥ・ミリウ水力発電所事業などアフリカにおける政府の途上国援助(ODA)や、鈴木氏のコンゴ出身の私設秘書が駐日コンゴ臨時大使人事へ介入した疑惑についても、調査結果を報告している。
(03/04)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002030400107.html

2002/03/04
大西氏、鈴木氏怒っていると「局長言った」 参院予算委
参院予算委員会は4日午前、NGO(非政府組織)問題についての集中審議を行い、アフガニスタン復興支援国際会議への出席をいったん拒否されたピースウィンズ・ジャパンの大西健丞統括責任者と、国際協力NGOセンター理事長の船戸良隆氏が参考人として出席した。大西氏は外務省の重家俊範中東アフリカ局長から、朝日新聞記事での発言に自民党の鈴木宗男代議士が怒っているため参加を自粛するよう要請されたことを明らかにした。また、「特定議員の主張に従ったことはない」とした政府見解については「私の認識とは違う」と述べた。
大西氏は、1月18日付朝日新聞「ひと」欄で、「お上の言うことはあまり信用しない」と述べた。翌19日午後、重家氏から携帯電話に2度連絡があり、「ひと欄を見て鈴木さんが大変怒って、そういうけしからん団体は出席させるなと言っている。謝りの電話を入れてくれ。参加自粛をしてくれないか」と言われたと説明した。
重家局長はこれまでの衆院予算委答弁で、「記事を見て信頼を裏切られた感じを持った」と説明。鈴木氏の関与については「鈴木氏が怒っていると電話で述べたとは記憶していない。外務省が怒っていると述べた」と述べており、この日の大西氏の答弁とは食い違っている。
また、大西氏は1月8日に鈴木氏の事務所を訪ねた際、同氏から「おい、お前、新聞記事にもてはやされているからって調子に乗るな」などとどなられた経緯を説明した。
(03/04)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002030400543.html


2002/03/06
はしけ船でも異例の短期入札 鈴木宗男氏の支援業者落札
自民党の鈴木宗男代議士の関与が外務省の調査報告書で指摘された北方四島への支援事業で、支援委員会が97年と00年に発注したはしけ船の入札が、公告から参加締め切りまでの日数がわずか5日間という短さだったことがわかった。
入札は、97年が国後島民向けの「希望丸」、00年が色丹島民向けの「友好丸」を建造するもの。島の岸壁が未整備なため、沖の船と島との間で住民や物資を運ぶ。支援委によると希望丸には3社、友好丸には2社が参加。2隻で3億円近い工事だった。どちらも鈴木代議士の根室市の後援会幹部が経営する造船会社が落札した。
公告は地元紙などに掲載されたが、希望丸は5月12日に公告され、参加申し込みの締め切りは16日だった。友好丸も7月6日の公告で申請期限は10日。いずれも期間は5日間しかなかった。
北海道開発局会計課の話では、物品販売・製造の一般競争入札の場合、入札日(参加締め切り日)まで50日程度が確保されるのが多く、はしけ船のケースは約10分の1だったことになる。また国の一般的な入札でも申請書提出まで10日間ほどとられるという。
根室管内の造船会社13社でつくる根室造船業組合の工藤栄二組合長は「新聞公告には気づかなかった。気づいても間に合わなかっただろう」と話す。
一方、落札した造船会社長は「ふだんから国の予算に注意し、新聞(公告)を注意深く見ている。公告期間が特に短いとは思わなかった」と話している。4日公表された報告書では「建造工事について鈴木議員の関与は確認されなかった」としている。
支援委員会の高野保夫事務局長は「公示期間が極端に短いと言われれば、その通りかもしれない。なぜこうなったかは調査中だが、悪天候で海が荒れる時期が迫っていたので作業を急いだのかもしれない」としている。
(03/06)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002030600099.html


2002/03/07
四島支援、政府内に予算凍結論強まる
鈴木宗男氏の関与が明らかになった北方四島支援事業をめぐり、02年度予算の成立後に予算執行を凍結し、事業の実施を見合わせるべきだという声が、政府内で強まってきた。一方、外務省は執行凍結の事態を避けるため、事業の見直し作業を前倒しして、3月中にも入札規則整備など具体策をまとめる方向で検討に入った。
支援事業については、国会審議などを通じて入札基準の不透明さ、チェック体制の不備、受注業者への消費税分過払いなどの問題が次々と露呈。閣内からも支援事業への懸念の声が相次いでいる。小泉首相は6日の衆院予算委員会で「過去の経緯、現状、将来のあり方をよく調査して、再検討する必要がある」と答弁。福田官房長官も記者会見で02年度分事業の「内容を精査しないといけない」と発言した。
02年度の事業予算では、色丹島のプレハブ校舎の新築費(約2億円)、食糧や医薬品などの支援物資調達費(約7300万円)など計約3億2千万円を計上している。野党4党が求めた「予算案からの削除」は否決したものの、政府内には、抜本的な見直しが進まないと、執行凍結は避けられないという判断が強い。
このため、省改革に関する第三者機関の議論をふまえ、事業の改革指針をまとめる予定だった外務省も、作業を急ぐよう方針を転換。川口外相は6日の予算委で「直ちに検討する」と表明した。
小泉首相も6日、自民党の山本一太参院議員らに対して「支援委員会の仕組みはあまりにもひどい」と語り、党でも見直し作業をするよう要請した。
(03/07)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002030602812.html


2002/03/08
歯舞・色丹の土地取得ビジネスを共産党が指摘
「歯舞、色丹の土地買い取りを求める業者の往復はがきが元島民に届いている」。8日の参院予算委で、共産党の筆坂秀世氏が北方四島のうち、歯舞・色丹の「先行返還」をにらんだ土地取得ビジネスが行われていると指摘した。
筆坂氏は元島民から入手したというはがきのコピーを示して「少なくない人にはがきや電話が来ている。国後、択捉はなく、歯舞、色丹だけだ」。さらに、「鈴木宗男氏が土地を欲しがっているとの証言も得た。鈴木氏が二島先行返還論に立っているのは有名だ。利権にしようとしている疑いがある」と追及した。
首相は「初めて聞いた。奇怪な行動だ」と絶句。「どんな調査方法があるか分からないが、好ましいことではない」として実態を調べる意向を示した。
(03/08)
http://www.asahi.com/politics/gaimusho/K2002030803604.html


2002/03/10 10:03
助成付きサハリン盆踊り交流に鈴木氏後援会員が大挙参加
ロシア・サハリン州で97年7月に開かれた国際交流事業「道東・サハリン地域舞踊つどい」に、外務省所管の特殊法人「国際交流基金」の助成を受けて参加した北海道釧路市の盆踊り団体のメンバーのほとんどが、鈴木宗男代議士の後援会員で占められていたことが分かった。サハリンではほとんどの参加者が後援会のマークが入った浴衣を着て踊ったという。参加者の募集は鈴木氏の釧路事務所が行い、当時、自民党副幹事長だった鈴木氏自身や秘書も同基金に助成決定を働きかけていた。同基金は「団体の実態がそうなら、助成趣旨に反する」と困惑している。
交流に参加したのは「くしろ北海盆踊りの会」の85人。国際交流基金に96年12月に提出された申請書によると、同会の連絡先の住所は鈴木氏の事務所と同じで、代表者は鈴木氏の釧路市後援会の婦人部(現・女性部)長の名前だった。交流の目的として「当会の鈴木宗男最高顧問に、サハリン州知事から市民レベルの文化交流に強い要請があった」と記されていた。また、活動実績には、96年に釧路市で開かれた盆踊り大会で準優勝したとの記載があった。
同基金は、この実績などを踏まえて旅費など780万円の助成を決めたが、釧路市によると、96年の盆踊り大会で準優勝したのは「鈴木宗男釧路市後援会」だった。
こうした経緯について当時の「盆踊りの会」の事務局長は「会のメンバーは後援会員が中心。実績に後援会の話を入れたのは誤解を生んだかもしれない」と話す。また、関係者によると、サハリン交流は鈴木氏の事務所が後援会に相談して話が進んだという。
同基金によると、助成の申請を受けた後、鈴木氏から同基金幹部に直接電話があり「本件をよろしく」と依頼されたという。97年5月には秘書からも同基金の担当者に数回、検討状況を照会する電話があり、担当者が内定したことなどを伝えると、その後、秘書から「鈴木氏の理解を得た」との連絡が入ったとしている。
一行は97年7月11日、チャーター機で釧路市を出発。稚内空港で別の郷土芸能団体約10人と合流、鈴木氏を団長に、州都・ユジノサハリンスク市など3市を訪問して14日に帰国した。
参加した婦人部の幹部の一人は「後援会員にだけ(募集の)声をかけた。ほかの人が入ったとしても、参加者の8、9割以上は後援会員」と話す。一方、「盆踊りの会」の当時の事務局担当者は、ほかのロシアとの交流団体にも呼びかけたとしている。
後援会婦人部から参加案内を郵送されたという釧路市内の後援会員は、自身は参加しなかったが「代議士はロシア関係に熱心だったので『連れていってくれるんだ』と周りで話していた。募集は代議士の事務所で、参加費用は5万円くらいで安かった」と話している。当時、釧路市からサハリンに行く場合、コースにもよるが、3、4日の滞在で20〜30万円程度はかかったという。
助成金を出した同基金によると、当時の募集要項では政治活動は除外されていなかったが、現在は「政治活動、選挙活動」は対象外。同基金は「参加者の大部分が後援会員で、鈴木氏の政治活動につながると誤解を生じさせたとの指摘があれば、謙虚に受け止めたい」とコメントしている。
また、この訪問団には外務省職員2人が随行、サハリンで鈴木氏や同会の通訳などを務めた。外務省ロシア課は「ユジノサハリンスク出張駐在官事務所開設を控え、一連の日本文化紹介活動という位置づけで派遣したとし、参加者のほとんどが後援会員という認識はなかったとしている。
鈴木氏の事務所は「現在、話が分かる者がいない」としている。
(03:03)
http://www.asahi.com/national/update/0310/001.html


2002/03/11 12:10
鈴木宗男代議士の証人喚問始まる 衆院予算委
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証人喚問にのぞむ自民党の鈴木宗男代議士=11日午前8時41分、国会内で

自民党の鈴木宗男代議士の証人喚問が11日午前9時から衆院予算委員会で始まった。アフガニスタン復興支援国際会議へのNGO(非政府組織)出席拒否問題に端を発し、北方四島支援事業の入札関与や駐日コンゴ臨時代理大使へのID発給への介入問題などに拡大した疑惑について、鈴木氏がどう証言するかが最大の焦点。内容によっては偽証の疑いで告訴を受けたり、自民党離党に発展する可能性がある。
政治家の喚問は、KSD事件に絡んだ昨年2月の村上正邦元労相以来。喚問の所要時間は与野党合わせて約2時間。(09:00)
http://www.asahi.com/politics/update/0311/002.html


2002/03/11 13:50
鈴木宗男議員の証人喚問 やりとりの詳報
衆院予算委員会で11日、自民党の鈴木宗男氏に対して行われた証人喚問の要旨は次の通り。
津島雄二衆院予算委員長 国後島の宿泊施設(友好の家)建設工事の入札参加資格決定に関与したか。

鈴木宗男氏 私に関することで迷惑をかけた。人道支援は領土返還運動の政策的理念に基づき、返還運動の原点の地である根室重視の点と、人道支援が始まって一貫して根室市長らの要望が再三あった。その点につきお願いし、要請したのは事実だ。
津島氏 桟橋改修に地元業者を使うよう声を荒らげたとあるが。
鈴木氏 根室を大事にしてほしい、地元への配慮があってもよいのではないかという話は一貫している。
津島氏 ケニアのソンドゥ・ミリウ水力発電計画への関与は。
鈴木氏 発電所を知ったのは99年8月だ。官房副長官として、ユネスコ(事務局長)選挙に松浦(晃一郎)さんが立候補していたのでケニアを訪問することになった。その際、政府、外務省から「モイ大統領との会談で発電所の件が出たら、こういうラインで答えてほしい」との説明が出て、初めて承知した。
津島氏 私設秘書のムルアカ氏がコンゴ臨時大使へのIDカード発行について、外務省に影響力を行使したと言われているが。
鈴木氏 監督不行き届きはおわびする。相手国が決めることに口をはさんではいけないとの認識は持っている。ただ、意見交換の中で時々の情報や、私の知識を話したことはある。

浅野勝人氏(自民) 外務省の報告書は随所で「あってはならないこと」とあなたの政治姿勢を糾弾している。
鈴木氏 時に行き過ぎがあったという思いも持っている。ただ、問題となっている北方人道支援については、未解決の問題がある。57年たっても民族の悲願である領土は還らない。これを少しでも動かしたいというなかで取り組んできた。
浅野氏 友好の家の受注について、日本工営が99年5月24日に日揮にアドバイザーとして参加するよう働きかけている。早い段階での受注組み合わせはだれかの仲介と見るのが自然だ。
鈴木氏 思い当たる節はない。
浅野氏 鈴木氏は、根室管内を主張した。受注させたい特定の地元業者が念頭にあったのではないか。
鈴木氏 特定の業者については全く考えていない。
浅野氏 日本工営が日揮の担当者からある人物を紹介したいと言われ、6月3日午前10時半ごろ、釧路の鈴木宗男事務所に行った。ある人物とはだれか。
鈴木氏 私の宮野秘書のことではないか。
浅野氏 鈴木氏が東京で入札資格を根室管内に絞る工作を進め、それに呼応して宮野秘書が関係者を一堂に会し、受注の仕上げをしたというシナリオが浮かび上がる。あなたがすべて宮野秘書に指示して進めたか。
鈴木氏 この件に関して指示したことはない。
浅野氏 日本工営、日揮、渡辺建設、犬飼工務店との間で政治資金を含めて金銭授受があるか。
鈴木氏 日本工営、日揮とはつきあいはない。渡辺建設、犬飼工務店には世話になっている。
浅野氏 日本工営社長が支援委員会事務局に対し、入札情報を外部に漏らしたことを深くおわびしますというわび状を出していることから見ても、あなたの関与が感じられる。
鈴木氏 日本工営、日揮ともつきあいはない。同時に、宮野秘書に聞いたら、6月3日に来て、要件や会社がわかったと報告を受けている。要請を伝えてきたのは事実。せっかく地元の人が受注された、いざ現場にいってみたら、まったく受注の意味がわからない。そこで私は丸投げでないかという疑問を持った。談合したのではないか、はじめから枠組みをつくったというなら、そこで丸投げの指摘はする必要はない。

赤松正雄氏(公明) ロシア、アフリカに関して一生懸命やっているのはあなたしかいないかもしれないが、自身の利権を優先している政治家はほかにいない。
鈴木氏 政治家の姿勢として行き過ぎがあったという指摘には、謙虚に反省しなくてはいけないと思っている。
赤松氏 外務省の報告書には、根室管内をめぐる3つの条件がある。(1)北海道内に本社を有するもの(2)類似施設建設工事の施工実績を持っているもの(3)中小企業者においては、3社以上のジョイントベンチャーの結成を認めることなどだ。こうした入札参加資格案として鈴木議員に説明し、鈴木議員はこれを了承したというのは間違っているのか。
鈴木氏 説明に来た方とのやりとりは、一言一句覚えてはいないが、この委員会でも話が出た5月27日のやりとりは、こちらの要望というか、こういう声がありますよということで、私が先ほどから説明しているようにお伝えした。
赤松氏 鈴木氏は10年来、様々な政府の要職をやってきた。そのことで人事の介入を通じて、官僚との身内意識が過剰になり、官僚の私物化が起こってきたのではないか。行政府と立法府を年中行ったり来たりしている政治家にとっては、政と官との関係は非常に自制心を要求される立場だ。鈴木氏の考え方は。
鈴木氏 ご指摘はしっかり受け止めなくてはいけない。確かに議院内閣制のなかで時に行政府、時に立法府という立場がある。よく言えば信頼関係という言葉が使われるかもしれない。しかしまた、外から見ればもたれあいだ、さらには癒着だと言われる構図があるかもしれない。

井上喜一氏(保守) 報告書の「社会通念に照らして異常」などとの指摘をどう認識しているか。
鈴木氏 謙虚に受け止めて反省しないといけない。他意はなくても相手の受け止め方は全く違ってくる。
井上氏 威圧感を与えるような言動に関連したことは、外務省との関係ではなかったのか。
鈴木氏 私自身が自分のスタイルだとしても、受け止めた方が不快感やプレッシャーを感じたなら私の不徳の致すところだ。
井上氏 北方四島支援関係の予算にどんな関与をしてきたのか。
鈴木氏 概算要求や政府原案の説明を受ける、何とか予算を確保してほしいということを私の立場でサポートしてきた。個々の予算の案件は役所が資料をつくり、メニューを作って党の部会で相談してつくる。私がメニューをつくることは今の予算の仕組み上ない。役所が作ったものに精いっぱい協力してきた。

上田清司氏(民主) 外務省の内部文書で、95年6月13日、プレハブ診療所の色丹での建設問題にかかって、西田恒夫欧亜局参事官(当時)とのやりとりがメモされている。固定物を北方四島につくることで不法占拠を助長するという意味合いを込めて、法的問題として難しいと言ってきた。それに対して相当に激しい怒りを述べた。
鈴木氏 今の指摘は、前段にもやりとりがある。
上田氏 あなたは間違いなくこの通りに言って、メモされている。在日ロシア大使館のスミルノフ参事官と会ったことはあるか。
鈴木氏 会ったことはある。
上田氏 この方の査証発行を日本政府に働きかけたことはあるか。
鈴木氏 外国の外交官の査証についての手続きは自国でやるものだとの認識を持っている。
上田氏 ムルアカ氏は、コンゴ大使館通商代表機関から給与をもらっていたのか。
鈴木氏 全く聞いていない。
上田氏 ムルアカ氏は民間か公務員か。
鈴木氏 民間人という認識しかない。
上田氏 国後島桟橋工事にかかわった4業者から、収支報告以外の献金を受けたことがあるか。
鈴木氏 それぞれ後援会メンバーで、政治資金規正法に基づくお世話になっている。
上田氏 三井物産、北海電気、ダイハツディーゼルについて記載以外の献金はなかったか。
鈴木氏 残念ながら私の後援会には入っていないと、事務局から確認して聞いている。

原口一博氏(民主) アフリカの援助について、00年にモザンビークで大変な水害が起こった。医師を含む8人の支援クルーが、出発2時間前に鈴木氏の一声で出発を止められた。鈴木氏に事前に話が上がらなかったことに原因がある。これは事実か。
鈴木氏 私自身はその時のことは正確には覚えていない。ただ一つ言えることは、その年の1月に私は政府特使としてモザンビークの大統領の就任式に行っている。その2カ月後の緊急支援について私が反対することは考えられない。
原口氏 タンザニアのキマンドル中学校支援について、これは証人個人の政治資金管理団体21世紀政策研究会からの出金でいいか。
鈴木氏 その通り。
原口氏 このお金は00年12月1日、外務省の野川中近東アフリカ局審議官ら2名が証人のもとを往訪し、自民党総務局長室で証人が現金800万円を手渡したのは事実か。この出金を裏付ける帳簿を本委員会に提出できないか。
鈴木氏 間違いなく野川さんが来て、私は現金でお渡しした。政治資金は銀行振り込みもあれば、直接持ってきてくれる人もおりますし、様々な手続きがあると思っている。

達増拓也氏(自由) ムルアカ秘書は在留資格も公用だったのか。証人が外務省に相談して、公務員だが議員秘書をやってよいかと聞いたから、外務省はそれを知った。ムルアカ氏が民間人というのはおかしい。
鈴木氏 公務員ならば、私設秘書というのはあってはならない。本人によれば、ザイール(現コンゴ)での公用旅券と日本の公用旅券の位置づけが違う。公用旅券は、ザイールではサービスパスポートで、海外貿易、スポーツ選手、学者、研究者に出るということだ。
達増氏 小渕首相が倒れた時、首相特使としてプーチン大統領(代行)と会談し、まだ首相に選ばれていない森幹事長と協議し、森新首相との会談をセットした。首相不在の異常期間を利用して、日ロ外交をろう断するものだ。
鈴木氏 小渕首相が倒れた翌日の夜、「外交には休みがない。小渕首相が特使で君を任命しているから、粛々と進めてほしい」という事務連絡が私に入った。

佐々木憲昭氏(共産) 友好の家の建設を受注した企業から政治献金が増えている。渡辺建設工業は97年50万円から98年150万円、99年250万円と増えている。明らかに受注に対する見返りと思われる。
鈴木氏 私自身依頼を受けたことはない。献金してくれとお願いしたこともない。
佐々木氏 99年5月27日、入札工事に関して外務省関係者から報告を受けた。その際、根室管内のB以上について聞いている。管内のB以上は1社のみ、この報告を当然受けていますね。
鈴木氏 根室管内に何社あるのかというおたずねをした。先方もわからなくて、持ち帰ったというのがあのときのメモの詳細。外務省が当然説明に来たと思うが、外務省が決めてきた枠組みで私は了解していたと認識している。
佐々木氏 そのときの回答に、渡辺建設工業1社という回答はあったか。
鈴木氏 個別業者の名前の説明を受けた記憶はない。

辻元清美氏(社民) ソンドゥ・ミリウについては、99年の訪問で現地で初めて知ったのか。
鈴木氏 ユネスコの選挙で行った際、初めてその名を知った。
辻元氏 99年が初めてのケニア訪問か。
鈴木氏 何回か行っている。
辻元氏 99年以前の訪問ではソンドゥ・ミリウの話は一度も出ていないのか。
鈴木氏 覚えていない。
辻元氏 そんなことはだれが信じられるか。あなたは疑惑のデパートと言われるが、疑惑の総合商社だ。
鈴木氏 証人として誠実に答えている。うそつきだという発言は撤回していただきたい。
(13:50)
http://www.asahi.com/politics/update/0311/009.html


2002/03/11 14:36
鈴木氏、硬い表情で「記憶にない」 反省の言葉何度も
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左・証人喚問で宣誓する自民党の鈴木宗男代議士(右)=11日午前9時4分、国会内で
右・証人喚問で答弁する自民党の鈴木宗男代議士=11日午前9時39分、国会内で

「真摯(しんし)に反省」「おわびしたい」――。北方四島支援事業への介入など様々な疑惑について自民党の鈴木宗男代議士が11日、国会の証人喚問に応じた。甲高い声で反論を続けた3週間前の参考人招致の時とは別人のようにこわばった表情。しかし、終盤に野党議員から「うそつき」「疑惑の総合商社」などと攻撃されると、ほおを紅潮させて激怒。いつもの宗男節が復活した。
鈴木氏はこの日午前8時38分、衆院玄関に姿をみせた。参考人だった2月20日は笑みも漏らしていたのとは打ってかわり、こわばった表情。口は真一文字に結び、伏し目がちに衆院第1委員室へ向かった。
補佐人はつけず、分厚い資料を手に1人で質疑に。「良心に従って何事も隠さず……」。宣誓は消え入りそうな声だった。

■おわびと反省
「答弁の前に、委員や国民のみなさまにおわびを申し上げたい」
まず予算委審議で迷惑をかけたことを謝罪。前半の与党委員3人の質問には「過去を顧みると行き過ぎがあった」「誤解を招かないよう謙虚に反省しなければならない」と「反省」を繰り返す。
ウソをつけば偽証罪に問われる。ゆっくりと慎重な言い回しで答える。
いつもの冗舌さは消えていた。

その中で北方四島支援事業に関しては「根室は領土返還運動の原点の地」「返還は民族の悲願」と何度も繰り返した。

■覚えていない
質問が野党に移ると、答弁の内容が一変する。
「覚えておりません」「存じていませんでした」「記憶にない、というか、覚えていない、という認識」
証言拒否こそしないものの、確答を避ける答えが目立ち始めた。書類をあれこれ手にしたり、マイクの前で首をひねったり。みけんにしわを寄せ、考え込む場面も。
いくつもの疑惑が浮かんでいるだけに質問も様々な方面に飛ぶ。
外務省の内部文書を根拠に、鈴木氏が「北方領土が返還されても日本の利益にならない」などと語ったことを指摘されると、「その前段部分の内容を教えてほしい」とはぐらかした。
タンザニアへの送金問題で送金の月日に疑問があると詰め寄られると、困惑の表情を浮かべ「前もって渡したのかな、という気がしています」。
ケニアの発電所計画について追及されると「覚えているかどうかですから、覚えていない」との答弁も。質問者が「ウソをつくんですか。あなたは疑惑の総合商社ですよ」と畳みかけると、すぐさまマイクの前に立ち上がり、「証人として誠実に答えている。うそつきという言葉は撤回していただきたい!」。いつもの口調に戻ってまくし立てた。
「失礼だぞ」「それがどう喝だっていうの」とヤジが飛び交い、騒然とした中、喚問は終了。鈴木氏はなお収まらない様子で、自民党の委員に早口で話しかけていた。(14:00)
http://www.asahi.com/politics/update/0311/007.html

2002/03/11 23:59
「返還は無益」発言、鈴木氏追い込む文書開示 外務省
鈴木宗男氏が北方領土の返還要求の「打ち切り」にまで言及していた「秘」の外務省文書が、11日の同氏の証人喚問でおおやけにされた。外務省は文書を民主党に開示したのに続き、鈴木氏による「人事介入」についても、川口外相が参院予算委員会で説明した。外務省の「脱鈴木」の姿勢が、またひとつ明確になった。
内部文書は「秘 無期限」扱い。4日に外務省が調査報告書を発表した際には開示していなかった。外務省や民主党関係者によると、北方四島への診療所建設をめぐる鈴木氏の関与について、民主党議員が予算委で質問し、関連文書の提出を求めていた。外務省は複数の文書を選んで秘密指定の解除を決め、予算案を採決した6日の審議直前に民主党に開示した。
2月の参考人質疑で共産党が暴露した内部文書は、「秘 無期限」扱いのままで漏えいした。今回は組織として明らかにしたことになる。竹内行夫事務次官は「事実関係、真実を明らかにすることに何のためらいもない」と語り、国会から要求があれば文書を開示する方針を示している。
文書に記された一連の発言は、「領土返還はライフワーク」と公言してきた鈴木氏の政治姿勢を根本から否定するものだ。外務省のロシア担当幹部は「にわかには信じられない」。別の幹部は「鈴木さんには致命傷だ」と語った。鈴木氏に打撃となるのは承知のうえでの開示だった。
発言当時の鈴木氏は、衆院沖縄・北方問題特別委員長。返還運動の関係者が振り返る。「あのころの鈴木氏は、『島を還せ』と繰り返すだけではだめだ、発想の転換が必要だ、と言ってはいた。が、念頭にあったのは、領土のことよりも、急速に疲弊しつつあった北海道の地元経済のテコ入れだったのではないか」
橋本首相とエリツィン大統領(いずれも当時)の首脳会談で領土交渉が一時的な盛り上がりを見せるのは、2年半先のことだ。「返還要求を打ち切って経済交流を進める」という言葉には、四島支援事業を通じた地元振興の意図が込められていたようにみえる。
一方、佐藤優・前国際情報局主任分析官の人事に対する鈴木氏の介入については、外相が11日午後の参院予算委で「特定職員の人事について、鈴木氏の意向が所属課経由で人事課に伝えられた」と説明した。文書記録がないにもかかわらず、「関係者の記憶」(外相)を頼りに、「人事課が提示した異動先は適当ではない」「特定職員を特定ポストへ異動させるべきだ」といった鈴木氏の発言内容まで明らかにしている。
こうした姿勢の背後には、小泉首相の指示がある。首相は11日にも竹内次官を首相官邸に呼び、改革推進と人事刷新を重ねて促すとともに、「過去に誤ったことは素直に反省し、改善する。国会でもその姿勢で答弁する」よう求めた。「鈴木さんと決別しないとイメージは回復不能だ。ここは進むしかない」。外務省の中堅幹部はそう語っている。(22:14)
http://www.asahi.com/politics/update/0311/015.html


2002/03/12 07:00
■《天声人語》 03月12日
それほど劇的だったという意味ではまったくなく、むしろ逆だったが、シェークスピアの戯曲「ジュリアス・シーザー」を思い浮かべてしまった。鈴木宗男代議士の証人喚問である。
シーザーを暗殺したブルータスを、アントニーはまず「高潔な人物」「公明正大の士」とたたえた。しかし「だが、だが」を連発してその逆であること、謀反人であることを「証明」していく。あの有名な演説を借用したくなった。「愛国の士、鈴木氏」そして「諸君も知るとおり、鈴木氏は善意の人だ」と。
以下の展開はこうか。「鈴木氏が利権あさりなどということはとても考えられない。北方領土への関心も、ひたすら愛国の志から発したわけで、私心のかけらもないはずだ。『ムネオハウス』などと言われるのも心外だろう。謙虚な鈴木氏のことだ。自分の名前を表に出すことさえ拒んだに違いない」。
「入札への要請も、高邁(こうまい)な政策的判断からだったのだろう。結果的に一社しか残らない入札は、情熱的な地元愛の結実ではないか。業者からの政治献金も、氏の高い志への善意の献金であり、見返りなどというのはとんでもない」。
「善意の人、鈴木氏である。海外送金の仕方もよく知らないとおっしゃる。一国の大統領と会ったかどうかの記憶も定かでない人だ。私設秘書の身分や言動まではとても目が届くまい」。
アントニーはブルータス追い落としに成功した。私たちの目的は「追い落とし」ではない。まずは真相を明らかにすることだ。証人喚問は、そのための一段階にすぎない。
http://www.asahi.com/paper/column4.html


2002/03/12 14:19
鈴木宗男議員の証人喚問、20%超す高視聴率
11日に放送された鈴木宗男議員の証人喚問のテレビ中継が、NHK総合で20.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)の視聴率を記録したことが12日わかった。鈴木議員の地元、北海道地区では31.3%を記録、関心の高さをうかがわせた。いずれも小泉内閣発足以来、国会中継では最高となった。民放各局も一斉に生中継したが、視聴率はひとけた台にとどまった。
(13:02)
http://www.asahi.com/national/update/0312/017.html


2002/03/12 22:16
鈴木氏の「打ち切り」発言波紋 「とんでもない」と首相
自民党の鈴木宗男氏が外務省文書のなかで、北方領土返還交渉を「無益」だとし、「打ち切り」にまで言及した問題は12日になって、政府・自民党内に波紋を広げた。
小泉首相は参院予算委員会で、「驚くべきとんでもない話だ。信じられない。日本の政治家がしたとは信じたくない」と批判。山崎拓幹事長も記者会見で「真実であれば国益を害する発言だ」として、党政治倫理審査会の審査対象とする考えを示した。
党役員連絡会でも「北方領土について党の方針を確認すべきだ」との意見が出され、政務調査会でまとめることになった。高村正彦元外相は同日の派閥総会で、「領土、主権という問題は経済的利益から離れた問題だ」と指摘したうえで、「相手に間違ってメッセージを与えてはならない」と述べた。
鈴木氏は発言について「断固否定する」としているが、文書に記された協議に出席した西田恒夫経済協力局長(当時欧亜局参事官)は参院委員会で「加えるものも減らすものもない」と答弁した。(22:10)
http://www.asahi.com/politics/update/0312/011.html


2002/03/13 00:45
秘書ムルアカ氏の外交旅券は「偽造」 コンゴ政府回答
外務省は12日、鈴木宗男代議士のコンゴ(旧ザイール)人秘書、ジョン・ムウェテ・ムルアカ氏が所持しているとみられる「外交旅券」について、コンゴ政府から「偽造文書であることが判明した」との回答があった、と発表した。偽造旅券だとすれば、日本滞在や就労も法律上問題となる可能性があることから、外務、法務両省で対応を協議している。
外務省の説明によると、同省が「外交旅券」の番号などを照会したのに対し、コンゴ政府の外務・国際協力省が8日付の公文書で(1)ムルアカ氏の公用旅券は94年11月に正規に発行されたが、ザイールからコンゴへの国名変更に伴い、98年12月以降は無効になっている(2)外交旅券は偽造文書である−−と回答を寄せた。外務省は「公文書を疑う理由はなく、外務省としても偽造旅券だという見解だ」としている。
ただ、偽造と認定した根拠について、改めてコンゴ政府に照会しているという。また、外務省が4日、ムルアカ氏の「外交旅券」のコピーなどを調べたところ、発行場所はキンシャサ、発行者印は東京、と食い違っていたという。発行は00年1月だった。
ムルアカ氏は昨年8月に永住権を申請し、同10月に取得している。
外務省が4日に発表した内部調査報告書では(1)99年2月の時点では公用旅券を所持(2)現在は、旅券番号のアルファベットから、所持する旅券は外交旅券であるものと推測される――としていた。(23:07)
http://www.asahi.com/national/update/0312/032.html


2002/03/13 00:46
ムルアカ氏に旧科技庁の奨学金1083万円
鈴木宗男代議士のコンゴ人私設秘書のムルアカ氏が、99年から01年までの2年間に旧科学技術庁の研究奨学金計1083万円を受け取っていたことが、12日の参院予算委員会で分かった。99年当時、鈴木氏は官房副長官だった。小池晃氏(共産)が「こんなことが許されるのか。鈴木氏の私設秘書の給与が税金から出たということになる」と追及した。
文部科学省の答弁によると、この奨学金は若手外国人研究者が対象で、日本での生活費や家族手当、住居手当を支給する。遠山敦子文科相は給付の経緯について「ムルアカ氏は肺内の粉じんの測定方法に関する研究を長年行ってきたそうだ。研究者としてのムルアカ氏について審査をしたと聞いている」と説明した。
小泉首相は「研究者として優秀というなら問題ないが、私設秘書だから受けていたというのなら問題がある」として、文科省に調査させる考えを示した。(00:30)
http://www.asahi.com/national/update/0312/039.html


2002/03/13 14:04
外務省職員に暴行も 鈴木氏、国後島での植樹に反対され
自民党の鈴木宗男代議士が96年5月、査証(ビザ)なし交流で国後島を訪問した元島民らによる桜などの植樹をめぐり、外務省の課長補佐(当時)をけったり殴ったりしてけがをさせていたと、外務省が13日明らかにした。鈴木氏は「全く事実無根だ」と反論している。
外務省によると、国後島を訪問した元島民らが桜などの苗木を持ち込んだが、ロシア側が検疫証明書をつけるよう求めた。課長補佐は、北方領土に関する日本の立場を損ねる、としてロシアに許可を申請することに反対。この結果、植樹は実現しなかった。
衆院沖縄北方問題特別委員会理事として訪問団に参加していた鈴木氏はこの経緯に怒り、5月26日、国後島から戻る船中で課長補佐の足をけったり、顔を殴ったりした。医師の診断書もあるという。「外務省の判断」と説明する課長補佐に、鈴木氏は「島民の感情を考えろ。課長補佐レベルで判断するのはおかしい。自分になぜ相談しなかった」などと言ったという。
この問題に関し、福田康夫官房長官は13日午前の記者会見で「事実はあったようだ。愛のムチか、どの程度のものかはわからない」と述べたうえで、「尋常じゃない。そういうことは見たことも聞いたこともない」と語った。(12:33)
http://www.asahi.com/politics/update/0313/005.html


2002/03/13 20:35
影響力に配慮、抗議せず 鈴木氏暴行で外務省
服部則夫外務報道官は13日の記者会見で、自民党の鈴木宗男代議士が外務省の課長補佐(当時)を殴るなどした96年5月当時の同省の対応について、「しかるべきレベルで表ざたにしない方がいいと判断した」と述べ、政治家としての影響力に配慮し抗議などをしなかったと明らかにした。
鈴木氏が暴行を「事実無根だ。同席者に事情を聴けば、真実は判明するはず」と否定していることに対しては、複数の目撃者がいると強調。課長補佐のけがは「全治約1週間」だったと説明した。
(20:11)
http://www.asahi.com/politics/update/0313/010.html


2002/03/13 21:45
「改修で十分」の発電所、鈴木氏の訪問後に「新設」
北方四島支援事業として国後島に建設されたディーゼル発電所建設をめぐり、外務省が既存施設の改修で十分とする調査結果を得た後、自民党の鈴木宗男代議士の同島訪問時などに再調査を実施し、発電所新設に変更していたことが13日分かった。同省が共産党に提出した資料で判明した。事業費は当初見積もりの7倍の21億円に膨らんだ。川口外相は同日の参院予算委員会で調査を約束した。
共産党が公表した資料によると、外務省は98年11月、国後島の発電所について「外壁の改修は急務だが、増強の必要性はない」とし、改修費を約3億円と見積もったコンサルタント会社の報告書を受け取った。
ところが、同省は99年7月の鈴木氏の同島訪問時に行った電力事情の調査も踏まえ、同年12月にディーゼル発電所の新設を決定。翌年4月に三井物産に21億円で発注した。
一方、自航式はしけ「希望丸」建造の入札参加資格が緩められたとされる問題で、外務省は共産党に対し「当初の基準では根室造船が一部基準を満たさないことが判明したため、地元企業も競争に参加させるべきだとの政策的判断に基づき、審査基準を一部緩和した」との記述のある文書を提示した。
同省の調査報告書では「当初の審査基準を一部緩和したことを示唆する文書がある」と指摘するにとどめ、文書自体は公表していなかった。(21:44)
http://www.asahi.com/politics/update/0313/013.html


2002/03/13 23:58
「鈴木問題」で局長ら欠席 日ロ次官級協議
日本とロシアの外務次官級協議が13日、モスクワで行われ、今後の平和条約交渉の進め方や国際情勢について意見を交わした。
鈴木宗男代議士による外務省への干渉疑惑の対応に追われる日本側からは、高野紀元・外務審議官が出席したが、対ロ外交を直接担当する欧州局長、ロシア課長の2人は国会対応などで訪ロせず、前ロシア課長の小寺次郎・欧州局参事官が同席する異例の布陣での協議だった。
協議の内容については、まだ明らかにされていない。
(21:47)
http://www.asahi.com/politics/update/0313/014.html


2002/03/14 12:56
日本側、同時並行協議を事実上断念 ロシア外相発言尊重
平和条約締結に向けた日本とロシアの外務次官級協議が13日、モスクワで開かれ、ロシア側は北方領土問題での「同時並行協議には合意していない」としたイワノフ外相の議会発言内容を説明した。これに対し、日本側は「重要なのは議論の実質だ」として反論せず、外相発言を受け入れた。いわゆる「同時並行協議方式」は事実上断念せざるを得ない情勢となった。
同時並行協議について、2月の外相会談でロシア側の同意を得たとする日本側は今回の次官級協議を初回協議と位置づけていた。
しかし、イワノフ外相は13日、下院本会議で「われわれはこのようなアプローチは受け入れられない」と発言。日本側の説明と食い違いをみせていた。外相発言を受け入れた理由について、日本政府筋は「同時並行協議という日本側の表現がロシア国内で予想外の波紋を呼んだため」としている。「同時並行協議」との名称には2月の外相会談でも「双方で明確に合意していたわけでない」という。
ロシアでは同様の表現は一切使われていなかったため、日本側の発表に議会などから激しい反発が起き、外務省としても対処せざるを得なくなった。
同筋は「形式ではなく、実質を重視した」とする。13日の協議でも「双方が関心を持つすべてのテーマについて協議する」との合意をもとに同時並行協議の考え方に即して二島ずつに分けた論点を提起。「歯舞、色丹の返還についても新たな考え方を提示し、国後、択捉の帰属の問題も取り上げた」という。
しかし、ロシア側との議論はかみ合わなかった。日本側は今後も同様の提起を続けていきたいとしているが、いったん同時並行協議方式拒否を明言したロシア側の今後の対応は不透明だ。
一方、この日の協議で日本側は、北方四島支援事業で自民党の鈴木宗男代議士の関与が指摘されている国際機関「支援委員会」の問題に言及。空席になっている同委員会のロシア側代表を決めるよう求めるとともに、「同委員会の活動方法は見直しが不可欠」と伝えた。(12:18)
http://www.asahi.com/politics/update/0314/003.html


2002/03/15 21:02
鈴木宗男氏離党表明・記者会見全文

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離党届を出した後の記者会見でハンカチで目もとをぬぐう鈴木宗男氏=15日午後2時37分、東京・永田町の自民党本部で
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大勢のカメラマンを前に記者会見にのぞむ鈴木宗男氏=15日午後2時30分、東京・永田町の自民党本部で

鈴木宗男氏が15日、自民党本部で行った離党記者会見の内容は以下の通り。
私はただいま山崎幹事長に会って離党届を提出して参りました。
今回、私の政治活動や言動につき、また私設秘書の件について、様々なことが国会などで指摘され、私自身深く反省すると同時に、このままでは党に大変な迷惑をかけると思い、離党を決断いたしました。
中でも、北方領土返還運動の一環として私が取り組んだ北方四島支援事業について、国民のみなさまに多くの疑念をもたれたことについて、大変申し訳なく思っています。また、私と外務省など役所の関係、いわゆる政と官のあり方の中で、私の言動が圧力ととられ、国民の皆様の厳しい批判を受けていることについても、深くおわびと反省をするものです。
ただ、私は私なりに11日の証人喚問で、精いっぱいお答えさせていただいたつもりです。
しかし、外務省という役所は、田中(真紀子)大臣が更迭された後、今度は6年前、7年前の一方的なメモが次々と使われ、私の排除といいますか「つぶし」といいますか、なにがしかの意図や思いがあって今の事態に至っているなと、こんな風に考えています。
特に、私は政治家として、北方領土返還運動をライフワークとして取り組んで参りました。その私が北方領土不要論という言葉は使うわけもなければ、ない話なんであります。それが「地元の中にこういう声もありますよ」と言ったのが、一方的に「鈴木宗男が言った」と、こう表現されたメモが出て参りましたが、今ここにいるお集まりのみなさま方も、私自身一生懸命、北方領土返還に向けて行動してきたことはおわかりいただけるものと思いますし、また政策的に私は齟齬(そご)があったというわけではないと、このことだけはあえて強調したいと思います。
一方的な思惑や、あるいはメモというのは、書いた人のメモ能力やまた主観で残されては、私は公平ではないと思っております。その点、私は国民の悲願である北方領土返還を実現するためにも、ぜひともみなさん方に私のとってきた行動だけはおわかりをいただきたい。こんな風に考えております。
私自身至らず、また反省すべき点、今も多々あると思っておりますが、私は反省すべきは反省しながら、おわびすべき点もしっかりおわびをしながら、また、私の立場で私の役割を果たしていきたいとこう思っています。
私は国会での質疑等を見るときに、これ以上、党に、また多くのみなさんに迷惑をかけるのは申し訳ないとこう思って私は離党いたしました。この私の離党が自由民主党の改革や外務省の改革になるのなら、私なりにそれなりによかったという方向付けが出ることを心から願ってやみません。
私はいま、昭和58年(83年)、最初に国会に出るべく、手を挙げた時を思い起こしながら、一からスタートしたいとこう思っております。ただこの間、多くの後援者やまた自由民主党党員のみなさま方にお世話になってきました。心から厚く、お礼と感謝を申し上げます。
同時にこの1カ月、厳しい中にあっても絶えず私を励まし、激励してくれた心ある仲間の先生方や、あるいは全国各地の私の後援者のみなさん、とりわけ選挙区のみなさま方は一喜一憂しながらも私を見守ってくれました。改めて厚くお礼と感謝を申し述べたい。
また何十年と家庭を顧みなかった私ですが、この1カ月、家内や子どもたちがしっかりと支えてくれました。改めて家族のきずなを知っただけでも私はよかったかな、とこんな風に思っています。
また、うちの事務所の秘書のみなさんは、嫌がらせの電話やいろんな心ない電話がかかってきても、必死に受話器をとって、丁寧に対応してくれておりました。この仲間の秘書のみんなに私は感謝をしたいと、こんな風に思っております。
以上、自由民主党を離党した報告をさせていただきました。

(具体的に反省すべき点はどういう点か)すべて指摘されている点を反省していきたいと思っております。
(違法行為があったと考えるか)私自身、悪いことをしているという認識で政治をやってきたことはありません。
(議員を辞めることを考えるか)私は今、与えられた立場でその中で反省おわびをしながら、与えられた中で私の責任を果たして参りたいと、こう思います。(19:09)
http://www.asahi.com/politics/update/0315/013.html


2002/03/15 22:41
鈴木氏はあくまで議員辞職を 野党一斉に批判
鈴木宗男氏の離党表明を受け、野党各党は15日、「一刻も早く議員辞職をすべきだ。自民党の体質そのものが問われている」(鳩山由紀夫民主党代表)などと、そろって議員辞職を求めた。
鳩山氏は記者会見で、鈴木氏を「田中角栄時代から受け継がれてきた利権構造から出てきた自民党の象徴のような人物」と批判。自由党の藤井裕久幹事長は「リクルート、KSDと常に襟を正すと言ってきた。後から後から出てくるのは、自民党の体質そのもの」と語った。
共産党の志位和夫委員長も会見で「自民党が、自浄能力を全く持ち合わせていないことを明らかにした」と語った。社民党の土井たか子党首は会見で「比例で当選しており、自民党を辞めるならば議員を辞めなければならない」と述べた。
また加藤紘一氏も週明けに離党表明することになったことについて、民主党の菅直人幹事長は「金によって権力を拡大していくという(自民党の)共通ルールに乗って行動した。(鈴木氏とは)かなり印象が違うが、やっていることは同じだ」と批判。「きちっと国会で証人として証言してほしい」と証人喚問を改めて求めた。(22:28)
http://www.asahi.com/politics/update/0315/016.html


2002/03/15 23:12
自民が反対、鈴木氏の辞職勧告決議案を否決 北海道議会
北海道議会は15日夜、民主党と共産党、保守系の道民クラブの3会派から共同で提出されていた「鈴木宗男衆議院議員の辞職を求める決議案」を採決、単独で過半数を占める自民党が反対し、否決された。自民党内には「(否決すれば)世論に背を向ける」との声もあったが、「けじめは離党で十分」との意見が多く、調整を続けた結果、会派がまとまって反対することになった。公明党は賛成に回った。
決議案は鈴木氏をめぐる一連の問題を示した上で「政治的、道義的責任の重大さを自覚し、国民に陳謝して、衆議院議員の職を辞することを求める」としていた。
道議会は議員定数110。自民55、民主33、共産6、道民クラブ6、公明党5、保守系の道政会1で構成されている。欠員は4。自民には鈴木氏の秘書経験者も2人いる。(23:05)
http://www.asahi.com/politics/update/0315/017.html
2002/03/16 21:29
鈴木氏地元入り 後援会幹部集め釈明
自民党からの離党を表明した鈴木宗男代議士が16日夕、地元の北海道・釧路市に戻り、後援会幹部約100人を集めて一連の疑惑について釈明した。会合は非公開で、鈴木氏も報道陣の質問に対しては一切無言を貫いた。
会合は一時間半ほどで終了した。出席者によると、鈴木氏は「今回指摘されたことと離党で、後援会には迷惑をかけた」「指摘されている点は反省していきたい」と、いつもと変わらない表情で話したという。会員からは「離党は悔しい」との声や激励の声も上がり、手を握られた鈴木氏が笑みを見せる場面もあったという。
会場のホテルではエレベーターの入り口に後援会員が立ち、報道陣の取材を規制。鈴木氏がホテルから出る際には40〜50人の報道陣が取り囲んだが、後援会員に守られながら小走りに車に乗り込んだ。(21:25)
http://www.asahi.com/politics/update/0316/008.html

2002/03/17 19:38
鈴木氏が北方四島の元島民に「不要論」釈明
自民党離党を表明した鈴木宗男代議士は17日、北海道根室市で、自らの呼びかけで北方四島の元島民17人と懇談し、「領土返還不要発言」について釈明した。「(返還要求を打ち切り四島との経済交流を進めるべきだという)地元の意見の一部を伝えたのを、私が不要論を発言したというのは短絡的で迷惑だ」と従来の主張を繰り返した。
また、鈴木氏は「私が不要論に等しい行動をとったことがあるか。領土問題をだれよりも一生懸命やっているのに、正しくないと言われ、死んでも死にきれない」と激しい口調で訴えた。
国後島の宿泊施設(通称ムネオハウス)建設工事の入札関与や外務省課長補佐に対する暴行などの疑惑についても改めて否定した。
元島民は「それなら国会で疑惑解明をすべきだ」と求めたが、鈴木氏は「公の場で私が不要論を発言したことがあるか」と答え、さらに、「一方的なメモで議員生活を駄目にされるのはとんでもない。外務省は公表する前にメモが正確かどうか私に聞く必要があった」と述べた。(19:37)
http://www.asahi.com/politics/update/0317/005.html
2002/03/18 12:18
利益誘導、お父様が原型 安倍氏が田中前外相を批判
安倍晋三官房副長官は17日のフジテレビの番組で、鈴木宗男代議士の自民党離党をめぐって田中真紀子前外相が自民党や首相官邸の対応を批判したことについて、「お父様をどういうふうに見ているのかと言いたい」と述べ、田中氏の父・故角栄元首相を引き合いに非難した。
安倍氏は「地元にどんどんいろんな仕事を持ってくる、利益を与えるという原型をつくったのは田中角栄さんと言われている。その名声の上に真紀子さんの現在があると思う。そのことをどう思っているのか」と話した。
田中前外相は鈴木氏が離党した際、「今の自民党には鈴木的な人、予備軍はほかにもいる」とする談話を出し、官邸や自民党幹部を批判した。(07:41) http://www.asahi.com/politics/update/0318/002.html

2002/03/18 19:02
野党、鈴木宗男氏を偽証罪で最高検に告発
民主、自由、共産、社民の野党4党などでつくる外務省疑惑解明プロジェクトチームは18日、鈴木宗男代議士が証人喚問で2カ所にわたって虚偽の答弁をしたとして、議院証言法違反(偽証)の疑いで同代議士の告発状を最高検あてに提出、東京地検に受理された。
告発状では、国後島の宿泊施設(通称ムネオハウス)建設の入札への関与をめぐり、鈴木氏は入札参加資格を持つ企業が1社だけになると知りながら「そういう認識は持っていなかった」と証言した、としている。
また鈴木氏が、私設秘書のムルアカ氏が旧ザイールやコンゴの公務員であると知りつつ「民間人と認識している」と述べた、と指摘。証拠資料として、職業欄に公務員を示す文字が書かれたムルアカ氏のパスポートの写しを提出した。(19:02) http://www.asahi.com/politics/update/0318/005.html
2002/03/19 07:00
■《天声人語》 03月19日
本人は、清水の舞台から飛び降りるような気持ちらしい。しかし、わきから見ていると、せいぜい縁側から飛び降りる程度にしか見えない。鈴木宗男氏と加藤紘一氏の自民党離党である。
鈴木氏の方は涙を流し無念の表情をあらわにした。加藤氏は相談する人が多かったのか、決断までにずいぶん時間がかかった。そのうえで「甘かったと反省している」と離党表明である。いずれの場合も、結論がなぜ離党なのかよくわからない。
党に迷惑をかけたから、あるいはかけるから、というなら「お家の事情でしょう、どうぞご自由に」というしかない。除名ではなく、自発的な離党らしいから、自分で自分を罰しようということか。確かに離党すれば、政界での「立身出世」の道がいったん断たれる仕組みになっている。本人は痛恨の思いかもしれないが、それは個人の選択でしかない。
要は数々の疑惑あるいは「金庫番」の逮捕に政治家として責任があると思っているかどうかである。あるとするなら、離党では責任をとったことにならない。加藤氏のいう「原点に返って」は「一議員」ではなく「一市民」に戻って、ではないか。
加藤氏が先日、故郷の庄内で美しい言葉をもらしている。「郷里の青空を見て、ここが自分のいる場所だとあらためて感じました」と。それでいいではないか。野に下って一からやり直すことにしたら。
今年の春は足早だ。それでも庄内や北海道の春はこれからだろう。ふるさとで桜が咲き、散るのを眺めながら物思う。うらやましい境遇だ。そうお勧めする。 http://www.asahi.com/paper/column1.html

2002/03/19 09:45
鈴木氏、首脳会談前に二島先行返還論をロシア高官に打診
北方四島支援事業の入札関与問題などで自民党を離党した鈴木宗男代議士が、01年3月の日ロ首脳会談の直前、来日したロシア外務省高官に歯舞、色丹の二島先行返還論を非公式に打診していたことが、外務省の内部文書でわかった。首脳会談での「56年宣言の明記」についてもロシア側から内諾を得ていた。鈴木氏は当時、自民党総務局長で、文書は北方領土交渉に影響力を行使してきた鈴木氏の舞台裏での対ロ外交の一端を浮き彫りにしている。
文書によると、鈴木氏は昨年3月5日、森喜朗首相(当時)とプーチン大統領の首脳会談の準備のために来日していたロシュコフ外務次官と会談。東郷和彦欧州局長(当時、現オランダ大使)やパノフ駐日ロシア大使が同席した。
同年3月25日のイルクーツクでの首脳会談では、平和条約締結後の歯舞、色丹の二島引き渡しを明記した56年の日ソ共同宣言について、平和条約締結交渉の「出発点を設定した基本的な法的文書」と確認。森首相はプーチン大統領に「歯舞、色丹の返還の態様」と「国後、択捉の帰属の問題」の「同時並行協議」も提案した。
文書によると、鈴木氏はロシュコフ次官に対し、「自分や東郷局長は弾力的な姿勢で対ロ関係を考えていきたい立場だ」と述べ、「昨年9月に大統領が訪日した際、56年宣言の有効性を認める発言をした。自分はそこに重要なヒントとアイデアがあると考えている」と語った。
鈴木氏はイルクーツク会談での合意文書に56年宣言を明記するよう求めた。さらに「できれば、無人島で日本側に渡してもロシアが損をすることはないであろう歯舞群島と、面積が狭く、なくなってもロシアの国益を損なわないであろう色丹島を日本側に渡し、国後、択捉(の帰属)は継続的に協議して結論を出す。それを日ロ双方がそれぞれの世論に説明できるような解釈を可能とする文案を、是非つくってほしい」と要請。「段階的な問題の解決」を提唱した。
ロシュコフ次官は「ロシア国民の大半は56年宣言や国後島や択捉島の違いを知らない。戦後50年にわたり、日ソ共同宣言は言及されなかったので、明記するだけで前進だ」と応じた。二島先行返還論については、直接の回答を避けている。(03:06)
http://www.asahi.com/politics/update/0319/001.html







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