兄弟姉妹間の劣等感と争いは親の心構えが原因
<自分を見失う子供達〜14>




こんな方はいらっしゃいませんか?


自分に自信が無く、劣等感がある

兄弟姉妹と自分とでは、自分は差別的に育ったと思っている

親の寵愛を特に受けたいが、受けられないと思っている

姉妹兄弟に嫉妬したり憎んだりし、争ったり、
それについて自分自身の心の中で葛藤したりすることが多い


これは「カインコンプレックス」と言って、ひとつのコンプレックスと言えます。



そういった子供達は、幼い頃からの原因で苦しみ悲しみ、良心との葛藤の中で今も尚、辛い思いをしています。

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では原因についてご説明しましょう


親の兄と弟の(または姉妹間 男女の姉妹兄弟間)関係において
差別的に愛情を受けた場合、それによって苦しんだ原因となる体験は、
兄弟姉妹以外の関係にも、表れていく場合があります。

このコンプレックスを負う人は、親の愛を巡る葛藤の相手となった兄弟姉妹と同じ世代の周囲の人間に対して
憎悪を抱くこともあります。

これを「旧約聖書」の創生記第4章に出てくる、アダムとイヴの2人の息子、カインとアベルの物語から、
兄弟間の葛藤や相克を「カインコンプレックス」呼んでいます。




「カインとアベルの物語」

農業を営んでいたカインと、羊飼いをしていたアベルは、あるとき神に供え物をしました。
神はアベルとその供え物を喜びましたが、カインに対してはその供え物を顧みませんでした。
これに嫉妬したカインはアベルを殺してしまい、神によって「エデンの東」に追放されてしまうというお話です。



神を親と例えれば、この物語を少しお解かり頂けると思います
(詳しい物語内容は、話がそれますのでやめておきます)




姉や弟などがいる方は、幼い頃に親の愛情を独占したくて、
他の兄弟に対して敵意を持ったり、競争心を燃やしたりした
という記憶はあるかと思います。
これは誰にでもあることです。

しかし
その強さや性質は兄弟関係や親子関係に左右されますが、
たいていは親から注意されたりして無意識の中(心の奥底)に押し込められます。
それが、兄弟関係にまつわるコンプレックスとなって尾を引くこともあります。
一般的には、兄弟間の心の葛藤、兄弟・姉妹間で抱く競争心や嫉妬心のことを総称しています。



親御さんの立場から察するところ、

例えば

初めてのお子様に対して、しつけ・教育のさじ加減が判らず、
必要以上に体罰を与え、とても厳しくしてしまった場合

次に生まれてくる子供には
・・・ああ・・あんなに厳しくしなくてもいいんだな・・・
と、長子よりも甘いしつけ・教育をしてしまい、
長子に対して、愛情を他の子供と同じように注ぐような、その後のフォローもない場合というのもあると思います。

また、夫婦ケンカの絶えない時期の幼い子がいる場合
親は、子供に神経が行き届かず、子供をないがしろにしてしまうことも考えられます。
その場合、愛情を十分に子供に注ぐことが出来ずにいたりしやすくなると思います。
ストレスを親は大きく抱えてしまうことにより、不適当に厳しくやつ当たりしたり、
子供の心に向き合うこともしなかったりすることが多いかもしれません。

そして夫婦ケンカが何とか納まり、平穏なときに生まれた次の子が
可愛がられるようになれば、通常のカインコンプレックス以上に、
上の子は自分は可愛がられていない、不要な存在だと、親が気が付かないうちに
どんどんと、時が経つにつれ、増大し重なり、傷つくようなこともあるわけです。




しかし
既に長子はそのトラウマにより、心に傷を負って、もうその後のフォローはしにくく
長子はもっと心に傷を持ち、親から、兄弟姉妹から心が離れてしまうケースもありえます。
それが青少年以上になっても響き、
仕事・学業などや、集団生活においてにも対人関係がうまくいかないで、

自分は生まれてこなければよかったんだ
自分は不必要な存在なんだ
誰も自分を愛したり信用してはくれない
何をしてもどうせダメだ
自分より姉妹兄弟のほうが、親にとっても世間にとっても、大切な存在で、
自分はどうでもいい存在なんだ

死にたい

などと、本当はそうではないのに、そう思い込んだりしています

そして、自分の存在をアピールするが如く、
必要以上に虚栄心(自分を実質以上に見せようと、みえを張りたがる心)が
強くなったりもする場合があります

そして、ひとたび人から自尊心を傷つけられるような嫌な事をされたり言われたりすると
その相手に対し、暴言を吐いたり、強く憎むようになったりもし易くなります。
また、身近な誰に対しても、子供は心を閉ざしてしまっている場合があります

そんな心の傷は、本人のマイナスな態度から、学校などの集団生活において
イジメられる側になってしまうこともあるんです。


暗い、虚栄心が普通以上に強い、自分に自信が無い、
自分は誰からも愛されないのだ、愛しても振り向いてはくれないだろう
また人が自分の前から去っていくのだ
信じるのは自分だけしかいない
自分自身も信じられなくなることがある
ひとりで籠もってしまったり、
などて、「キモイ」とか「死ね」とか辛い差別をされ続けたりします
そしてそれは、その子の人生に、大きく危険を伴わせ、幸せになれる力を発揮できず、
自らを潰してることになったり
その子の人生を、若くして終焉にと進ませてしまい易くもなります。
つまり自殺です。
下手をすれば、親が殺したと言っても過言ではなくなると思います。







子育てにおいて、普通によく言う「次子からは放っとけば育つ」という、
長子は初めての子で、あれよこれよとしたが、そこまでしなくてもよかったという、
そんなに手をかけなくてもよいことではなく
もっと愛の表現が下手な辛い態度を、親から受けたということでしょう

親御さんは虐待だとは思っていません
厳しいながらも愛情を持って躾けたとおもっていらっしゃる場合が多いのではないでしょうか?
それらの真実に気付いていない場合が多いのではないかと私は思います。

また、親御さんが感情的になり肉体的精神的危害を与える虐待とも言い切れないところがあるというものです

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ではどうしたら良いのか

精神症状の軽い場合や、または迷いのうちは、治りますし、
家族関係、対人関係も良くなり、今後の展望も明るくなるでしょう

まず当の本人さんは、精神科・心療内科でカウンセリングをまずは受けることをお勧めします
というのは、鬱病やその他の精神症になっている場合が多いということです。
死にたいと思ったなら、特に早急に通ったほうが良いと思います。
症状が重くなってからでは遅いのです


親御さんは、ご自分のその子供さんとコミニュケーションをとることをお勧めします。
中には、親から嫌われていると思いこんでいる子も多いと思いますから
ストレートにそれを訊かず、そっと支えるような自然な愛情の眼差しや、自然な態度で
朝の挨拶や、日常の他のお子様と同じ扱いをすることだと思います。
他のご自分のお子さんとの差別や
後に作ってしまったそのお子さんへの偏見(何考えてるかわからない素直でない子・・など)をなくすべきです。
そしてご自分の子育てを、省みるほうがよいと思います。
また、精神科、公的な役所管轄の相談所などにも、相談を必ずされると良い思います。




では、次のページで、カインコンプレックスについての、他のケースもご紹介しましょう