ISLAM   〜ムスリムとして知っておくべきこと〜

『イスラームに関する質問 』

ムハンマド・ジャワド・シューリ


注:ウィルソン・H・グウェルティン(W)
     イマーム・シューリ(C)

  【質問14: イスラームの未来に関する予言】


W: イスラームの歴史を読むと、啓示された時代の新たな信仰とその信仰者の未来は、非常に疑わしいものだったようです。後にイスラームが広まり従者が増加したのは予期せぬ出来事でした。預言者とクルアーンがイスラームの急速な成長を予言していたかどうかということが気になります。

啓示が下ったとき、イスラームとその従者の未来は大変暗いものでした。
もしも予言されていたとすれば、ムハンマドの真実性を見事に証明しています。



C: イスラームとその従者の未来を扱った決定的な予言が聖クルアーンにあります。
ムスリムの未来を予言したものがその一つです。未来の宗教の自由を断言し、
ムスリム国家の成功を約束していました。

「アッラーは,あなたがたの中,信仰して善い行いに勤しむ者には,あなたがた以前の者に継がせたように,この大地を継がせることを約束なされた。そしてかれらのために,かれが選ばれるものを,かれらの揺ぎのない宗教となされ,かれらの恐怖(不安の生活)を,安心無事(の境遇)に変えられる。かれらはわれに仕え,われに何ものをも配しない。だがそれ以後になお不信心になる者こそは,主の掟に背く者である。」(24:55)

この啓示があったときのイスラーム従者はヒジャズ住民の中の僅かな数でした。
啓示があったヒジュラ歴5年目、ムスリム人口はわずか数千人で、ヒジャズ住民と
残るアラビア半島の部族から敵対されていました。ムスリムには全く安全ではなく、
宗教を自由に実践することができなかった。
あれほど酷い憎悪と戦いの中で少数が生き残れるという印はどこにもなく、この新しい宗教の未来を人間は予測できなかった。
こういった事実があるにもかかわらず、決定的、絶対的なかたちで予言がありました。  次の節にはさらに予言が含まれます。イスラームの勝利と敵の敗北の予言です。

「かれらは口先で,アッラーの御光(イスラーム)を消そうと望んでいるが,仮令不信者
たちが嫌おうとも,アッラーはかれの御光を全うされる。」(9:32)(61:8)

「かれこそは,導きと真理の教えをもって使徒を遣し,仮令多神教徒たちが忌み嫌おう
とも,凡ての宗教の上にそれを表わされる方である。」(9:33)(61:9)

一番目の節は、イスラームの敵が神の光を消そうとしても消すことはできない、
いくら反抗してもイスラームの浸透を止めることはできない、神の光(イスラーム)が
完璧であることを予言しています。敵がいくら知識人と武力を総勢し、論争し、戦い、
イスラームを覆そうとしても、神の光は決して消えることはなく、その輝きを阻止する
ことはできない、と。

両者の節はイスラームの敵から勝利を得ることの決定的予言です。
この予言があったのは、ムスリムの小さな共同体が多神教徒やアラビアの他の敵たちから身を守っていたときのことで、その後、ペルシャ、ビザンチン帝国から防御しなければならなかった。

ムスリム国家に比べて外国勢力は比較にならぬほど強力でした。
ペルシャ、ビザンチン帝国は世界でも有数の力を保持していた。
二大帝国の打倒は、世界の巨大権力に打ち勝ち、世界規模の大国になることを
意味していました。そうなったとき節の予言が完全に現実となる。
しかし、これは不可能に近いことでした。複数の優れた軍と戦線があれば、
一つの弱い軍隊を倒すことができると予測できます。
20世紀の強力なドイツ軍の二度の敗北がそのよい例です。
ドイツ軍の敗北は複数の戦線でより強力な同盟国に打ち負かされたからです。

偉大な預言者の死去後、わずか数千人のメディーナとメッカ住民が背教者アラブ人に
打ち勝ったのは、歴史上の最も驚くべき軍事出来事といえます。
預言者が去った後、この二つの町のムスリムを除けば、ほとんどのアラブ人は
背教者でした。

ムスリム国家はビザンチン帝国やペルシャ帝国と戦わないわけにはいかなかった。
二大帝国は二つの戦線で同時にムスリムと戦いました。まばらなムスリムの防御は
二手に分かれねばならなかった。
にもかかわらず、その結果は驚異的な軍事現象となりました。
二大勢力は打ち負かされ、ペルシャ帝国の完全な敗北に終りました。
それから百年以内に、大西洋からインドにかけての広大な領土がイスラーム支配下に置かれ、啓示が下ったときには貧しく無力の人びとが、突然、世界の偉力となったのです。

神の知識に頼る預言者は、この自分の死後の勝利をすでに予言していました。
預言者ムハンマドはハタムの息子オデイ(後に新しい信仰に加わったキリスト教の
指導者)にこう話していました。
「あなたは私たちムスリムが貧しいのでイスラームに傾かないのでしょう。
真の信者がどうしていいかわからないほど富を得るときがやって来ています。
ムスリムの敵に比べ、ムスリムは僅かな数なので諦めておられるのでしょう。
神にかけて。まもなく、ムスリム女性が一人で恐れずに駱駝に乗り、カデシヤ
(イラクの地域)からメッカの神殿に巡礼できるようになります。
不信心者が力を握ると思っているかもしれませんが、バビロンの白い城に我々の
旗をかざす時はそんなに遠くないのです」 



blue-a5.gif(1025 byte) 質問15 預言者と預言者性の未来に関する情報       



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