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アヒルの健康

アヒルの健康、病気、生態などについて紹介します。

趾瘤(シリュウ)症とは?

趾瘤症とは、趾(あしゆび)の裏にできた小さな傷から雑菌が侵入することにより起きる炎症です。(別名:バンブルフット)

皆さんもご存じのとおり家禽化された家鴨は、より肉が付くように改良されていますが、その大きな体を支えるための丈夫な足を兼ね備えていません。コンクリートや硬い敷床でアヒルを飼うと、足に負担がかかり足の裏に大きなタコができたような症状になります。

症状が悪化するとウオノメ状に角質化し趾が腫れ上がり、痛みから歩行異常となり衰弱や敗血症などにより死に至ることがあります。

趾瘤症になったアヒル コンクリート床は、水はけが良く掃除もしやすいのですが、アヒルにとっては不向きななようです。清潔にするには水洗いのできる水はけの良い敷床、足裏のことを考えると柔らかい敷床と悩ましいところです。人工芝を敷く・土や砂を敷くなど足に負荷がかからないようにしてあげましょう。

フローリングなどの床も同様です。厚みのあるビニールの床材を敷いたり、毛布を敷くなど足への負担を少なくするよう心がけてください。


趾瘤症になってしまったらどうすればいいのか?

初期症状の場合など、飼育環境の改善で治ります。
アヒルの歩き方や、足の裏を観察してください。ここではアヒル飼いの方たちが実際に実践した“足裏趾瘤症改善法”を紹介します。
趾瘤症については、どのアヒルに対しても完全にこれで治る!という治療法はありません。
アヒル飼いの方たちでこれからも情報を集め公開していきますので、 合うか合わないかは、掛かりつけの獣医師さんとご相談の上ご自身でお試しください。

趾瘤症の治療例(手術法):リュウタン池のアヒル
あまりに症状がひどく歩行困難の場合、手術で切除する事も可能です。
入院→体調を見て手術→術後約1週間で退院→抜糸(傷口が完全に塞がるまで約2週間、水浴び禁止・ぬかるみ禁止)

デュオアクティブCGF(患部に貼り付ける方法)例:
デュオアクティブCGFは、“フィルム等で患部を密閉し酸素を与えずに湿潤状態を保つ方が回復は早まる”という考えに基づきコンバテック社が開発した医療用具です。
まおさん(東京都会員)の飼っていたアヒルかんちゃんは、これで趾瘤症が完治しました。

体験談
傷口に貼ると、このシートから有効成分がゆっくり浸透していき、かちかちのタコもやわらか〜くなってきます。(ワンシート約10センチ角で2000円)
これを傷より少し大きめにカットしてベタっと貼り、その上からくっつく包帯で固定します。
足の裏は綺麗にツルツルになりました。かんちゃんは嫌がりませんでしたが、足に何かくっついてるのを気にする子は向かないようです。

テーピング療法ahiraa2goさん(神奈川県関東支部長)の足裏テーピング法

切開療法sobaskeyさん(兵庫県会員)の足裏切開法

マッサージ療法ぴぴのタコ治療やよほむぺより)
ぴぴのタコ治療

アヒルの発情

アヒルの発情と上手く付き合うには?

「飼っているアヒルが凶暴になってきました。今まで馴れていたのにどうして?」
雄アヒルを飼っている方達からこんな声を聞きます
追いかけられたり、通り掛かった人に飛びついたり、噛みつかれたりして恐いアヒルになってしまった?

ここでは発情したアヒルへの対処法を幾つか紹介します※改定進行中
詳細はコチラをご覧ください→http://www.geocities.jp/yayo_pipi/pipi_033.htm

関節炎

関節炎はあひる、特に体の大きなあひるに多い病気です。
関節の軟骨部分が損傷し、歩行困難になります。
放っておけば治るような病気ではありません。
まずは鳥に詳しい獣医師に相談しましょう。

軽度の間は外見では分かりませんが、レントゲンには出ます。
関節炎は、かかとの辺りから始まる場合もあれば、胴に近い関節から始まる場合もあるようです。
ひどくなってくると、関節が腫れ、膿がたまります。

写真左:正常な足   右:関節炎の足


関節炎になってしまったらどうすればいいのか?

関節炎は肥満や偏った食事が原因である場合も多いです。
まずは、配合飼料ばかり与えている場合はすぐに餌を見直し、青菜などの野菜を多めに与えてください。

ナス科の植物を与えるのをやめると、痛そうにしなくなったという報告があります。
ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマン、唐辛子等がナス科です。
(ナス科に多く含まれるソラニンが関係しているようです。)

毎日の餌に米ぬかを少量混ぜることで、症状が軽くなったという報告があります。
米ぬかは塩や唐辛子の入っていないものを使用してください。
米ぬかは脂質が多いので、与えすぎは肥満の原因になります。

人間の関節用医薬品のコンドロイチンを使用する場合もあります。
(動物病院で薬を処方されている場合は獣医師の指導に従ってください)

足に負担がかかりにくいよう、足元を柔らかく、清潔にしましょう。
関節炎は、細菌が原因となる場合があります。
趾瘤症がある場合は、趾瘤症の治療も並行して行いましょう。

人間でもそうですが、寝たきりでいると、足はどんどん弱くなってしまいます。
かといって、水鳥であるあひるは、陸上をたくさん歩き回るのも足の負担になります。
水に浮いて足をひらひらさせて泳ぐのが最も良い運動です。
水浴び回数が少ない場合は回数を増やしましょう。
また、足に体重をかけない為にアヒル用の車椅子、ハンモックなどの作成例もあります。
ハンモックでは歩くことはできませんが、立たせるだけでも座りっぱなしよりは血行が良くなるので、それぞれで工夫してみて下さい。

→ブックラックを改造した車椅子の例

→市販の園芸用ネットを利用したハンモックの例