【連作推理小説:アトマツ家のミステリな事件簿 第6話】
『卒業アルバム「さくら」1/20の壁』

後野 祭

【桜の花びら散るたびに 届かぬ想いがまたひとつ】
by コブクロ『桜』

 みなさんこんばんわ、後野祭です。
 唐突ですがみなさんには、こんな学生時代の思い出はありませんでしたか?

『クラスで卒業アルバムを持ち寄って、届かぬ君へと想いを馳せる』

 ああ素敵な人だなあ。実際はどんな性格なんだろう? きっと優しくって思いやりがあって、おまけにスポーツ万能で頭がよくて・・・ だけど、私にはきっと高嶺の花。もし、どこかで巡り逢えたとしても、 さえない私なんかにはけっして振り向いてはくれないんだろうな・・・。
 そんな調子でアプローチを試みるでもなく、ただ漫然と届かぬ想いをしたためる日々。 きっと誰しもそんな淡き思い出の1ページを、人知れず心のアルバムにそっとしまいこんでいるのではないでしょうか?
 何故、みなさんにいきなりこんな話を持ち掛けるのかと申しますと・・・ 先日、年末の大掃除の時に押し入れの中を整理していたら・・・。



 なんだかとても懐かしくって・・・大掃除もそっちのけ。その場にぺたりと座り込んで、夢中になって眺めて・・・。
 さて、今宵はそんな私の学生時代の思い出の卒業アルバムを、 今からほんの僅かの間だけ、こっそりとWEB上に公開します。 つきましては、その中から密かに貴方の・・・
 好みの異性を一人だけ選んでください。
 私がいうのもなんですが、 本当に端正な顔立ちの美形ぞろい。 きっと貴方の好みの素敵な異性が見つかる筈。 では、そのクラスメイトの・・・
 名前と性別をしっかりと心に刻み込んでくださいませ。

卒業アルバムを開く


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