(ロゴ)旧・高雄驛

【 たかおえき Gāo xióng yì 】


昭和16年(1941年)竣工の
旧「高雄驛」の駅舎。

2001年に訪れたときは現役の鉄道駅として
使われていたのに、今回(2005年10月)は
微妙にずれた位置に、がらんとして
建っているのを見て驚いた。

何と、8年がかりの高雄新駅工事終了まで、
元の位置の82m脇で「待っている」とのこと。

旧・高雄驛・正面



正面中央の屋根


2005年8月に行われた駅舎の移動は、分解しての移築でなく、
先ず駅舎全体をそっくり掘り起こしてレールの上に乗せ、分速1cmでじわじわと2週間かけて押したという。
この移動工事(片道)に1億新臺灣ドル(約3億円)かかったとのこと。

長年高雄の街の顔として市民に愛されてきた建物、と色々な本等で紹介されているが、
ここまでされるほどとは、感動的だ…



駅舎内部



臨時の鉄道駅の建物内で、
よい味を出している駅弁屋さん。

写真では読みづらいが、
売り場の屋根の上の看板には
「臺灣鐵路懷舊(懐旧)便當(当)」
と書かれている。

「便當」とは弁当のことで、
大陸では見られない臺灣での用法。
街中の看板でよく見かける。


建設中の新駅は、「台鐵」(従来の鉄道)に加え、
「高鐵」(「台灣高速鐵路」=新幹線)と
「捷運」(=「MRT(Mass Rapid Transit)」=地下鉄)
が乗り入れる「三鐵共構」と呼ばれるもの。

これらはみな地下化されるとのことで、
地下駅工事の完了後
旧駅舎がまた元の位置に戻されて、
地上部分の駅舎(の一部?)として
復活するということらしい。

保存されている旧駅舎は、
新駅完成までの間「高雄願景館」の名で
展示スペースとして利用されている。




駅弁屋さん


プラットフォーム


「高雄驛」時代からのものと思われる、何とも言えぬ懐かしさ溢れるプラットフォーム。
地下新駅が完成すると、この風景も姿を消してしまうのか…