(ロゴ)涮羊肉

【 さんようにく shuàn yáng ròu 】


「烤鴨」(北京ダック)に次いで
北京名物として挙げられるのは、
羊のしゃぶしゃぶ「涮羊肉」だろう。

鍋中央の煙突の中に石炭・練炭類がくべられ、
ナツメやクコの実といった薬味類が
予め入ったスープが煮立ったところに
薄くスライスされた羊の肉をさっと通して、
手元のゴマだれにつけて食す、
モンゴル起源とされる食べ方。

東來順・涮羊肉



北京では「東來(来)順」(とうらいじゅん Dōng lái shùn)という店が、淸代以来の老舗として有名。

上の写真は、「東來(来)順」に行った際、
たまたま華やかな「京泰藍」(けいたいらん Jĭng tài lán)製の鍋に当たった際のもの。
「京泰藍」とは、銅ベースの七宝焼き的な工芸品。

漢方では、羊肉は体を温める作用ありとされることもあり、
気温零下にもなる冬の北京ではどの店も込み合っている。

しかし好きな人は一年中食すようで、夏の夕方、歩道にテーブルを出して
煙突鍋「火鍋(兒)」(ひなべ huŏ guō(r))を囲んでいらっしゃるグループもあったりして、
それはそれで北京の下町情緒を感じさせてくれる光景だ。