(ロゴ)白袍將軍、遮陰候

【 はくほうしょうぐん Bái páo jiàng jūn
しゃいんこう Zhē yīng hóu 】


「昭景門」を入り階段を上りきったところに、
幹の白い、変わった松の木がある。

金代(12~13世紀)に植えられたと
伝えられる古木だ。



白袍將軍・近景
白袍將軍・遠景



淸乾隆帝により「白袍將軍」に
「封ぜられた」という。
(「袍」(ほう)とは、「綿入れの着物」の意)

中国語で「白皮松」(bái pí sōng)という
貴重な品種で、一種の聖木扱いのようだ。

冬の北京の澄んだ青空の下では
幹が真っ白に映え、美しい。




遮陰候・遠景


同じく金代に植えられたと伝えられる、こちらは普通の幹の松の古木。

ある年の盛夏、乾隆帝が「團城」にお遊びになったが、
外はもちろん建物内も蒸し暑くてたまらない。
ところが、この木の陰に案内されたところ、えも言われぬ涼しさ。

帝はたいそうお喜びになられ、その場でこの木を「盤桓嘉蔭撫奉客之功」により
「遮陰候」に「封ぜられた」という(笑)。




「遮陰候」も含め、北京で普通に見られる松は、
中国語で「油松」(yóu sōng)という品種のもの。

日本で一般に見られる赤松や黒松とは別の
大陸種で、寒冷地に適するとのこと。

なお「團城」には、同じく乾隆帝命名の
「探海松」という「油松」がある。

初代「探海松」は既に枯れてしまい、
現在のものは2代目。


遮陰候・近景