クワガタ、カブトムシ飼育におけるコバエ、ダニ撃退法

コバエの恐ろしさ 侵入を防ぐ 数を減らす 結果 結論 ダニ対策

検索結果からこのページへ直接来ていただいた方へのお願い。
こちらのトップページに、いったん行ってから、またもどっていただけると、アクセス数をカウントできるので、ありがたいです。トップページからならば、飼育過程別などにも分かれていますので、必要な情報を探せるかと思います。

1.コバエの恐ろしさ
・コバエが発生すると、衛生的によくない。ダイニングやキッチンに侵入されると閉口する。食器の中から、鍋の中「勘弁してくれー」となる。また、他のシートにも書いた通り、家族の理解を得るのが重要であるので、そのためにもコバエ対策は絶対的に必要である。
・はっきり言って、気持ち悪い。何とかならないか悩む。対策を考えなくてはならない。
・クワガタやカブトを飼育することは、コバエに快適繁殖領域を与えているのとを同じこと。対策をしないと、どちらの虫を飼育しているのか分からなくなってくる。
・コバエ対策グッズの紹介にホームページの半分を割いている人もいたくらい重要なことである。
・私も実際にクワガタの成虫や幼虫を育てて、どの容器にどのくらいコバエが発生するかを見てみた。つまり、失敗を重ねたというわけだ。

・菌糸瓶の蓋とタイペスト紙の間にコバエが挟まっていることがあった。当然死んでいるものと思っていたら、何と生きている。隙間など無いところを無理矢理こじ開けて移動してるではないか!!!
どんなに小さな隙間でもコバエをシャットアウトするなんて無理!!
と痛感した出来事でした。


上の写真は、ペットボトル横型容器。結構、好評をいただき、何人かのクワ友が使ってくれている。
蓋の構造や、作り方は、こちら(幼虫飼育容器のページ)をご覧ください。
しかし、コバエが侵入できないように密閉をしっかりした訳なのだが、コバエ対策としては、万全ではなかった。
左の写真は、輪ゴムだけで止めているので、完全密閉とは言えないが、
右の写真は、蓋の周りほとんどをセロテープで止め、コバエの侵入に対処した。
それなのに、蓋と容器に隙間など全くないのに、生きたコバエが蓋と本体の間を苦しみながら移動しているのである。

コバエって、隙間を押しのけてでも侵入してくるのです。恐ろしい生き物です。
これによって、スリット型の空気孔では、どんなに細くしてもコバエの侵入を防ぐことはできないことが分かります。
この時は、コバエ対策に限界を感じました。
でも、負けるかー!


○調査・実験結果
2.容器内にコバエを侵入させないための対策
(1)コバエシャッター、スタックケースなどが有効。しかし最強のコバエ阻止具は洗濯ネット
   コバエシャッターや、スタックケースは、さすがに専用に作られただけあって、いろいろな面で高性能。当然コバエを防ぐ機能は高いが100%を期待するのは無理な話。エサを替えたり、マットを詰めているときに、ケースに内へ侵入されてしまうこともある。

写真左端
・フタの内側にくっつける穴あきのプラスティック(取り外して洗うこともできる。)
・入手方法不明
写真緑の蓋
・スタックケースのフタ
(ケースを積み重ねられる、洗える、乾燥しないという優れもの)
・蒸れないように気をつけて使う。
写真左の蓋

・一般的なコバエシャッター(フィルターの部分は取り替え可能)
・普通のミニケース。右の3つのフタがすべて取り付け可能。
コバエシャッターの小・中・大は昆虫ショップで売っている。
スタックケースの小はオオクワキングさんに頼むことができる。中や大があるとよいのだが、換気の研究中だそうだ。
最強のコバエシャッター

・次世代?コバエシャッターとして注目しているのが、洗濯ネットである。
左の写真は、産卵セットを洗濯ネットに入れた様子であるが、セット後2週間してもコバエの発生は全くない。

今までの結果は次の通り。
飼育種 飼育過程 補助コバエ帽子具 期間 コバエの発生
オオクワ 幼虫 タイペスト紙 9ヶ月 無し ◎
オオクワ 幼虫 無し 9ヶ月 無し ◎
マンディ 産卵セット 三角コーナーネット 8ヶ月 無し ◎
ギラファ 産卵セット 三角コーナーネット 2週間 無し ◎
パラワン 産卵セット 無し 2週間 無し ◎
メタリフェル 産卵セット スタックケース 2週間 発生 ×

・マンディブラリスの産卵セット8ヶ月というのは単なる管理不足である。
 ちなみに結果は、初齢3頭、2齢3頭、親雌死亡だった。
・メタリフェルのコバエ発生は、産卵セットを組む時点でハエが混入していた可能性が高い。洗濯ネットの効果がなかった可能性も0ではない。
・もし、発生してしまったとしても、他のケースに被害を及ぼすことがないのが大きなメリットである。
・とにかく、産卵セットと幼虫ケースでは、今までのコバエ防止具の中で、最も成績がよかったのが洗濯ネットであることに間違いはない。


(2)普通の飼育ケースの蓋にフィルターの代わりになるものを取り付ける
 ホームセンターなどで売っている曲面ボディーの飼育ケースにはコバエシャッターが使えない。また、我が家は、とにかく貧乏飼育なので、大ケース中ケースには、別の方法で対応している。
 この方法でも、かなりの確率でコバエ発生を防ぐことができる。ただし、セット時やエサ替えなど蓋を開けているときにコバエを入れないことを徹底しなくてはいけない。

内側シャッター
(キッチンペーパーなどをケースとフタの間にはさむ)
長所
・安上がりですみ、取り付けも簡単。虫かごの持ち運びにも問題なし。

短所
・これで♂を買おうとすると、数日で穴を開けられてしまう。産卵セットの中の♂は、半日で穴を開ける。それだけならよいが、穴に大顎をつっこんで抜けなくなり、体力消耗というやつもいた。
・上から覗くことができない。
・結局使い捨てなので、穴が開いたら替えなくてはならない。
・産卵しようとしている雌でも、紙に穴をあけて蓋の下にいるときがある。このまま放っておくとセット内に戻ることがないのが不思議である。この時は、
外側シャッター
(フタの外側に、三角コーナー水切りネットを貼り付ける)
長所
中で飼っている生体に穴を開けられることがない。

短所
・テープがはがれると、意味を失う。
・隙間なく貼り付けるのが、面倒に感じるときもある。
・ケースの持ち運びは、下から支える以外になくなる。
・上から覗くことができない
・結局使い捨て、汚れたら取り替える。
・最近、我が家の最もポピュラーなコバエシャッターは、新聞紙である。
・通気性に対する周囲の心配をよそに、半年使い続けて全く問題なかった。
 そして、新聞紙を使い始めてから、産卵セットにコバエが発生しづらくなった。

ただし、蓋下シートの欠点は、ぬぐい去れない。


(1)(2)の方法をつかっても、餌替えのわずかな時間にもハエは侵入する。卵をもった雌が1匹でも入れば・・・・・・・・・・・・
 細心の注意を払っても発生するときは発生する。しないときはフィルターに穴が開いていてもしない。その原因を突き止められれば、いいのだが、・・・・・・・

3.ハエが発生してしまった時の対処
(1) ケースからコバエを出さない
とにかく、コバエが発生した幼虫ケースは開けない。マット交換のために開けるときには外でコバエとマットの上部を捨ててから作業場所に持ち帰る。
成虫の場合は、開けるときには掃除機を構えていて、中のハエを吸い取る。その後、マットを総取り替えする。

(2) ハエピタシート、キャッチャーフライなどハエを吸着するものを使う。

・左写真はキャッチャーフライ
クワガタに悪影響を及ぼす可能性がないのがうれしいが、私の設置方法が悪いのか、ほとんどハエを取ることができない。
(3) 最も効果的なのが、ハエ取り紙のカーテン(写真はハエ取り棒)
 飼育ケース外に出てしまったコバエは、昔ながらのはえ取り紙を使うのが最も効果的である。全て捕れるはずはないが、かなり減らすことができる。今年は春先の幼虫管理を失敗し、コバエが大量に発生。はえ取り紙を6本セットしたところ、3日で500匹程とれた(よく数えたもんだ)。ヒエーーーーー。はっきり言って気持ち悪いほどくっつく。
 但し、ハエ取り紙を使うと、必ず人間もベチャッということになるのは間違いない。大人の私は被害に遭っていないが、2歳の娘は泣きわめいていた。
 そろそろ交換時期である。片付けるときには、ちょっと面倒&気持ち悪い。

写真のハエ採り棒も効果有り。気持ち悪い程くっつく。

最近ではハエ撃退機などというものも出てきている。
(4)
 外に出てしまったコバエを退治する方法として、朝早く東側又は南側の窓を見てみるという方法がある。
 ハエは暖かい場所に集まっているので、掃除機で一網打尽にする。
(5) コバエはよく床を這っている。置いてある物の下で休んでいることも多い。このような奴らも掃除機で吸い取るのが最も良い。
 おもしろいことに、床を這っているコバエは強い風を感じると立ち止まって踏ん張る奴が多い。かなり強い力で踏ん張っていて、家庭用掃除機を最強にして近づけても頑張っている。しかし、結局は新幹線よりも速い風に耐えることはできない。
 たまに、走って逃げようとする奴もいるが、こいつらも「逃がすか、コラー!」。
 飛んで逃げようとする奴は珍しいが、こいつらは、そのつもりでないと逃げられてしまうことがある。
 物の下にいる奴らに対しては、掃除機を構えたまま物を少し持ち上げ、吸引してやることでほとんどのコバエを処理することができる・・・・場合もある。

すみません、上記の情報は、吸引力の弱い(壊れかけた)掃除機を使った場合です。普通のハンディ掃除機でさえ、一瞬にしてハエを吸い込むことができます。飛んでいる奴らも吸い込めます。

コバエのおもしろい習性を見つけたので、残してあります。
(番外)冷凍殺虫スプレー
我が家では、コスト面で使っていない。
(番外その2)電気式蚊取り器
「効果絶大、クワガタに悪影響なし」と、いろいろな方に教えていただいたのが、「電気式蚊取り器」である。
私は、「間違っても、使わない」、「理解できない」、「大きい成虫を羽化させるつもりはあるのか」と思っていた。しかし、電気式蚊取り器をガンガン炊いてあった寝室でショウジョウバエが生きていたことと、ショウジョウバエには効かないという情報が一致してしまったことで、本当にクワカブには影響がないかもしれないと思い始めている。
となると、最強のコバエ防止具は、電気式蚊取り器ということになってしまう。今までこんなに拒否してきたのに・・・・・・
でも、まだ番外編に置いておくのが、私の自分勝手なところである。

 以前、blogで紹介したことだが、アースノーマットをフル稼働させておいても、クワガタケースの中のコバエは元気そのものです。
このことから分かるのは、
ある程度密閉されているクワケースは、空気の流通が制限されているので殺虫成分がほとんど入らず、中の昆虫に影響を及ぼすことがない。
ということだ。

 幼虫に飼育時について、ペットボトル横型容器の蓋を開けたままにして実験してみた。
昆虫マットの中も空気の流通が制限されているので殺虫成分の影響は、ほとんど無い。

お馴染みのアースノーマットでございます。

4.結果
・産卵セットに幼虫が見え始めるとコバエの発生が抑えられた。
・幼虫が冬眠状態のように動かなくなると同時にコバエが大発生してきた。
・成長の遅い種類や大きくならない種類を最初から大容量の容器で飼うとコバエが大発生した。
・上にも書いたが、新聞紙をコバエフィルターの代わりに使ったら、コバエの発生がかなり少なくなった。

以上のことから、

(1) ・コバエ育成マシーンである産卵セットをくむ時間をなるべく短くする。産卵セットに♀を入れたらすぐに卵を産み始められるようにする。
・つまり、産卵セットを組むのは、♀の腹の中の卵が熟成してから。(交尾後3週間もすれば完熟卵ってところかな)
・ただし、大型のホソアカクワガタなどで、産卵セットに同居させてからペアリングをする場合には、そういうわけにはいかない。
(2) ・幼虫の大きさや食欲にあった容器を使う。ギラファノコギリやパラワンオオヒラタのように成長の早いクワガタでは、大きい容器を使ってもあまり発生しない。プリンカップ→雄雌判定→雄ならいきなり2リットル。
・成長の遅い種類や、あまり大きくならない種類は、成長に会わせて容器を大きくしていけばコバエは発生しづらい。プリンカップ→800cc→2リットル、または、プリンカップ→500cc→1リットル のように。
・但し、作業があまりにも増えれば負担になり、幼虫のストレスにもなる。種類別の成長速度を実体験してみる必要があるのだろう。
(3)  温室などを使って適温を保ち、幼虫を冬眠状態にしない。
常に幼虫が動き、マットをモリモリ食べていれば、ほとんどコバエは発生しない。
ただし、オオクワガタなど日本産クワの場合、冬を経験しないと羽化してくれない。15℃〜10℃を保ち、幼虫が活動しながら冬を感じることができるようにしてあげる。

5.結論
・コバエを完全に撲滅するのは、なかなか難しいが、全く気にならない程度にまで減らすことは容易である。
・オークションなどでGETしたクワと一緒にコバエが送られてくることはしばしばだが、繁殖を許すことはなくなった。
とても効果のあった対策は2通り。
その1 「番外その2」で紹介した電気式蚊取り器
その2 「最強のコバエシャッター」で紹介した洗濯ネット


ダニ撲滅
成虫編
  ダニを発生させないためには、やはり清潔を保つことと、針葉樹マットで管理するのがよいと思う。

 それでも発生してしまうことはある。そのときの対処は、
@昆虫マットをダニピタクリーンなどのダニ防止マットに変更する。
 欠点:お金がかかる。
A歯ブラシなどでこすり落とす。
 欠点:昆虫が暴れて、うまく落とすことができない。昆虫が傷つく可能性がある。
B霧吹きのジェット噴射で、吹き飛ばす。
 欠点:呼吸孔に水が入ってしまう可能性がある。
 
 
我が家では、最もポピュラーな方法は、Bの霧吹きである。これが、最も安価で手軽で簡単で効果が高かった。
空気孔に水が入って弱ってしまった個体は、今まで1体もいない。 

幼虫編
 幼虫のマットからはダニを撲滅するのは至難の業である。私はまだ行ってことはないが、ダニピタクリーン100%の中に幼虫を1週間おいておくと根絶できると教えていただいた。幼虫がダニピタクリーンを食べることはなく、安全だという話であった。
 1週間耐え難い環境で断食させた方がよいか、ダニと一緒に飼ったほうが大きく成長できるか。どうなんでしょう。カブトムシの場合はダニに殺されてしまうこともあるが、クワガタの場合そのままの方がいいような・・・・・・・・。