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雑 学
注意点
写 真
育て方
水やり・肥料
利用・効能
害虫・病気


ニオイアイリス(匂アイリス)

【英名】florentine iris/orris root/orris

【学名】Iris florentina=Iris germanica var. florentina



ニオイアイリスの雑学

ジャーマンアイリスの変種。

昔から、匂アイリスの根茎は香料やポプリの原料にされていたようです。

根茎は、菫(すみれ)に似た芳香を持つ。
根茎は、生より乾燥させた方が芳香が強くなる。

乾燥させた後、さらに乾燥保存すると芳香が増すといわれます。

ニオイアイリスやダルマチアンの根から油が採れます。
この油が、市販されているエッセンシャルオイル。




育て方

別名:シロバナアイリス(白花アイリス)/イリス/オリス

アヤメ科/アヤメ属/根茎多年草

開花の時期 5月頃

植付けの時期 9〜10月頃

株分けの適期 9〜10月頃
伸びた葉の上部をカットしてから株分けする。



水やり・肥料

乾燥気味に管理。

肥料はさほど要りません。

植え付けや株の更新時には、予め苦土石灰などを土に混ぜ、中和させる。

株の周りに少量の苦土石灰を蒔くのも方法。

注意点

アルカリ土壌を好みます。
粒状の苦土石灰などを土に混ぜ込みます。
土を中和させてから、植付け。

一部の品種には、連作障害があるようです。
長くても3〜4年を目安に植替えます。

利用・効能

食用よりは、香りを楽しみます。
葉を入浴剤にしたり、根茎を乾燥させてポプリなどに利用。

根茎を利用する場合は、よく育て太らせたものを掘り出します。
細かく刻んでから乾燥させます。


害虫と病気

特に病害虫の被害はないと思います。



《アイリスについて》

アヤメ科/アヤメ属/根茎多年草 or 球根多年草

アイリスを大別すると、球根状と根茎状。


『球根性のもの』bulbous/ダッチアイリス

『根茎状のものrhizomatous』
ジャーマンアイリス、 イチハツ、 クリスタータ、 カキツバタ、 アヤメ、 ニオイアイリス、シャガ、ハナショウブ


根茎状のアイリスを大別すると3つ。

《1》『ビアデッド』BEARDED IRIS(ヒゲアヤメ)
ジャーマンアイリスなど、花びらの付け根あたりにひヒゲのあるアイリス。

《2》『ビアードレス』BEARDLESS IRIS
ヒゲの無いアイリス アヤメ/カキツバタ/キショウブ/チョウダイアイリスなど。

《3》『クレステッド』CRESTED IRIS
鶏冠(トサカ)が、あるものクリスタータ、イチハツ、シャガ




《根茎アイリス》



名前
別名
【英名】
【学名】
開花時期
クリスタータ矮性アヤメdwarf crested irisIris cristata3〜4月頃
アヤメ文目/菖蒲Japanese iris Iris sanguinea4〜5月頃
ジャーマンアイリス ドイツアヤメGerman irisIris germanica4〜5月頃
ニオイアイリスシロバナアイリスflorentine irisIris florentina5月頃
ダルマチアンパリダdalmation irisIris pallida4〜6月頃
カキツバタ杜若Japanese water irisIris laevigata5月頃
シャガアイリスジャポニカ
コチョウカ
Japanese irisIris japonica4〜5月頃
イチハツ子安草
一八・一初
Japanese roof irisIris tectorum4月頃
ハナショウブ花菖蒲
ドンドバナ
Japanese water irisIris ensata6月頃
キショウブ イエローアイリスyellow irisIris pseudacorus5月頃


《アイリスの仲間》

●アヤメ(文目)


【英名】Japanese iris

【学名】Iris sanguinea

アヤメ科/アヤメ属/根茎性多年草

別名:サンズンアヤメ(三寸文目)

開花時期4〜5月頃

種小名sanguineaは、深い赤色を意味。

片仮名読みすると『サングイネア』。

花菖蒲や杜若が沼地や湿地で育つのに対して、アヤメは乾燥地で育ちます。

開花の時期は、アヤメ→杜若→花菖蒲の順番。

「あやめ祭り」といわれるものには、花菖蒲が使われることが多いそうです。




●クリスタータ

【英名】dwarf crested iris

【学名】Iris cristata

アヤメ科/アヤメ属/根茎性多年草

開花時期 3〜4月頃

15〜20センチほどの草丈が低い品種。

グラウンドカバーにも向きます。


●ダルマチアン

【英名】sweet iris/dalmation iris

【学名】Iris pallida

別名:パリダ

アヤメ科/アヤメ属/根茎性多年草

開花時期 4〜6月頃

種小名pallidaは、青白いを意味する。


●ダルマチアン班入り品種

【英名】variegated sweet iris/silver variegated sweet iris

【学名】Iris pallida 'Argentea Variegata'

アヤメ科/アヤメ属/根茎性多年草

葉に斑が入る品種。

変種名argentea variegataはラテン語で銀色が混ざった葉を意味。





●ハナショウブ(花菖蒲)

【英名】Japanese iris/Japanese water iris/water iris/sword leaved iris
【学名】Iris ensata=Iris kaempferi


ハナショウブ5月中旬





別名:ドンドバナ

アヤメ科/アヤメ属/根茎多年草

開花時期 6月頃

5月5日の節句、菖蒲湯に使う『しょうぶ』は、種類が異なる。
ショウブ科/ショウブ属Acorus calamusの菖蒲を入れます。

花菖蒲には沢山の品種があります。
沼地や湿地で育つ。


「あやめ祭り」といわれるものには、花菖蒲が使われることが多いそうです。







●カキツバタ(杜若/燕子花/書付花)

【英名】rabbit ear iris/Japanese water iris
【学名】Iris laevigata

アヤメ科/アヤメ属/根茎性多年草
開花時期 5月頃

葉は扇状に広がります。
おしべの先端が白いのが特長。
湿地を好み自生します。

杜若は品種が少ないです。
杜若は、沼地や湿地で育ちます。




アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分け方。

開花の時期順は、アヤメ→杜若→花菖蒲の順番。

花で見分ける。
アヤメには、網目模様。
カキツバタには、白い筋。
ハナショウブには、黄色い筋。

育つ環境で見分ける。
カキツバタ、ハナショウブは湿原で育つ。
アヤメは、乾燥地で育つ。


かきつばた


カキツバタ


カキツバタ花の中




●キショウブ(黄菖蒲)

【英名】paleyellow iris/yellow iris/yellow flag iris


【学名】Iris pseudacorus

キショウブ5月
別名:イエローアイリス

アヤメ科/アヤメ属/根茎性多年草

開花時期 5月頃

湿地を好み自生。
種名pseudacorusは、ショウブに似たを意味。



ジャーマンアイリス

【英名】bearded iris/German iris

【学名】Iris germanica



アヤメ科/アヤメ属/根茎多年草

植え付け時期 9月〜10月頃

開花の時期 4〜6月頃

別名:ドイツアヤメ(独逸菖蒲)

葉幅は広く、扇のように重なり横に拡大する。



ジャーマンアイリス写真



ジャーマンアイリスもダッチアイリスも同じアヤメ属。
ジャーマンアイリスは、根茎植物。
ダッチアイリスは、球根植物。

冬の寒さや乾燥にも強く、肥料もさほど必要としません。
アルカリ土壌を好みます。
植付け時には、石灰を用いて土を中和させ乾燥気味に管理。

連作障害のある品種もあるようです。
長くて3〜4年を目安に、植え替えが理想。



キュウコンアイリス(球根アイリス)

【英名】dutch iris

【学名】Iris hollandica


球根アイリス

アイリス



アヤメ科/アヤメ属/多年草

別名:ダッチアイリス/アイリス/オランダアヤメ(阿蘭陀菖蒲/和蘭文目)


球根を植える時期 9月〜11月頃

開花時期 2月〜6月頃

種小名hollandicaは、オランダを意味。

球根は秋に植え付ける。
酸性土を嫌うので、石灰をまいて中和させる。
球根に2センチほどの土をかぶせ、10〜15センチ隔で植える。

ダッチアイリスとジャーマンアイリスの違い

ダッチアイリスとジャーマンアイリスは、同属。

ドイツアヤメ(ジャーマンアイリス)は、根茎。

ダッチアイリスは、オランダで改良された球根植物。



シャガ(著莪/射干)

【英名】syaga/Japanese iris/fringed iris

【学名】Iris japonica

4月中旬
4月中旬

葉は、扇状に横に広がる。
アイリスジャポニカ・コチョウカ






アヤメ科/アヤメ属/根茎多年草

別名:アイリスジャポニカ/コチョウカ(胡蝶花)

開花時期 4〜5月頃

日本各地、山野の湿った場所に自生。

半日陰と湿り気のある土を好む。
繁殖力もあり寒さに強く育てやすい。

グランドカバーに植えられる。

葉は切り花のグリーン、お茶花としても親しまれる。

種が出来ないので、繁殖は株分け。

シャガの葉は、扇状に横に広がる。



イチハツ(鳶尾/子安草/一八/一初)

【英名】roof iris/Japanese roof iris

【学名】Iris tectorum

イチハツ
イチハツ


イチハツの花の中央部




イチハツの葉

アヤメ科/アヤメ属/根茎多年草

株分け適期 5〜6月頃

開花時期 4月頃

根茎性。

種小名tectorumは、ラテン語で屋根、屋根に生ずるを意味。

乾燥気味に管理。

葉の幅が広く、扇状に広がる。
茎は、太い。







チョウダイアイリス(長大アイリス)

【英名】tall iris

【学名】Iris ochroleuca

アヤメ科/アヤメ属/多年草

別名:オクラレルカ/オクロレウカ





チョウダイアイリス


葉先の写真

イリスと同属。

オクロレウカ/オクラレルカは、学名のカタカナ読み。

生け花のグリーンとして使われます。




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