このページはサイフォン式オーバーフローのページです。海水水槽を立ち上げるのにオーバーフロー水槽は高いんで出来るだけ安くしたいと思いネットで調べてこの方法にしました。2004年12月現在で約1年1ヶ月使用していますが特にトラブルは無く動いています。
外観
サイフォン式オーバーフローの外観。右側の水槽の中にあるパイプから吸水して太い塩ビパイプの中で水がオーバーフローして濾過槽へ行きます。
吸水管
吸水管。一番上にある穴まで水槽の水位が下がるとエアを吸い込んで吸水が止まります。万が一ポンプが止まったときでもこれで濾過槽から水があふれることはありません。
サイフォンパイプ
サイフォン式オーバーフローのサイフォン部。水槽の水がこのパイプの中をサイフォン効果で左のパイプの中へ移動します。エアチューブはサイフォンパイプのエア抜き用。ポンプにつながっていてエアが入っても勝手に排出されます。
オーバーフロー部
太いパイプの中。太いパイプの中に塩ビパイプ作った容器が入っていてそこでオーバーフローしてます。このオーバーフロー部の高さの調整が微妙です。
濾過槽
濾過槽上から。左の塩ビパイプの中を水が落ちてきて濾過槽の中を通って右のポンプから水槽へ。塩ビパイプの一番下はエルボーを付けて、ろ過材の中に半分ぐらい埋めています。濾過槽はテトラの45cmくらいの水槽。ろ過材は珊瑚砂の中粒と大粒、約12kg。
濾過槽
濾過槽横から。水は右から左へ。濾過槽の仕切りはアクリル板をシリコンボンドで貼り付けました。
ポンプ
濾過槽から水槽へ水を戻すポンプ。ポンプはrio800。能力は800L/時だが水槽まで高さがあるので実際どれぐらいの水が動いているかは? サイフォン部のエアチューブはここへつながっています。
エアレーションもここで。出来ればヒーターもここへ入れたかったが入りませんでした。
サイフォン式オーバーフローシステム図
普通のオーバーフロー水槽は、水槽底から水面ぎりぎりのところまでパイプを通し水面部からあふれた水がパイプの中に入って濾過槽へ行くようになっています。サイフォン式オーバーフローシステムは水槽とは別に容器を水面より下になるように設置し、そこへサイフォン効果を利用して水槽の水を移動させ容器からあふれ(オーバーフロー)させるシステムです。
 水槽外でオーバーフローさせるため水槽自体に加工は要らずに普通の水槽で出来るので安価に簡単に出来ます。

 動作は、初めに容器内へ水をいれサイフォンパイプのエア抜きチューブからサイフォンパイプ内の空気を吸い出すと後は勝手に動きます。
  • サイフォン効果で容器内へ水が移動する。
  • 水は水槽の水位が容器の高さと同じになるまで移動するが、容器は水槽の水面より下なので水は容器からあふれて下の濾過槽に落ちる。
  • 濾過槽からポンプで水槽へ水をくみ上げる。
  • 水槽内の水が増えるので容器へ移動する。
これを繰り返します。実際は連続して動いているので水位の変化は余りありません。

 容器の高さを調整することでサイフォン効果が変わるので濾過槽へ落ちる水の量が調整できます。これでポンプでくみ上げる水の量と、オーバーフローする水の量のバランスをとりましょう。
初めは調整は微妙ですが、いったん動き出すと後は勝手に動いてくれます。

注意点は、ポンプが止まった時、サイフォンが止まった時です。
同時に止まるのであれば問題ないですが、

ポンプだけが止まると濾過槽内に落ちてきた水がくみ上げられず容器の高さと水槽の水位が同じになるまで水が濾過槽へ落ちて濾過槽から水があふれます。
 そのため、吸水パイプに安全用の穴を開けてます。もしポンプが止まってどんどん濾過槽へ水が落ちていっても安全用の穴まで水位が下がった時点で安全用の穴から空気を吸い込みサイフォン止まるようになってます。
 また、ポンプが止まると排水ホースからも水がサイフォン効果でポンプへ逆流してきます。ですので、排水口も安全用の穴と同じ高さぐらいに設置しましょう。

サイフォンが止まった時は、濾過槽内の水がなくなるまでポンプでくみ上げられ水槽から水があふれます。
 そのため、水槽は満水にせず濾過槽の水が入ってもあふれないように水量を調整しましょう。

 また、サイフォンパイプは空気が入るとサイフォン効果が落ちて濾過槽へ落ちる水量が減少します。エア抜き用チューブをポンプへ繋いでおくことで少量の空気であれば勝手に排出されます。
60cm水槽であれば1万円でおつりが来るオーバーフロー水槽の完成です。