パイプの種類&小物について


パイプの種類

ここに記載した物以外にもガラス製や大型動物の骨を加工した物、石膏で出来た物など色々な物が有るようです。

ブライアパイプ(ビリアード)
英語でホワイトヒースと呼ばれる市中海沿岸に自生しているツツジ科の灌木が材料のパイプ。
とても堅い木で密度も高く、水に沈むほどです。
パイプに適しており、木目も美しく、磨けば光沢も出る上に、
手触りも良いので一般的かつ最も好まれる種類で、
パイプ愛好家には「パイプの王様」と呼ばれています。
価格帯は3,000円から2万円前後ですがあまり安い物は仕上げが粗雑な場合もあるので注意。
手入れが良ければ何十年にもわたって使い込める事を考えて5〜6千円以上の品を選びましょう。

また、カップ部分の内側にメシャムで作ったインナーカップのはめ込まれた物も有り、やや高価です。
ブライアパイプ(自作)
上記のパイプの自作キットを購入、加工した物。
大変堅い木なので金工用の鋸がないと加工が困難です。
一般的な市販パイプは表面をなめらかな光沢仕上げにする場合が多いのですがこれは夜飛の趣味で
さわり心地が良くなるように北海道の木彫りの熊のような荒っぽい仕上げで
ゴルフボール状に小さいくぼみが無数に有ります。
自作キットは2,000円から有りますが工具セットの付属した1万円の物も有ります
コーンパイプ
トウモロコシの芯を使った安価なパイプ。
柔らかい材質なので軽くて触り心地も良いが寿命は数年で使い捨ての感があります。
ブライアのパイプに比べ、水分を吸い込みやすく、
湿り気の多いブリティッシュスタイルのブレンドにも使えます。
吸った感じもマイルドに感じられ、少し甘い香りがします。
価格帯は1,000円以下というのがお得です。
メシャムパイプ
日本では海面石とも言われる鉱物を使ったパイプで長年使うとヤニが
美しい色合いに染み込んで行くと言われ、熱心なパイプ煙草ファンには
「パイプの女王」とも呼ばれる逸品です。
しかし、価格も女王に相応しく2万円以上というのが辛いところです。
(資料提供:日本たばこ産業株式会社)
キャラパッシュパイプ
南アフリカ原産のヒョウタン科の植物の実を利用した物でメシャム製の火皿が
ヒョウタンの中空の部分にはめ込まれた2重構造になっています。
映画やテレビシリーズ(制作:イギリスBBC)のシャーロック・ホームズが愛用しているのがこの種類です。
価格は1万円前後と言ったところです。
(資料提供:日本たばこ産業株式会社)
陶器製パイプ(クレイパイプ)
素焼きの焼き物で出来た物で安価ですが吸い口まで陶器製なのでくわえた時の感触はあまり良くありません。
しかし、あまり使い込まないうちから美しい色合いに変化してくるのでそれを楽しむことが出来るでしょう。
勿論、扱いが悪ければ割れてしまうのは当然で、吸っている間はボウル(煙草の葉が燃えるカップ状の部分)が
かなり熱くなるので注意が必要です。
なお、J.R.R.トルーキン著の一連のファンタジー本で登場するパイプの殆どはクレイパイプと思われ、
実際にこの安価なクレイパイプは地中海沿岸(ブライアパイプ発祥の地)に喫煙文化が広がる頃までは
イギリスにおける最も普及した種類なのです。
ちなみに写真の品は500円でした。

ところで本場イギリスでは吸い口部分に樹脂塗装を施し、唇への感触が良くなっている物が主流になっています。
カピート(パイプ風キセル)
東急ハンズ横浜店で見つけたちょっと変わったキセル。
煙草の葉が燃える火皿の部分がブライアで出来ています。
価格は1,300円でした。
キセルはパイプに比べ5分の1の量の葉も詰められない(ついでに言うと一般的な紙巻き煙草より少ない)ので
気軽な喫煙に向いていますが使っていても様になりにくいのでこんな物も有るのでしょうか?

パイプ煙草に必要な道具

無いと喫煙できない物や有ると便利な小物等です。
なお、ここでは紹介していませんがパイプの中を削るリーマーという道具も有りますが扱いが難しいそうです。

コンパニオン(ダンパー)
パイプ煙草に葉を詰めたり吸っている最中に灰を掻き出したり吸い終わってパイプを手入れする道具。
之がないとパイプ煙草は吸えないので必ず用意しましょう。
写真の品はパイプの中を削ったりするためのナイフやピックが付いていて1,500円でした。
モール
パイプを掃除するために必要な木綿糸と針金で出来たモール。
使い捨てで50本入り500円前後。

また、これにパイプのクリーニング液を付けてパイプの中を
掃除する事も出来ます。
(クリーニング液は燃料用アルコールでも代用可能です)
中敷き(フィルタとスクリーン)
必ず要るという物ではないが使うと吸ったときに誤って灰を吸い込んだりする事を防ぐことが出来る上に
煙草の味も良くなる小物。
左が石膏で出来たフィルタでボウルの底に入れて使い、数回の使用でヤニと水分を吸って粉々になるが
ボウルの底に水分が溜まってしまうことを防ぐことが出来ます。
右のスクリーンもボウルの底に敷く物で灰や煙草の葉を吸い込んだりすることを防ぐことが出来ます。
耐久性の面から言ったら後者が優れていますがフィルタの方が味が良くなります。

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